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キョン「また使徒か」 part8



287 名前: ◆UqSHFgvvQ2 [] 投稿日:2009/10/22(木) 15:24:39.57 ID:SQIYFwmmi
俺はというと、とんでもない悔しさと、奴らに対する憎悪とでもやもやしつつ、家路についた。
家が見えると、家の前に、誰かがいた。


キョン「そこにいんの誰だ?佐々木か?」

「……僕を女の子だと?すこし嬉しいねぇ」

キョン「……なんだ渚か」

そこに居たのは、渚カヲルだった。

カヲル「なんだとは失礼だなぁ。それと、な、ま、え」

キョン「ええい、顔を近づけるんじゃない。何の用だ」

カヲル「少し、話をね」


キョン「俺はおまえに話なんかないな」

カヲル「つれないなぁ。蹴ったの怒ってる?」

キョン「そんなに小さい男じゃない」

カヲル「ふふっ。そうかい。君たちの帰り道の話をしにね」

キョン「!?ほんとか!?」

カヲル「ああ。でも、長くて辛い道のりだ」

キョン「……教えてくれ」

カヲル「ふふっ。僕の名を囁きながらキスしてくれたら、考えようかな?」

キョン「帰る」

カヲル「あ、待て!こら!」


キョン「で、教えてくれんのか」

カヲル「いやだなぁ、冗談だよ、冗談。教えるともさ」

キョン「して、その方法とは」

カヲル「ぼくに勝ったら、教えてあげるよ」

キョン「帰る」

カヲル「あ、ごめん!ごめんって」


キョン「で?」

カヲル「つれないんだから…いいじゃないかキスくらい……」

キョン「よかぁない!」(佐々木にぶっとばされそうだからな)

カヲル「ふん!」


キョン「んで?」

カヲル「補完計画はしっているね?」

キョン「ああ」

カヲル「たぶん。わかんないけれど、あの時に、君たちの世界に戻れるんじゃないかな」

キョン「!?」

カヲル「補完後の世界は、とても不完全で、みなの心が入り混じる。この怖さを涼宮さんは知らないよね」

キョン「ああ、漫画にはないからな」

カヲル「けど、絶対に補完は起こるよ。ゼーレがいる限り」

キョン「だろうな」

カヲル「心が入り混じる。意味がわかるかい?」

キョン「?」


古泉「おや、僕達を差し置いて話し合いですか?」

長門「ひどい」

キョン「お前ら、俺があの時のことを忘れると思うなよ…」

古泉「だって長門さんが!」

長門「……ダウト。貴方が彼には見せないで反応を楽しみましょう。と言った」

古泉「!?長門さん!?」

キョン「ほほう」

古泉「いや、これは、別にそういう訳ではないのです。ええ」

キョン「どういうわけだ?ああ?」

カヲル「いいから話を進めようよ」


キョン「お前らダメ。くんな」

古泉「なんとっ!?」

長門「私は悪くない。彼が全て悪い」

古泉「なんですと!?」

キョン「よし、長門。お前はいいぞ」

長門「……」グッ!

古泉「なにをっ!?」

キョン「お前は」ニヤニヤ

長門「おあずけ」ニヤニヤ

古泉「あなたたち!!」


カヲル「さて、遠くにきたところで、話をしたいんだが……キョンくん。君の後ろの電柱に涙目の古泉くんが」

キョン「いい。ほっとけ」

キョン「あいつが」ニヤニヤ

長門「悪い」ニヤニヤ

カヲル「仲がいいね君たち」



古泉「覚えてろよ…いつかセカンドレイドぶちかましてや…もっふ!?」ガンッ!

キョン「やかましい!」

古泉「い、石を投げるのは反則ですよ!!」


カヲル「もういいかな?」

キョン「ああ」

カヲル「補完計画は、人人の心の足りない部分を、みんなで一つになることで補おう。って計画なのはわかるね?」

キョン「ああ」

カヲル「つまり、本心が剥き出しになるわけだ」

キョン「だな」

カヲル「けど、君達はこの世界の人間じゃない。なら、同じように補完できるのだろうか?と思ったんだ」

キョン「ほう?」

カヲル「ところで聞き耳立ててるみたいだけど、いいの?彼」

キョン「まかせろ」ぐっ

古泉「い、いしはやめてっ!」


カヲル「んでだよ。つまり、これは君達にとって大きな利点だ」

キョン「なんでだよ」

長門「うまく補完されない、ということは、本心のぶつけあいに、更になってほしいこと、をぶつけられるかもしれない」

カヲル「そ。つまり、涼宮さんに、心の底から君達の知り得ること全てを打ち明けて、君達のしたいこと、やりたいこと、どうしたいのか、ぶつけてみたら、あるいは」

長門「涼宮ハルヒが、世界の再々構成を行うかもしれない、と?」

カヲル「そういうことだね」

キョン「でも、あいつはこの世界のことを気にいってんだぞ?」

長門「その点はA801などでどうにか」

カヲル「A801?ネルフの法的敢然放棄?」

キョン「こっちの話だ」


カヲル「だって、この世界がその、漫画やアニメがベースの世界であるなら、急に現れた君達は、この世界の最初の人口と噛み合わない」

カヲル「故に、君達は、この世界においてのイレギュラー。なわけなんだよ」

キョン「なんかすげぇ納得」

長門「なるほど」

古泉「くっ…きこえないっ……」

カヲル「まぁ、無茶苦茶な理論だけど、十分にあり得ることだと思うよ」

長門「おそらく、かなり可能性は高い」

キョン「でもそれだと…」

長門「全使徒の撃破。及び、ロンギヌスの槍をどこか人間の手の届かないところへ放棄、など、条件派かなりある」

キョン「A801を発生させるなら必須条件だもんなそれ」

長門「……」こくん

カヲル「ほんと、君達怖いね。なんでもしってるんだ。僕なんかより」

キョン「そりゃまぁな」


キョン「けど、この世界を好きになりかけてる自分もいる」

キョン「だって、アニメの中に入る。なんてのは、男の子の夢だぞ。ロマンだぞ」

カヲル「そうなのかい?」

長門「女性においてもそれは同じ」

カヲル「ふぅん…」

キョン「けど、俺ぁやっぱり普通がいい」

カヲル「普通とは?」

キョン「んなもん、部室で、朝比奈さんがお茶を淹れてくれて、長門はもくもくと本を読んでで、俺と古泉が将棋でも打ってて、団長様はやかましい」

キョン「谷口は相変わらずバカで、国木田に諭されてて、鶴屋さんが笑ってて。
ハルヒがバカしでかして、古泉があわてて、長門が助けて、橘やらが出てきて、佐々木もいる。
なんやかんやあって、なんやかんやで解決して、また部室でのんびりする」

キョン「そんな日常がいい」

カヲル「……そうか」


カヲル「少し、残念だ」

キョン「あ?」

カヲル「僕はね。君達が好きなんだ」

キョン「…へ?」

長門「……////」

カヲル「だから、少し、寂しいな」

キョン「……」

カヲル「……ふふっ。冗談だよ。気にしないで」

カヲル「じゃ、話も終わったわけだし。僕は帰るよ。じゃあね。あ、そろそろ彼、構ってあげないと泣いちゃうよ?ふふっ」

キョン「忘れてた」

古泉「……あなたなんか大嫌いですよ…」



数日後
学校

キョン「しっかし、先は長いな」

古泉「ですね」

長門「でも、やるしかない」

ガララッ

みくる「遊びに来ましたよ~」

古泉「とはいえ、全使徒とは、先が思いやられます」

長門「先の戦闘で確定した。使徒は強くなっている」

キョン「だな」

みくる「ふぇ?ふぇ?なんの話ですか?」

長門「今回のことを考えても、使徒に対してまた対策が必要」

古泉「たしかに」

みくる「キョンくんたちなんの話をしてるんですか?」

シンジ「僕はわかんないな…なにいってるのかさっぱり」

みくる「ふぇええー」


アスカ「そういえば加持さんなにしてんのかしら」

シンジ「京都に出張。聞いてないの?」もぐもぐ

アスカ「聞いてないわね。よこしなさい焼きそばパン!」バッ

シンジ「あっ!ちょ!アスカ!」

アスカ「ん、おいふぃ」もふもふ


京都

加持「マルドゥック機関……ここもダミーか……」

加持「……まだまだ先は長いな…」


キョン「次はなんだろうな」

長門「わからない」

古泉「こればっかりはどうにもわかりませんねぇ」

カヲル「……すこし、面倒な子だよ」

古泉「え?」

キョン「どういうことだ」

カヲル「どうもこうも…うまくいえないな。あの子は」

カヲル「ただ、必要な鍵は君じゃない。シンジくんだよ」

キョン「?……ゼルエルか?」

カヲル「……ま、もうすぐで来るよ。気をつけてね。キョンくん」

カヲルがそういうと、けたたましく、サイレンが鳴った。

キョン「…ほんとにきやがった…!」


ミサト「なんなのこいつー…」

BLOOD TYPE-ORANGE

マヤ「MAGIは回答を保留しています」

ミサト「気持ち悪い外見ねぇ」

リツコ「油断はできないわ。確実に使徒だもの」

ミサト「ま、なんであれ、撃墜するしかないわねぇ」

ミサト「パイロットを召集して」



レイ「……こればっかりね」

レイ「召集よ。急いで」

キョン「結局なんなんだ?」

カヲル「……夜をつかさどる子だよ…」

古泉「!!……急ぎましょう。その使徒が強化されているなら、かなり危険です」

キョン「ああ?」


ネルフ本部
作戦会議室

ミサト「今回のターゲットはこいつよ」

カシャッ

キョン「!!」

古泉「わかりました?」

キョン「ああ」

マヤ「現れてから、一度も攻撃、及び、ジオフロントを目指そうともせず、ただそこに停滞しています」

ミサト「ようは正体不明の使徒よ」

ミサト「とりあえず、全機をある程度距離を取って配置して、威嚇射撃を試みます。先頭は…だれがいいかしらね」

アスカ「はいはーい」

ミサト「なに?アスカ」

キョン(この展開は!!)

古泉「まずいですね」


アスカ「やっぱりーシンジがいいとおもいまーす!最近やたら活躍してるしぃ、やっぱ、シンクロ率最高値、戦績優秀、男の中の男のシンジくんがやるべきでーす」

シンジ「な、なんでぼくなんだよ…」

アスカ「あっらぁー?びびっちゃってるのかしらぁー?あのシンジ様がぁ?」

シンジ「カチン……いいよ?やってやるよ!」

アスカ「むかっ……はっ!やってみなさいよ」

ハルヒ「お、落ち着きなさいよ」

アスカ「うっさいわね!変人は黙ってなさい!」

ハルヒ「なななっ、なんですってぇ!?」

キョン「ああ……ああ……」

古泉「フラグ立ちましたね。確実に」



ミサト「いいわね、最初は待機よ。他の子たちがちゃんと集まるまでね」

シンジ「わかってます」

アスカ「はっ!びーびってんじゃなーいのぉー?」

シンジ「はぁ!?」

アスカ「ま、最前線で頑張ることねぇー」

シンジ「…ああ、任せろよ!」

ミサト「ちょ、ちょっとあんたたち…」

シンジ「ミサトさん、戦いは、男の仕事ぉ!碇シンジ、でます!」

ミサト「……」

アスカ「イラッ……アスカ。でます」

キョン「あー…絶対まずい。あー…四号機、でます……」

ミサト「なんなのよ今日のみんなは…」


ミサト「初号機は配置についたわね」

ミサト「他は?」

青葉「進路に異常があったので、弐号機、参号機、四号機は、すこし遠い位置からですので、すこし遅れてしまうかと」

ミサト「そう……聞いたわねシンジくん。準備できるまで、待機よ」

シンジ「わかってますよ。ミサトさん」

ミサト「レイ、いいわね」

レイ「はい」


みんな、遅い……!
もう、撃てるのに…

いま撃てば、勝てる。
コアは見当たらないけど……
怯ませるくらいは…できるはず……

まだか…はやく…!


キョン「ええい、クソったれ!中途半端に原作通りとは面倒臭い!」

四号機を全速力で走らせる。
あと何分だろう。
わからんが…


シンジ「いける…いけるのに…」

まだか、まだか。

シンジ「……くっ…威嚇射撃だ!」

パンッパンパンッ!!

キョン「ああっ、くそっ!遅かったか!!」

四号機が着いたときにはもう、初号器の持つ拳銃から、弾が放たれていた


使徒は弾に当たる前に消え去った。
こりゃまずいって!

マヤ「あっ!パターン青!使徒です!」

ミサト「どこ!?」

マヤ「エヴァ初号機の足元です!使徒、範囲拡大!」

キョン「なんですとっ!?」

四号機の足元にまで、影は伸びていた。

キョン「うおうっ!?まてまてまてまて!流れからしておかしいだろ!!」ガシャッガシャッガシャッ

必死で動かすも、どんどんと使徒に飲み込まれて行く

シンジ「うわっ、なんだよこれ、え!なんだよ!た、たすけて!たすけてよ!ミサトさん!ミサトさん!ミサっ…ザーーーーー」

ミサト「シンジくん!!キョンくん!!」

アスカ「あんのバカども!」

ハルヒ「最悪ね!!」

レイ「っ!!」


アスカ「こんのおおおお!」

パンパンッパンパンッ!!

ひゅんと使徒は消え、また地面に大きな影が現れた。

ハルヒ「バカッ!見たでしょうに!うわっ!?こっちまで!?」

弐号機はビルによじ登った。
参号機は、来る直前に飛び上がり、だむんとビルの上に飛び乗って逃げる。

ハルヒ「な、なんだってのよ!キョン!ちょっと!返事なさい!」

アスカ「バカシンジ!こら!返事しなさいよ!おい!」

ミサト「……嘘でしょう……?」

古泉「……貴方まで飲み込まれてどうするんですか……!」

長門「……ど、どうしよう……」


コアもクソもなにも、レリエル戦はただ初号機が暴走するだけだぞ?原作は


ミサト「で?結局なんなの。こいつは」

リツコ「使徒よ」

ミサト「んなことわかってんのよ!」

リツコ「…恐らく、初号機と四号機はディラックの海に飲み込まれたのね」

ミサト「ギャリック?」

リツコ「王子の必殺技じゃないわ。ディラックよ。虚数空間」

ミサト「なるほど?」

リツコ「わかってないでしょう…ようは、異次元に飛ばされたのよ」

ミサト「…救出は?」

リツコ「まだわからないわね」


ネルフ本部
総司令執務室

リツコ「どうしたらいいでしょうか?」

ゲンドウ「……強制的にサルベージしろ。パイロットの生死は問わん。初号機が無事なら、それでいい」

リツコ「……了解しました。失礼します」

ゴファッ
ゴファン

冬月「いいのか?碇」

ゲンドウ「……」

冬月「……碇?」

ゲンドウ「シンジ……」ぽろぽろ

冬月「!?泣いとるのか!?」

ゲンドウ「シンジ……ぐすっ」

冬月「な、情けない…」


ミサト「司令は?」

リツコ「初号機の強制サルベージを行うわ」

ミサト「?なによそれ」

リツコ「現存するN2地雷全てを、使徒の本体に向けて撃ち込み、その後、浮かんで来るであろう初号機をサルベージ。四号機も回収できれば回収するわ」

ミサト「それ、パイロットの生死は!?」

リツコ「問わないそうよ」

ミサト「…!!あんた!なにいってるかわかってんの!?」

リツコ「重々わかってるわよ。初号機が無事なら、パイロットもなんとかなる」

パシンッ

ミサト「あんたね…!」

リツコ「……」


リツコ「もし、シンジくんが大人しく、生命維持モードにしていれば、72時間は持つわ。それ以降なら、構わないわね」

ミサト「……くっ」

リツコ「情じゃなく、理屈を覚えなさい。ミサト」

ミサト「っ!!」

パンっ!

リツコ「痛いわよ…」

ミサト「最低よ…あんた!」

ゴファッ
ゴファン

リツコ「……私だって……」


虚数空間内部

シンジ「生命維持モードにして、38時間か……もうすぐ……死んじゃうのかな……死にたく……ないな……」

シンジ「……お腹……へったな……」

シンジ「……カレーが食べたい…」


そのころ、
キョン

キョン「うおおおおおおおお!ありえねええええええ!出れるのか!?出れるのかこれ!!」じたばたじたばた

キョン「もう38時間だぞ」じたばたじたばた

キョン「腹が…へった…」

キョン「このままじゃ……死んじまう……」

キョン「どこぞの海賊みたく足くうか……」

キョン「じーっ……」

キョン「……できるかあ!!」ガタン!!


キョン「はぁ……」

キョン「なんとか維持モードで持っとるが……」

キョン「空腹だけは……かなわん……」

キョン「くっそ……」

キョン「シンジ!おい!シンジ!」

キョン「……通信も届かない……」

キョン「くそ……」

キョン「こいつはコアもない……」

キョン「暴走は……しない……」

キョン「くっそ……」

キョン「死にたく……ねぇな……」

キョン「……」こぽこぽ


ここは、どこだ。

キョン「お前のこころの中だ」

お前、なんで俺が?
しかもガキ。

キョン「さぁてな。なんでだろうな」

お前は誰だ。

キョン「俺はお前だ。何いってやがる」

俺は俺だ。
お前こそ何いってやがる。

キョン「バッカだな。俺ったってたくさんいる。ハルヒが見ているキョン。古泉が見ているキョン。長門が見ているキョン。ほかにもな」

キョン「それが、怖いんだろ?」


こわかねーな。
べつに。
他人にどう思われようが知ったことか。

キョン「……」

なんだよ。

キョン「あれ?」

あ?

キョン「いやいや、怖いだろ?」

怖くねーよ。
そりゃなんかやらかしたら、多少はびくつくがな。

キョン「……おかしい」

はぁ?


シンジ「……ねむい……お腹…減りすぎて寝れないや……」


キョン「お前は怖いはずだ」

怖くないね。
そんなまんビビってたら、人生つまらんだろ。

キョン「……なんでだ?」

はぁ?

キョン「……」

……。

キョン「あれ?」

なんなんだよ。

キョン「おっかしいな」

はぁ?


シンジ「……こぽっ……!?血、血の臭いだ!出して!!ここから、出してよ!!出して!出して!!」


シンジ「……死ぬ前に……食べたかったな。カレー……」

シンジ「……」こぽこぽ


なんなんだ?

キョン「いや、なんだ。その。すまんかった」

はい?

キョン「あーなんだ。その。間違えた」

キョン「ほんとは、違うんだよ。なんか。違う」

キョン「すまんかった。少しじっとしてろ」

あ、お、おい!待てよ!俺の心なんだろ!?

キョン「いや、なんだ。その。すまんかったな。じゃな」


ここは…どこだ?

シンジ「……やっと来たか」

え、なんで僕がいるんだ?
君は誰?

シンジ「僕は君だよ。僕は僕。碇シンジ」


僕は僕だ!
君じゃない。

シンジ「ばっかだなぁ。碇シンジといってもたくさんいるんだよ?綾波レイの中の碇シンジ。アスカの中の碇シンジ。葛城ミサト野中の碇シンジ。たくさんいる」

シンジ「君は、それが怖いんだ」

それは…怖いよ。
みんながどう思ってるか、怖いもの。

シンジ「やっぱり君か」

え?

シンジ「こっちの話」


シンジ「君はいつもそうやって逃げてる」

うるさい。

シンジ「この前だってそうだ。パーティーのとき。君は心を開きかけていた」

うるさい。

シンジ「でも、また閉ざした。心の扉を」

うるさいうるさい

シンジ「弱いよ。君は」

うるさい、うるさいうるさいうるさい

シンジ「また、誰も信用できなくなってる。このまま、初号器ごとみすてられるんじゃないかって」

シンジ「38時間も誰も助けてくれなかった。だからもうダメだ」

……

シンジ「諦める?」

……

シンジ「誰も信用できないまま」

……


シンジ「居場所も、ないまま」

…居場所なら、ある。

シンジ「え…?」

キョンがいる。古泉くんがいる。
朝比奈さん。アスカ。涼宮さん。
トウジ、ケンスケ、カヲルくん。
それに、綾波。

シンジ「……」

いくらでも、あるんだ。

シンジ「いつぞやより、成長したね」

え?

シンジ「こっちの話だ」


シンジ「さ、起きるといい」

え?

シンジ「おかあさんが、君を待ってる」

な、なに、母さん?

シンジ「起きろ」


シンジ「……う……なんだ。いまの」

シンジ「あんまり覚えてないけど…」

シンジ「なんか、凄い、優しかった」

シンジ「……」

シンジ「居場所……見つけたのに…」

シンジ「しにたく……ないな……」

ぼぅ……



シンジ「……かあさん…?」

ぽう……

シンジ「……」

ビカッ!

ミサト「なに!?」

マヤ「し、上空の使徒内部に、高エネルギー反応!!」

リツコ「なんですって!?」

ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

ミサト「しょ、初号機…?」

リツコ「私たちは、なんてものをコピーしたの……?」

使徒の球体を片腕のみで引き裂き、使徒の血に塗れた初号機が、四号機を担いで、そこに居た。

古泉「……なんと凄まじい……」

ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォ!!!


ネルフ本部
初号機、ケイジ

ミサト「蒸すわね。これ」

日向「しかたありませんよ」

そこには、シャワーリングで血を落としている途中の初号機がいた。

ミサト「シンジくんは?」

日向「栄養補給が最優先ですので、集中治療、及び点滴での栄養摂取でしょうね。命に別状はありません」

ミサト「キョンくんは?」

日向「同じく」

ミサト「そう…ならよかったわ」

ミサト「エヴァンゲリオン……なんなの?これは……」


日向「汎用人形決戦兵器、人造人間、エヴァンゲリオンですよ」

ミサト「そんなことじゃないわ。…電源もなく、動けるはずがないのに。生命維持モードがギリギリ稼動できる限界。そんな中で、あれよ」

日向「確かに、恐ろしいですね」

ミサト「……こんなもの……」

日向「とはいえ、エヴァがなければ、使徒には勝てませんし」

ミサト「こんな訳のわからないもの使い続けて」

ミサト「いつか、しっぺ返しくらうわよ……」


俺はというと、

キョン「知らない…天井だ……」

キョン「……」

キョン「くっはぁーー!いってみたかったんだよなぁー!」

ゴファッ
ゴファン

キョン「……」

古泉「……」

長門「……」

キョン「聞いてた?」

長門、古泉「」ニヤニヤ


古泉「いやいや、ほんとに素晴らしい戦いっぷりで」ニヤニヤ

長門「じたばたともがく姿は格好よかった」ニヤニヤ

キョン「お前ら!俺がどんだけ……うおっ!?」

古泉が、俺に、
抱きついて来た。

古泉「本当……心配……しましたよ」

キョン「ちょ、おい!なくな!つか、離れろっ!長門、おい!背中に乗るんじゃない!」

古泉「生きてて、よかったぁ…」ほろ

長門「ほんと……そう……」ぼろぼろ

キョン「おまえらな……」


キョン「落ち着いたか?」

古泉「ええ……ぐすん」

長門「なんとか……ひくっ」

キョン「なんだ、いつものニヤニヤはなしか?」

古泉「……」にやぁ

長門「……」にやぁ

キョン「こわいこわいこわいこわい!!」


キョン「ところでだな。報告がある」

古泉「なんです?」

キョン「使徒に、精神攻撃をされた」

古泉「?精神攻撃をしかけてくるのは、アラエルとアルミサエルだけのはずですが?」

キョン「いや、なんか、間違えられたんだよ」

古泉「はぁ?」

キョン「いや、なんか、間違えた。すまんって」

古泉「なにその使徒。かわいい」

長門「そう?」


古泉「それが今回)の使徒の進化なんですかね?」

キョン「地味だな」

古泉「ですね」

キョン「まっ、シンジも俺も無事だったし。なによりだわ」

長門「貴方の方が大事」

キョン「だからだきつくな!!」


ネルフ本部
総司令執務室

加持「いやはや、大変なクルーズでしたよ」

ゲンドウ「御託はいい。結果を言え」

加持「ふふっ。わかりました」


ガタン

加持「持ち運びがラクで助かりましたよ」

パチッパチッ

加持「硬化ベークライトで固めてありますが」

ガコン

加持「生きてます」

ふしゅうぅ…

加持「第一使徒。アダムです」

ゲンドウ「よくやった。ご苦労」

加持「いえいえ、自分の仕事をしたまでですよ」


加持「それでは、失礼します」

ゴファッ
ゴファン

ゲンドウ「冬月」

冬月「なんだ」

ゲンドウ「第一使徒ってこれ?」ぷらん

冬月「なっ!?大事に扱え馬鹿者!それだそれ!」

ゲンドウ「きもちわりーんだけど」

冬月「阿呆!」

ゲンドウ「これ食うの?」

冬月「ああ」

ゲンドウ「うげえ」

冬月「おい!」


part9に続く
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