インプラントの意味と費用について。第三の歯としてのインプラントに関する情報を掲載しています。

スポンサーサイト



上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

キョン「また使徒か」 part4



511 名前: ◆UqSHFgvvQ2 [] 投稿日:2009/10/20(火) 14:21:13.61 ID:v1gHvfRMi
次の日

青葉「あれ?タンパク壁のシミ。処理したの?」

日向「え、あ!すっかり忘れてた」

青葉「ちょ、あれ浸食だぞ!急げ!」

日向「あ、ああ!」カタカタカタ

カシュッ

青葉「こ、これって…」

日向「!!」

彼等が見たモニター上には、いつもの文字が浮かんでいた。
PATTERN BLUE


ミサト「どうしたの!?」

日向「はい、昨日連絡したタンパク壁のシミですが、あれは粒子レベルの極小サイズの使徒だったようです」

マヤ「波形パターン青。MAGIの判断も使徒で一致しました」

ミサト「侵入を許すなんてぇー!あたしのせいもあるけど…!」

リツコ「何枚始末書書くのかしらね…」

ミサト「…まぁいいわ。現在状況は?」

青葉「今は停止しています。理由は不明」

ミサト「…至急、パイロット全員と、バックアップを学校から呼び寄せて!」

日向「はい!」


そのころ、学校

キョン「おい、佐々木」

佐々木「……」むすっ

キョン「おいって」

佐々木「なんだい。眠いんだよ。構わないでくれ」

キョン「そういわずにだなぁ…」

レイ「……」ちょんちょん

キョン「お?あ、綾波?」

レイ「緊急召集。使徒よ」

キョン「!?」

ハルヒ、アスカ「待ってました!」ガタッ

シンジ「どこでなの?」

レイ「本部」

全員「…はぁ!?」


ミサト「きたわね」

アスカ「ちょっと!本部に侵入許すなんて!どういうこと!?」

ミサト「えっと…ちょっちね」

リツコ「……呆れた」

シンジ「使徒はどこです!?」

ミサト「日向くん、おねがい」

日向「はい」

カシュッ

ハルヒ「ただのシミじゃない」


ミサト「ところがどっこい。パターン青。使徒そのものよ」

アスカ「これがあ!?」

ハルヒ「こんなもん、エヴァで削って踏んずけて擦り潰して唾はいたら終わりじゃない」

ミサト「そうはいかないのよ」

日向「いまは、停止していますが、少し前までタンパク質と酸素を取り込んで、急激な速度で浸食拡大をしていました」

青葉「ですが、それをなんとか我々が察知できたので、タンパク壁付近の酸素を無くすことで、進行を止めています」


キョン(おい古泉)

古泉(ええ、これはおかしいですね。タンパク壁侵入ということは、恐らくイロウル。ですが、イロウルの初期の弱点はオゾン、O3のはず)

長門(なのに、今回、どうやら積極的にOを摂取していた模様。つまり、O3以外に弱点がある。これは原作ではありえない)

古泉(ですよねぇ)

ミサト「こらそこ!なにしゃべってんの!」

古泉「ふ、は、はい!」

キョン「すいません!」

長門「ご、ごめんなさい」


ピーッ

青葉「!!使徒、行動再開!タンパク壁から、プリブノウボックスに向かい侵攻中!」

ミサト「なんですって!?」

アスカ「どうすんのよ!」

長門「……侵攻進路上のタンパク壁に、プロテアーゼを注入してほしい」

ミサト「…プロテアーゼ?」

長門「現在、使徒はタンパク壁を侵攻中。その際、貴方たちの話を聞く限りではタンパク質と、酸素を取り込んで侵攻を行っていたと。しかし、現在は酸素無しにも関わらず侵攻している。これは使徒側としても辛い筈」

長門「使徒としては、なんとしても侵攻したい。故に、取り込むものを変えた。その対象がおそらく、タンパク質。タンパク質を取り込みながら、さらには増殖。侵攻をしていると考える」

リツコ「なるほど…」

長門「それに対し、どうすべきか、を、考えた結果、プロテアーゼをタンパク壁に注入することを推す。ナノマシンほどの大きさしかないのに、タンパク質のみを取り込んでいるのなら、多少なり効果は見られると思われる」

ミサト「プロテアーゼって?」

リツコ「タンパク質分解酵素よ」

ミサト「それってどうすりゃいいのよ」

長門「要は、パイナップルのエキスをタンパク壁に混ぜこむ」


長門「本当ならば、プロテアーゼその物を培養したものを用意したいところではある。しかし、プリブノウボックスまで侵攻完了するのに恐らくさして時間がかかる物ではない」

長門「もっとも早く、もっとも確実に可能性を求めるのであれば、プロテアーゼを多く含む物のエキス、もしくはそれに準ずる何かを注入してみてほしい」

リツコ「あながち、…いえ、ありえるかもしれないわね」

ミサト「パイナップルで?マジぃ?」

リツコ「ええ、大きさはナノマシンほどしかないのにタンパク質を取り込んでるのよ?ならば、体内のタンパク質、ないし、使徒そのものを止められるかもしれないわ」

長門「そう。プロテアーゼをいますぐ用意しろとは言わない。とにかく、パイナップル。もしくは、パパイヤ」

キョン「な、なんか締まらないな」




ミサト「司令。よろしいですか?」

ゲンドウ「……構わん。パイナップルのエキスをいますぐ用意。その作戦を許可する」

ミサト「ありがとうございます」

冬月「しかし、パインアップルか」

ゲンドウ「話の半分もわからなかった」

冬月「!?お前、本気でいっているのか!?色々教えてやったろうに!」

ゲンドウ「……昔のことは、置いてきた。私にはもう、必要ないものだからな」

冬月「…おまえ……」

キョン「おい、あそこどうにかしなくていいのか」ひそひそ

古泉「随分キャラがちがいますね…」ひそひそ


青葉「ぱ、パイナップルのエキス、注入準備完了」

日向「ポイントまで使徒、あと47で到達」

ミサト「了解、注入、開始!」

ミサトさんの掛け声のあと、タンパク壁にデカい注射器の長い注射針がずぶりとつきささり、中に入っている黄色いエキスがはいってゆく。

古泉「なんか、シュールですね」

キョン「いうな」

日向「注入、完了」

青葉「使徒、残り13で到達」

日向「カウント開始。10.9.8.7.6.5.4.3.2.1」



日向「0」

----タンパク壁
ボコッ
キュウウウウン

青葉「あ、侵攻!停止しました!」

マヤ「さらに、増殖もストップ!寧ろ、数が減っています!」

ミサト「ほんとに!?」

リツコ「すごい…」

長門「……照れる」

冬月「勝ったな」

ゲンドウ「ああ」


長門(まだ……終わりじゃない)

キョン「まだ、だよな」ひそひそ

古泉「ええ」ひそひそ

アスカ「なーんだ。つっまんないの。あたしら出番無しじゃないのー」

ハルヒ「そうね。まったく、人騒がせな使徒ね」

キョン「使徒なんだからそりゃあ人騒がせだろうに」

ハルヒ「うるっさいわね!」

ミサト「そのまま次のプロテアーゼも注入!注入を続けて使徒を殲滅!」

日向、青葉、マヤ「了解」


次いで、第2射が射ち込まれた。
ずぶりと針がはいり、エキスがどんどん入ってゆく。

青葉「終わりか」

日向「だろうなぁ…」



しかし、画面に映った使徒の大まかな位置の画像を見ると、少しずつ、使徒が増えていた。

キョン「ミサトさん!あれをみてください!」

古泉「使徒が、増えていますよ!」

ミサト「なんですって!?」


キョン「なんでだ!パイナップルをうちこんだのに!(棒)」

古泉「ええ、ありえません…まさか、これは進化!?(棒)」

リツコ「…進化…!?そうか、この使徒、異常な速度で進化をしているんだわ!」

リツコ「これならなにをしても無駄…どうすれば…」

青葉「使徒!プリブノウボックスに侵入!模擬体に侵入しています!」


リツコ「なんですって!?」

青葉「模擬体からシグマユニットを汚染しています!こんなバカな!」

リツコ「知恵を身につけたというの……?」

キョン「パイナップルすげぇ」



長門「このまま放置すれば、使徒は物理的なだけでなく、情報的にも---」

青葉「!?あ、保安部からの不正アクセス!?ほ、保安部のメインバンクから、MAGIがハッキングされています!」

リツコ「なんですって!?」

キョン「なんてこった!MAGIがやられちまったら!(棒)」

古泉「ええ、大変なことになりますよ…!(棒)」

ハルヒ「どーすんのよっ!?」

アスカ「このまんまじゃまずいじゃない!」

長門「……」




長門「私に、任せてほしい」


リツコ「え?」

キョン「おい!長門、ちょ、まて、」ひそひそっ!

古泉「なにを考えているんですか」ひそひそっ!

長門「もし、この使徒が周りの環境に適応して進化し続ける物なのだとしたら、これは、むしろ好機。進化の行き着く先は?赤木博士」

リツコ「し、死。かしら」

長門「そう。つまり、こちらから、進化を促す、促進剤のような物を本体に投与したら?」

リツコ「!!死をも促せる!」

長門「そう、しかし、恐らくだけど、今回の使徒は、進化促進プログラムを作り出し、それを撃ち込むという流れの中、進化促進プログラムを作り出すという大きなタイムロスは致命的。だから」

長門「私は、使徒を食い止める。そのうちに、貴方は進化促進プログラム、そう、云うなれば自壊プログラムの作成をお願いしたい」


リツコ「使徒を食い止める!?ありえないわ!使徒の演算能力を見たでしょう!?」

長門「本部の全コンピュータの使用限限を私に一時的に一任してほしい。私の演算能力ならば、微かながら、使徒を上回れる」

リツコ「私の演算能力って貴方ね!」

長門「信じて」

リツコ「…!」

リツコ「……司令」

ゲンドウ「…彼女に、本部の全コンピュータの使用限限を一任。赤木博士は自壊プログラムの作成。構わん。許可しよう」

リツコ「……。わかりました。では、長門さん。お願いします」

長門「任せて」


し、使用権限ですごめんなさい

青葉「!使徒がバルタザールをハック!本部自爆を提訴しています!…バルタザールの提訴!カスパーとメルキオールにて否決!」

ミサト「自爆…ですって?」

リツコ「有希。任せたわよ。急いでね」

長門「……」こくん

キョン「そんな無茶なことできんのか」

長門「可能。今回の場合仕方がなかった。画面の使徒の浸食スピードと、原作アニメの浸食スピードとを計算して見た。
しかし、浸食スピードも、進化能力も、原作のそれよりも約2.7倍早い。このことから、原作のやりかたでは間に合わない」

キョン「なるほど」

アスカ(有希ってすごいのね…)ひそひそ

ハルヒ(あたしの団員だもの!)ひそひそ

シンジ「……全然わかんないや」



古泉「しかし、使用権限云々はともかく、どうやって?」

長門「全コンピュータのCPU、及び演算装置をリンク。一時的にほぼ全てのシステムを使徒を食い止めるためにベクトル変換する」カタカタカタカタカタカタカタ

キョン「?意味がわからん」

古泉「ようは、八方美人プレイをしていたのを、メインヒロインにしぼって攻略するってことですよ」

キョン「すげぇわかった。ありがとう」

古泉「いえいえ」

長門「全コンピュータリンク完了。伊吹マヤさん、手伝って貰える?」

マヤ「あ、はい、任せて!」

青葉「……」

日向「……」



リツコ(……)カタカタ…

リツコ(母さん……急がなきゃ)カタ…カタカタ

キョン「いまの状況はどんな感じなんだ?」

長門「MAGIへの侵入率をパーセンテージで表すならば、53.68。本来ならば防壁に阻まれる筈。しかし、それは発生していないことから、防壁を潜り抜けていることがわかる。しかし、MAGIには最終防壁として仮称、防壁00から防壁108までがある」カタカタカタカタカタカタカタ

キョン「ほう」

長門「しかし、そのうちの59が浸食された。防壁への浸食スピードは7秒間に一枚。よって、防壁00から66までは破棄。その後、防壁プログラムの残りを繋ぎ合わせて強力な壁を作り出す」カタカタカタカタカタカタカタ

喋りながらもカタカタとキーボードを打つ長門。
一つ押すたびに司令室のモニターにウィンドウが飛び出しては消え、文字列が並び、ポップアップがでては消える。

キョン「ぜんっぜんわかんねーな」

シンジ「僕もだよ……」

アスカ(すごいってことしかわっかんないわ)

みくる「……」うとうと

ゲンドウ「……」うと…

冬月「碇!」

ゲンドウ「…!」びくっ


青葉「くっ、ダメだ有希ちゃん!メルキオールがもう!」

長門(あとすこし…)カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ

長門「いける」カタンッ!

MAGIの意思を表示した画面に広がる、使徒を示す赤い部分が、ぴたりと止まった。

キョン「おお!」

長門もどうやら疲れているようで、頬に汗がついている。

キョン「だ、だいじょうぶか」

長門「問題ない。しかし、油断はできない。このプロテクトが持つのはおそらく、約2分ほど」

古泉「短い…ですね」

長門「出来合いのもので作った粗だらけの壁に、そんなに防御力があるとでも?」

古泉「す、すいません」

ハルヒ「つまりどういうこと?」ひそひそ

アスカ「あ、あたしにきかないでよ!」ひそひそ


ゲンドウ「つまり、どういうこと?」ひそひそ

冬月「わ、私に聞くんじゃない」ひそひそ

長門「続いて、使徒に大して逆ハッキングを行う。これは自壊プログラムを撃ち込む時のハッキングとは別の方法でハッキングする。これは、進化されると面倒なため。
こちらに侵入してくる回路に接続するのではなく、使徒の裏をかく。使徒はこちらへの侵入のために、前面にプログラムを展開している。つまり後ろは手薄」カタカタカタカタカタ

長門「いうなれば、バックハック」カタンッ

キョン「つまり?」

古泉「前からだとガードが硬いんで、いきなり後ろから襲う、ということですね」

キョン「ああ、なるほど。わかった」

長門「伊吹マヤニ尉。手伝いをお願いしたい」

マヤ「任せて!」



リツコ(もう少し…、もう少しこらえて頂戴、有希…!)

リツコ「あとは、こことここ…」

日向「!防壁突破!使徒、行動再開!メルキオール浸食完了まで、残り23!」

シンジ「まだできないの!?」

長門「もう少し…」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ

マヤ「回線、使徒を目標にセット。いけます」カタカタカタカタカタ

長門「侵攻、開始」カタン




メルキオールに残っていたのはすでに猫のひたいほどの面積のみ。
しかし、ギリギリのところで、長門が押し勝った。

青葉「使徒……一時停止……」

キョン「あぶ……あっぶねぇー!」

長門「油断は禁物。あとは、赤木博士次第。この手段も、あまり持たない」

古泉「……赤木さんに託されましたね」



リツコ「あと、は…」カタカタカタカタカタ

リツコ「これ、だけ」カタカタカタ

リツコ「……」カタカタ

リツコ「できた!」カタン!


青葉「あ、ダメです!もう持ちません!」

日向「ダメだ!使徒、侵攻再開!メルキオール、完全制圧されました!」

ミサト「はやく……リツコ!」

リツコ「待たせたわね」

ミサト「リツコ!」

シンジ「リツコさん!」

キョン「おおおっ!」

青葉「急いで!カスパーが制圧されるまで、あと16!」

アスカ「は、はやく!」

ハルヒ「急いで!」


キョン「リツコさん!」

リツコ「はいはい」

日向「カスパーが!ああ!残り、5.4!」





長門「大丈夫」





青葉「3.2!」



リツコ「ええ、あと、1秒近く、余裕があるもの」



日向「1!!!」


カタンッ


ピッピッと最後の緑色の部分が赤になりかけるところで、赤と緑で点滅したまま、止まっていた。
時間が止まったかと思うような感じだったね。
その後、すぐ、緑色の部分がいっきにMAGIの画面に広がった。

MAGI「自律自爆が、否決されました。否決。否決。否決」

キョン「や…」

シンジ「…うわ…」

古泉「勝ったぁああああああ!」

キョン「よっしゃああああ!」

アスカ「は、はは…勝てた…の?」へた

ハルヒ「みたいね…」へたっ

リツコ「……ふぅ……」

ミサト「よくやったわよ。あんたは。お疲れ。有希もね」

長門「……ん」


その後---

静まり返る司令室で、誰かいるわけでもなく、MAGIの本体がせりでていた。
MAGIの中には、赤木リツコがいた。

リツコ「…母さん……」

リツコ「最後まで残ったのは、カスパーか」

リツコ「カスパーは母さんの女である自分」

リツコ「母さんは……最後まで女であることを守ったのね……」

そっと、赤木ナオコの脳がある場所に、リツコが手を当てる。

リツコ「…母さん…」


part5につづく
コメント
コメントの投稿
【Font & Icon】
管理者にだけ表示を許可する
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。