インプラントの意味と費用について。第三の歯としてのインプラントに関する情報を掲載しています。

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キョン「また使徒か」 part9



580 名前: ◆UqSHFgvvQ2 [] 投稿日:2009/10/23(金) 14:03:05.36 ID:ot/MpSuSi

ミサト「で?詳細は?」

カシャッ

マヤ「これが映像ですが……完全に、消滅……としか言えませんね……」

ミサト「で?それでうちんとこに仮設五号機よこそうっての?」

日向「らしいですね」

ミサト「ほんっとわけわかんないわ。おまえらだけずるいってアメリカが勝手に作ったやつでしょ?」

マヤ「そうですね…」


ミサト「で、搬入は?」

青葉「既にこちらへ向かっています。試験は2日後」

ミサト「随分急くのねぇ…パイロットだっていないじゃない」

マヤ「数時間後に、マルドゥック機関から資料が届きます」

ミサト「…どうしてそんな……ありえないわ」

マヤ「文句言えませんよ」

青葉「上は勝手だからなぁ」

ミサト「……」


ゴウンゴウンゴウン…

「こちら、4400。前方に、巨大な積乱雲確認」

「問題ない。進め」

「了解」

ゴウンゴウンゴウン…

そのころ
学校


キョン「あー…つかれたなぁ…」

シンジ「いろいろとね……」

シンジ「でもぼくは…よかったかな」

キョン「あ?なんでだ」

シンジ「……へへっ。内緒」

キョン「そうかい」



ネルフ本部
ミサト、仕事部屋

ミサト「なん……なのこれ」

ぺらっ

ミサト「……ありえない……」

ミサト「どうしてこのこなの…?」


キョン「あー…かたがいてーよ」

シンジ「そりゃ座りっぱなしだったしね」

古泉「いやいや、しかし素晴らしかったですね。長門さん」ニヤニヤ

長門「今回は彼をからかわない」

長門「本気で生きててよかったと思っているから。貴方は不謹慎」

古泉「!?長門さん!?」

キョン「おやおや、かっこわるいですねぇ?」ニヤニヤ

長門「ダサい」ニヤニヤ

古泉「なんですと!?」


おじいちゃん先生「おい、佐々木はいるかぇ」

佐々木「はい?」

おじいちゃん先生「ちょっとこちらへ来なさい」

佐々木「あ、はい」

キョン「なにかあったんですか?」

おじいちゃん先生「お前は気にせず勉強せい」

キョン「はぁ…」

おじいちゃん先生「ほれ、きなさい」

佐々木「は、はい」

キョン「今日の腕章は大老成就だったな」

シンジ「長生きしたいんだよきっと」


佐々木(?職員室?)

ガララッ

リツコ「こんにちわ。佐々木さん」

佐々木「はっ!?あ、リツコさん!?」

リツコ「ふふっ。覚えていてくれたのね」

佐々木「そりゃもう!」

リツコ「それはよかったわ」

リツコ「で、今回はお話があるのよ」

佐々木「え?」

リツコ「あなたに、エヴァンゲリオン仮設五号機の、パイロットをやって欲しいの」

佐々木「……え」





キョン「お、おかえり佐々木」

佐々木「う、うん」

キョン「なんの話だったんだ?」

佐々木「えっ……あー。あれだ。成績のことで少しね。最近緩んどるって怒られてしまったよ」

キョン「俺からみたら随分頭いいけどな。お前は」

キョン「ところで佐々木」

キョン「俺の横で腰を人の顔に当てて顔赤らめてるバカを止めちゃあくれないか」

カヲル「ああっ!キョンくん!」

キョン「やめい!!!」


キョン「……佐々木?」

佐々木「ふぇっ!?」

キョン「どうした」

佐々木「…いや、なんでもないよ」

キョン「そうか」

カヲル「あああっ!エクスタシーを感じそうだよ!キョンくん!」

キョン「ああっ!うっとい!馬糞になれ!」



ネルフ本部

ミサト「それで?どうだったの?」

リツコ「少し悩んでいたけど、快くOKしてくれたわ」

ミサト「ほんとに?なんかしたんじゃないでしょうね」


リツコ「べつに?ただ、貴方なら彼の力になれるわよ。と言ったけど」

ミサト「…あんた、最低よ」

リツコ「親友にそこまでいうかしら。普通」

ミサト「いうわよ!みんなの友達なのよ!?さらに巻き込むつもり!?」

リツコ「大丈夫よ。ゆっくり慣らせば。起動実験だけなんだし。最初は。ダメなら別の子をマルドゥックが探すわよ」

ミサト「……子供達ばかり……どうして……」

リツコ「……」


学校
放課後

佐々木「……キョン」

キョン「ん?」

佐々木「ちょっと、付き合ってくれるかい?」

キョン「ああ、構わんが、どこにだ?」

佐々木「……家……でいい」

キョン「!?」

佐々木「だめかい?」

キョン「い、いや、そんなわけじゃない!そんなつもりじゃあない!いや、その、なんだ!うん。一向に構わん!!」

佐々木「そ、そうか」


帰り道

佐々木「……ねぇ、キョン」

キョン(しかし、若い男女が家でなにをするんだろうか)

佐々木「エヴァンゲリオンのなかって、どんな感じ?」

キョン(いやあやいやいや!それはなかろう!佐々木にかぎって!)

佐々木「……そんな険しい顔をして……言いたくないのか。そんなに辛いのかい?」

キョン(いや、しかし、それはそれで俺は構わんのだが…ってうわああ!なにを考えとるんだ!?)

佐々木「……キョン?」

キョン「ふぉうっ!?なんでもないぞ!?」

佐々木「聞いてた?」

キョン「へ?」

佐々木「……はぁ」


佐々木「エヴァの中って、どんなん?」

キョン「ん?あーそうだなてなんか、落ち着くとこだな」

佐々木「落ち着く?」

キョン「そうだ。なんというか、その。うむ。お袋に抱っこされていたときを思い出すような…」

佐々木「……マザコンなのか?」

キョン「!?断じて違う!」

佐々木「あ、ついたよ。さ。入って」

キョン「あ、おう。邪魔する」


佐々木「なに食べたい?」

キョン「え……そうだな……カレーとか」

佐々木「う……いきなりだな。ルーあるかなぁ」

キョン「あ、無理そうなら別に…」

佐々木「あ、あるから平気だよ。作れる」

キョン「そうか…」

キョン「そういや、お袋さん、居ないのか?」

佐々木「居ないみたいだね。こっちの世界では」

キョン「ほう」

佐々木「やっぱり…コアなのかな…」ぼそっ

キョン「あ?」

佐々木「いやっ!?なんでもない!」

キョン「そうか」


佐々木「…どう?」

キョン「ん、美味いよこれ」

佐々木「そっか」

キョン「で?カレーの感想聞きたくて俺を読んだ訳じゃなかろう。なんか訳有りのようだしな。どうしたんだ?」

佐々木「……」

キョン「?」

佐々木「怒らないかい?」

キョン「あ?ああ」

佐々木「……エヴァンゲリオン……仮設五号機の……パイロットになれって…リツコさんに言われた」

キョン「!?」


キョン(どういうことだ?なんで、佐々木が?)

キョン(この状況で途中追加って……まさか……!)

キョン「断ったか!?」

佐々木「……」

キョン「おい!」

佐々木「僕は……キョンの力になりたいんだ」

キョン「はぁっ!?」

佐々木「だから!パイロットになることを決めた!」

キョン「…っ!お前、どうなるかわからんわけじゃなかろう!」

佐々木「でも!僕は、チャンスがあるなら、キョンの力になりたいんだよ!」

キョン「くっ…!阿呆!死ぬかもしれないんだぞ!」

佐々木「……!」びくっ


佐々木「そんなの…わかってる」

キョン「なら!」

佐々木「でも、アニメでは…死なない」

キョン「!?」

佐々木「キョンもいる」

キョン「はぁ?」

佐々木「君なら、助けてくれる」

キョン「……」

佐々木「ほんとは…怖いよ。すごくね」

佐々木「でも……」


佐々木「君の力になれるかもしれないなら……」

佐々木「僕はこの目の前に垂らされた糸にしがみつく」

佐々木「もし糸が切れても」

佐々木「君なら、助けてくれるだろう?」

キョン「……」

佐々木「……ごめんね」

キョン「引っ張りあげてやるさ」

佐々木「え?」

キョン「お前が、落ちたら。引っ張りあげてやる。手が届かなくても、奈落にお前が落ちても。俺が掬い上げる」

キョン「お前の力があるなら、俺は助かるしな」

佐々木「……キョン」

キョン「任せとけ」

佐々木「……くっくっくっ…!任せたよ、キョン」ぐすっ

キョン「おう」


その後、俺は佐々木の家を出た。
任せろ。佐々木。
お前は、俺が助けてやる。



2日後

ミサト「あとのこと、よろしくね。シンちゃん」

シンジ「……」ぽろっ

ミサト「…なんでパン落とすのよ」

シンジ「ミサトさんが…まともに制服着てるから……」

ミサト「あはは!そうね、珍しいもんね」

シンジ「そうですよ。出張ですか?」

ミサト「ええ、ちょっち、松代にね」

シンジ「ふぅん?行ってらっしゃい。ミサトさん」

ミサト「いってくるわ」


松代
実験基地

佐々木(初めての…起動実験)きゅっ

佐々木(なにも、起きなければいいけど)ぎゅっぎゅっ

佐々木(迷惑、かけたくないし)ぎゅっぎゅっ

佐々木(なんとか、なるといいな)ぎゅっ

佐々木「…行くか」プシュー


ミサト「準備はいいかしら。佐々木さん」

佐々木「はい」

ミサト「じゃ、始めるわよ」

「起動実験、開始!」


「第一アポトーシス。異常なし」

「第二、異常なし」

ミサト「うまく行くといいんだけど…」

「主電源、問題無し」

「各部、冷却システム。順調に進行」

「左腕圧着ロック、固定終了」

「了解。Bチームに移ります」

「エヴァ初号機とのリンク、問題ありません」

リツコ「これなら、即実戦も可能ね」

ミサト「そう、よかったわねぇ」

リツコ「きのない返事ね…あなたの直属部隊に配属されるのよ?」

ミサト「エヴァを6機も独占…ね。その気になれば、世界を滅ぼせるわね」



「エントリープラグ、固定完了。第一次、接続開始」

「パルス送信。グラフ、正常値。リスト、イチサンゴーマルまでクリア。初期コンタクト、問題ありません」

リツコ「了解、作業をフェイズ2へ移行」

ミサト「大丈夫なんでしょうね」

リツコ「……」

「オールナーブリンク。問題無し。リスト、ニーゴーゴーマルまでクリア。ハーモニクス、全て正常位置」

「絶対境界線、突破します」



佐々木「…うっ!?」

ビーッビーッビーッビーッビーッ!

バキッバキッバキバキッ!

ビキンッ!

ヴォオオオオオォォォオオオオオオッッ!

リツコ「!?実験中止!回路切断!」

「ダメです!信号拒絶!エヴァ内部に、高エネルギー反応!」

リツコ「まさか……使徒……!?」



青葉「松代にて、爆発事故が発生!」

日向「被害不明!」

冬月「救助、及び第三部隊を直ちに派遣しろ。戦自介入の前に処理しろ」

日向「了解!」



青葉「事故現場に未確認移動物体を発見」

日向「パターンオレンジ、使徒とは確認できません」

ゲンドウ「第一種、戦闘配置」

青葉「総員、第一種戦闘配置!」

日向「地、対地戦用意!」

マヤ「エヴァ全機、発進!迎撃地点へ緊急配置!」


シンジ「松代で事故?そんな、じゃ、ミサトさん達は…」

レイ「まだ、連絡取れないわね」

シンジ「そんな…どうしたら…」

ハルヒ「ぐじぐじしててもしょうがないわよ。やるしかないんだから」

シンジ「でも、僕達だけで使徒に…?」

長門「現在は碇司令が直接指揮をとっている」

キョン(……佐々木…!)


青葉「野辺山で、映像を捉えました。モニター、出ます!」

冬月「やはり……これか」

ゲンドウ「活動停止信号発信。及び、エントリープラグの強制排出」

バフォッ……ぎしっ……

マヤ「ダメです。信号拒絶。プラグ排出信号受け付けません」

ゲンドウ「パイロットは?」

日向「心拍、呼吸の反応はありますが…おそらく…」

ゲンドウ「現時刻を以って、エヴァンゲリオン仮設五号機を破棄。目標を、使徒と識別する」

マヤ「……了解……」


ゲンドウ「目標を予定通り、野辺山で戦線を開き、殲滅しろ」

日向「了解……」



青葉「エヴァ全機、配置完了」

青葉「大丈夫かい?みんな」

シンジ「なんとか」

アスカ「上々よ!」

ハルヒ「ええ」

レイ「問題ありません」

キョン「……はい」

青葉「では、モニター、回します」


日向「全機、戦闘よォい!」

カシャッ

シンジ「使徒!?これが、使徒!?」

キョン「……そうだ」

シンジ「で、でも、中には僕達と同じくらいの子供が乗ってるんだろ!?」

アスカ「あんた…まだしらな…きゃっ!?」ザザザーッ

シンジ「あ、アスカ!?アスカ!!」

キョン「ぼさっとすんな!ハルヒ!」

ハルヒ「え?あ、ちょっ!きゃああっ!!」ザザーーーッ

キョン「ハルヒ!」


キョン「綾波ぃっ!」

レイ「大丈夫、目標を視認したわ」

レイの目には、どすん、どすんとゆっくり肩を動かしながら移動する、仮設五号機が視えた。

レイ(あの中には……たしか……佐々木さんが……)

すっと、五号機の動きが止まる。
ぐるりと零号機の方を向き、バカッと大きく口を開けて大きく跳ねた。

レイ「あっ、きゃあああああっ!!」

シンジ「綾波っ!おいっ!綾波!」

キョン「くっ……気張れよシンジ。男だけだ。かっこわりーことすんじゃねーぞ…!」

シンジ「かっこ悪いもなにも!戦うきかよ!」

キョン「っ!」


キョン「戦わなきゃ……守れねぇだろうが!」

シンジ「!!」

キョン「戦わなきゃ…掬い出せねぇだろうが!意地でも、戦って!戦って!勝つしかねぇだろう!」

シンジ「……でも!!」

キョン「ああっ!!うじうじしてんじゃねぇ!だからてめーはいつまでもそんなだせぇんだ!お前が戦わないなら、俺がやるだけだ!」

シンジ「キョン!」

キョン「うるせぇ!!お前は指でもしゃぶって黙ってそこで見てやがれ!!」

絶対に…負けられねぇんだよ…!
佐々木…
絶対に助けてやるからな…!


ずんずんと四号機を走らせる。
早く着け。
間に合わなくならないうちに。

ずん。
山と山とで視界が遮られていたのが、ぱっと開ける。
そこに、五号機は居た。

キョン「佐々木…!」

そこにいた緑の機体は、ずしん、と一度歩いたあと、ぴたりと止まった。

キョン「こっち向けよ。使徒」

ぐるりと、使徒がこちらを向く。
そうだ。

キョン「お前は潰して、佐々木を取り戻す」

ずんずんと思い切り走らせ、一気に近づく。
しかし、強固なATフィールドが、俺を遮った。

キョン「ぐおっ!!」


キョン「負けて……らんねぇんだよ……」

キョン「使徒なんかになぁあああああっ!」

バチんとこちらもATフィールドを展開する。

マヤ「す、すごい、暴走した初号機よりも強いですよ、このATフィールド!」

青葉「よ、四号機!使徒のATフィールドを浸食!」

ぐぐぐっと浸食し、左手の先をずぶっと突っ込む。

キョン「心の壁だろ……!ATフィールドは……」

ゆっくりと、指先が入っていき、指先から、根元まで入る。

キョン「負ける気がしねぇのよおおおっ!!」

左手で思い切りATフィールドを切り裂く。
使徒はびくんと2.3歩後退り、こちらを見据えた。

キョン「もう……ATフィールドはねぇぞ…!ガチンコといこうぜ!使徒!」



俺の優勢かと思われた。
というより、圧倒的に、優勢。
だが、使徒は笑った気がした。

刹那、目の前から使徒が消える。

キョン「!?どこだ!!」

探しても、見当たらない。


その後すぐに、どすんと振動と、落ちた衝撃音が、後ろで鳴った。
気付いたときには既に遅く、俺はがっと、首を掴まれた。

キョン「ああっ…ぐうぅっ…」

首に感覚が走る。
ぎりぎりと締め付けられる感触。
後ろに手を伸ばして離そうとするが、できない。
強い……!


冬月「神経接続を、30%にカット!急げ!」

ゲンドウ「よせ」

冬月「!?何故だ!彼が死ぬぞ!」

ゲンドウ「……」

冬月「碇!」

ゲンドウ「エヴァは…一機ではない」

冬月「!?」

ゲンドウ「まだ、シンジがいる」



シンジ「うおおおおおおおおおおおおっ!」

どすんどすんと振動。
そして、シンジの雄叫びが聞こえた。
馬鹿野郎、遅えんだよ。

バヅンと嫌な音が響くと、使徒の力はすっと緩み、俺は抜けられた。
シンジが、プログナイフを使徒の腕に突き刺したからだった。

キョン「……遅いんだよ。ヒーロー」

シンジ「へへっ。ごめんね」

キョン「……反撃開始だ!」


使徒は、自分の腕に刺さったプログナイフを右手で引き抜くと、自分の目の前にプログナイフを掴んだまま右手を突き出し、左手をその手の後ろに添えて構えた。

プログナイフを使うつもりか?

長門「使徒に知恵がついている可能性がある。気をつけて」

なるほどねぇ…

キョン「どう思う。シンジ」

シンジ「どうだろう。でも」

シンジ「キョンが居るから、負ける気はしない」

キョン「ありがたいねぇ。んじゃあ、行くか!」


二人で一斉に駆け出した。
使徒はプログナイフの電源をつけ直し、ふいい、と振動させながら構えていた。

キョン「いくぞおらぁっ!」

こちらもプログナイフを肩から引き出す。
電源をいれ、同じように振動させる。

シンジ「くらえっ!」

初号機が右足を大きく振りかぶり、きゅんと素早く体をひねり、蹴る。
しかし、使徒は思い切り体勢を落とし、地面にべたっと張り付く。
俺が倒れこむようにプログナイフを刺し込もうとすると、四号機の顎に思い切り掠めながら使徒は飛び上がった。

キョン「いってぇっ…!」

シンジ「くるよ!」


きゅんと落ちてくる音がしたと思った途端、頭頂部に激痛が走る。
落ちてくる衝撃をプラスした踵落としをまともに食らってしまった。

シンジ「キョン!」

キョン「ってぇ…!」

頭を大きく下げてしまっていた機体を持ち上げようとする必要もなく、俺は使徒に頭をがっと掴まれて膝で蹴り上げられた。

そのまま後ろに倒れこみ、田んぼの水が溢れ、そこかしこが水浸しになった。

シンジ「なにやってんだよっ!」

キョン「ああっ!くそったれっ!」


キョン「くっそ!」ガシャッ

キョン「うおわっ!?」

田んぼの泥濘のせいで、腕をついて立ち上がろうとしたとき、ずるっと滑って倒れこんだ。

シンジ「ああっ!ダサいのはそっちじゃ--」

キョン「おい、シンジ!」

ぐるんと使徒が初号機の方を向き、ばっと走り出す。
すぐに右腕で初号機の首が掴まれ、ぐぐぐと持ち上げられて行く。

キョン「シンジ!」

シンジ「あっ…ぐぅあ……」


持ち上げられた初号機の右足に、使徒がプログナイフを突き立てる。

ブズッ!
ギャギギギイイイイイイイイイイイイイ!

シンジ「ふぁっ!うあああああああっ!」

振動で刻まれて行く音、使徒はプログナイフを切れてゆくままにゆっくりと左へ引いてゆく
同時に、ぶちぶちと靭帯がちぎれて行く音がする。

シンジ「がっ…ああああ!」

キョン「シンジぃっ!」


俺がなんとか起き上がり、使徒の方へ走ると、使徒もそれに気付いたようで、ぱっと初号機を離した。

キョン「こんっのやろうが!」

全速力で近付き、目の前できゅっと止まってから、右足で思い切り顎を蹴り上げる。
くらっと使徒が怯んだので、そのまま両手をぐっと組んで殴りつける。

しかし、使徒は、下げた頭そのままに、腕を上に伸ばし、四号機の首を両手で締め上げた。

キョン「あっ…ぐっ…くっそ…!おい!シン……ジ!」

シンジ「だ、ダメなんだよ!右足の靭帯が切れてる!立ち上がれないんだよ!」

…!
そこまで考えてやがんのか…!?

キョン「ああ"あっ……!あっぐう…!」

ぎりぎりと締め付ける力が強くなる。
このままじゃ……


ゲンドウ「……」

冬月「今度こそいいな!?神経接続を---」

ゲンドウ「待て」

冬月「なっ!?」

ゲンドウ「伊吹二尉」

マヤ「は、はい!」

ゲンドウ「……ダミーシステムを」

マヤ「えっ!?本気ですか!?」

ゲンドウ「彼らがエヴァの力を発揮しきれていないのなら」

ゲンドウ「これしか、人類の勝つ方法は、ない」




キョン「お……ま、…まてよ…」

ゲンドウ「誰に口を聞いて居る」

キョン「…ダミー…なんか、いらない……」

ゲンドウ「現に今、負けている」

キョン「負け……ないから……」

ゲンドウ「……四号機が使えるんだな」

マヤ「は、はい。断裂部もなく……稼働…可能です」

ゲンドウ「四号機のダミーシステムを今すぐ起動しろ」

キョン「お…おいぃっ…!」

マヤ「で、でも!」

ゲンドウ「早くしろ!」

マヤ「びくっ……は、はい……」

キョン「ああっ……やめ……ろよ……おいぃっ!……」


マヤ「異常……なし…」

長門「……私に任せて欲しい」

マヤ「え?」

長門「司令。ダミーシステムの起動を私に一任して欲しい」

ゲンドウ「…構わん」

長門「……では」カタカタカタカタカタカタ

キョン「な、にしてやがる……長門っ…手やめ…させろよ…」

長門「……ダミーシステム、異常なし。起動」

キョン「長っ……と……くっはぁっ!?はぁっはぁっ」

がくんと首にかかっていた圧力が消え、ダミーシステム、と書いてある部分のディスクがふいいぃと音を上げながら回転する。

キョン「おい!!長門!!いますぐとめろ!!おい!!」

長門「私は、貴方の命の方が、大事」

キョン「バカやろう!佐々木が!佐々木がぁぁぁっ!!」


キョン「おいっ!おいっ!長門!止めやがれ!くっそ!くっそ!おい!」

長門「……」

キョン「ちくしょうっ…ちくしょおっ…」

無慈悲にもディスクは回転を続け、四号機ががくんと跳ねて、

ヴォォォォォオォォアアアアアッ!

初号機とは、違う低い雄叫びを上げながら、ぐぐっと使徒の腕をつかんだ。

掴んでから数秒。
バキッと骨の折れる音が聞こえ、更には、筋肉が、肉が潰れて弾けとんだ。

キョン「佐々木っ……佐々木いぃっ!」ガシャッガシャッガシャッ

動かそうとしても、操縦桿の音がむなしく響くだけだった。


使徒は数歩後退り、腕をだらんと垂らしながらこちらを睨みつけていた。

それに対して、四号機は全速力で走り出した。

ヴォォォォォオォォァアアアアアッ!!

雄叫びを叫びながら走る四号機は、思い切り肩から使徒にぶつかり、使徒を吹き飛ばした。
後ろにふっとんだ使徒は仰向けに倒れ、そのままぎしぎしと動いていた。

ヴルルルルルル

まるで獣のような声。
そのままずしん、ずしんとゆっくり近寄り、使徒からマウントポジションをとった。


カアウッ!

バキッ

そのまま四号機は両手を組み、使徒の胸を思い切り叩き始めた。
一発目で装甲が剥がれ、エントリープラグが露呈した。

キョン「やめろ!やめろ!やめろ!やめろ!」ガシャッガシャッガシャッガシャッ!

コオウッ!ガウッ!カアウッ!ガアッ!

訳のわからない奇声を上げながら、四号機はただ殴り続ける。

パシッ

ビキッ

ゆっくりと、エントリープラグに亀裂が入っていく。

キョン「やめ……やめて……くれっ……」



殴られるたびに、びくん、びくんと跳ね上がる使徒。
しばらくすると、跳ね上がることも無くなり、ぐったりと口を開いたまま倒れていた。

四号機は、その頭目掛けて、思い切り

カアアアアアアアアアアウッッ!!

くぢゅっ

正拳を思い切り落とした。


キョン「ひっ……うわああああああああああああっ!!!やめろ!!やめろ!!とめろ!!長門!止めやがれ!!止めないと!!とめろよ!!頼むから!!おい!!あ、あああああ!!」

そういう間にも、既に崩れている頭に、がすん、がすんと拳を打ち込む四号機。
その度に、ずちゅ、ぐちゅ、と嫌な音が響いた。

マヤ「うっ……げえぇえっ……」ぼたばたっ

マヤ「おねがい…止めてあげて…有希ちゃん……」

長門「……」

ただ、長門は無表情で座っていた。
小泉ですら、目を見開いて青いツラをしているのに。


すると、四号機は飽きたのか、立ち上がって使徒を蹴った。
その結果、使徒はごろんとうつ伏せになった。

四号機はうつ伏せの使徒の首の部分をぐっと抑え、エントリープラグを固定する板をばこんと外した。

キョン「お、おい!!やめろ!」

キョン「おい!おい!!!おい!やめて、やめてくれ!頼むから!!おいっ!!」

「いいから」

キョン「はぁ!?」

長門「私を、信じて」

キョン「!?」


四号機が、エントリープラグを取り出した途端、がくんっと四号機はそのまま膝をついて、エントリープラグを地面に置いた。

キョン「!?」

長門「あなたが、助けるんでしょう?」

キョン「……!!長門!!」

長門「四号機、プラグ排出信号発信。四号機、受信」

長門「さぁ、いってあげて」

キョン「!!恩に着る!」

俺は四号機の背面の梯子を降り、五号機のエントリープラグへ向かった。

キョン「佐々木!!」


がっと緊急用のハンドルを掴む。
ゆっくりと、思い切り力を入れて回す。
佐々木…生きててくれ……!

がこんとエントリープラグが開くと、
佐々木は、左手に裂傷がある程度で、ケガを全然していなかった。

どうして…

長門「腕の傷はどうにもできなかった。しかし、ダミー発動時に、神経接続をきった。感謝して」

キョン「ああ……ありがたい!」

佐々木「う……」

キョン「佐々木!!」

佐々木「……迷惑……かけたね」

キョン「んなこと……うわぁあああ…」

そのあとは、俺はただ泣きじゃくった。


その後、ネルフの人たちは、零号機や、弐、参号機の回収に手間取っていた。

ネルフ本部
女子更衣室

ハルヒ「……」むすっ

アスカ「あのバカシンジに……手柄取られるなんて……」

ハルヒ「……バカキョン……」むすっ


キョン「生きててよかった…佐々木…」

佐々木「ああ…ありがとう。五号機は頭を挿げ替えれば使えるらしいし、キョン君の力になれるよ」

キョン「ああ…よかった…!」



なんか女子更衣室にキョンがいるみたいになっちゃったなごめん

キョン「体はなんともないのか?」

佐々木「ん、とくに」

キョン「そうか、よかった」

佐々木(気持ち悪いとかいったら心配するもんな……)

佐々木(う……)



とある施設

「君たちは最低だね」

「最低とは。我々になんという口の聞き方か」

「ほんと、最低だよ」

「われわれにできうることを、シナリオ遂行のために、犠牲は仕方がない」

「……軽蔑するね」

「好きにしろ。タブリス」



帰り道

長門たちと分かれた俺は、佐々木と帰っていた。

キョン「しかし、生きててよかった…」

佐々木「うん。感謝してるよ。キョン」

キョン「いやいや、何よりだ。本当に」

佐々木「うん」

キョン「だいじょぶか?顔、青いけど」

佐々木「え…そうかな?」

キョン「おう」

佐々木「そうか。まぁ気のせいだろうよ」

キョン「そうかい」


佐々木「それか、わかんないけど、使徒に憑かれてたから疲れてるんだろう」

キョン「そうか。なんでもないならいいんだ」

佐々木「ああ」

キョン「……」

佐々木「……」

キョン「佐々木」

佐々木「ん?…ん!?」

ちゅ

キョン「お返しだ。いままでのな」

佐々木「ふ、ふぇっ!?/////」

キョン「じゃあなっ!」

佐々木「キョンから……」

佐々木「くっく…気持ち悪いのなんか飛んでっちゃったな…」



「…やっぱり。なのか」

「ああ」

「気が進まないんだけどな」

「お前の意見は関係ない」

「……結局……こうなるのか」

「頼んだぞ」

「はぁ……わかってるよ」

ボウン…

「……やれやれ」


part10に続く
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キョン「また使徒か」 part8



287 名前: ◆UqSHFgvvQ2 [] 投稿日:2009/10/22(木) 15:24:39.57 ID:SQIYFwmmi
俺はというと、とんでもない悔しさと、奴らに対する憎悪とでもやもやしつつ、家路についた。
家が見えると、家の前に、誰かがいた。


キョン「そこにいんの誰だ?佐々木か?」

「……僕を女の子だと?すこし嬉しいねぇ」

キョン「……なんだ渚か」

そこに居たのは、渚カヲルだった。

カヲル「なんだとは失礼だなぁ。それと、な、ま、え」

キョン「ええい、顔を近づけるんじゃない。何の用だ」

カヲル「少し、話をね」


キョン「俺はおまえに話なんかないな」

カヲル「つれないなぁ。蹴ったの怒ってる?」

キョン「そんなに小さい男じゃない」

カヲル「ふふっ。そうかい。君たちの帰り道の話をしにね」

キョン「!?ほんとか!?」

カヲル「ああ。でも、長くて辛い道のりだ」

キョン「……教えてくれ」

カヲル「ふふっ。僕の名を囁きながらキスしてくれたら、考えようかな?」

キョン「帰る」

カヲル「あ、待て!こら!」


キョン「で、教えてくれんのか」

カヲル「いやだなぁ、冗談だよ、冗談。教えるともさ」

キョン「して、その方法とは」

カヲル「ぼくに勝ったら、教えてあげるよ」

キョン「帰る」

カヲル「あ、ごめん!ごめんって」


キョン「で?」

カヲル「つれないんだから…いいじゃないかキスくらい……」

キョン「よかぁない!」(佐々木にぶっとばされそうだからな)

カヲル「ふん!」


キョン「んで?」

カヲル「補完計画はしっているね?」

キョン「ああ」

カヲル「たぶん。わかんないけれど、あの時に、君たちの世界に戻れるんじゃないかな」

キョン「!?」

カヲル「補完後の世界は、とても不完全で、みなの心が入り混じる。この怖さを涼宮さんは知らないよね」

キョン「ああ、漫画にはないからな」

カヲル「けど、絶対に補完は起こるよ。ゼーレがいる限り」

キョン「だろうな」

カヲル「心が入り混じる。意味がわかるかい?」

キョン「?」


古泉「おや、僕達を差し置いて話し合いですか?」

長門「ひどい」

キョン「お前ら、俺があの時のことを忘れると思うなよ…」

古泉「だって長門さんが!」

長門「……ダウト。貴方が彼には見せないで反応を楽しみましょう。と言った」

古泉「!?長門さん!?」

キョン「ほほう」

古泉「いや、これは、別にそういう訳ではないのです。ええ」

キョン「どういうわけだ?ああ?」

カヲル「いいから話を進めようよ」


キョン「お前らダメ。くんな」

古泉「なんとっ!?」

長門「私は悪くない。彼が全て悪い」

古泉「なんですと!?」

キョン「よし、長門。お前はいいぞ」

長門「……」グッ!

古泉「なにをっ!?」

キョン「お前は」ニヤニヤ

長門「おあずけ」ニヤニヤ

古泉「あなたたち!!」


カヲル「さて、遠くにきたところで、話をしたいんだが……キョンくん。君の後ろの電柱に涙目の古泉くんが」

キョン「いい。ほっとけ」

キョン「あいつが」ニヤニヤ

長門「悪い」ニヤニヤ

カヲル「仲がいいね君たち」



古泉「覚えてろよ…いつかセカンドレイドぶちかましてや…もっふ!?」ガンッ!

キョン「やかましい!」

古泉「い、石を投げるのは反則ですよ!!」


カヲル「もういいかな?」

キョン「ああ」

カヲル「補完計画は、人人の心の足りない部分を、みんなで一つになることで補おう。って計画なのはわかるね?」

キョン「ああ」

カヲル「つまり、本心が剥き出しになるわけだ」

キョン「だな」

カヲル「けど、君達はこの世界の人間じゃない。なら、同じように補完できるのだろうか?と思ったんだ」

キョン「ほう?」

カヲル「ところで聞き耳立ててるみたいだけど、いいの?彼」

キョン「まかせろ」ぐっ

古泉「い、いしはやめてっ!」


カヲル「んでだよ。つまり、これは君達にとって大きな利点だ」

キョン「なんでだよ」

長門「うまく補完されない、ということは、本心のぶつけあいに、更になってほしいこと、をぶつけられるかもしれない」

カヲル「そ。つまり、涼宮さんに、心の底から君達の知り得ること全てを打ち明けて、君達のしたいこと、やりたいこと、どうしたいのか、ぶつけてみたら、あるいは」

長門「涼宮ハルヒが、世界の再々構成を行うかもしれない、と?」

カヲル「そういうことだね」

キョン「でも、あいつはこの世界のことを気にいってんだぞ?」

長門「その点はA801などでどうにか」

カヲル「A801?ネルフの法的敢然放棄?」

キョン「こっちの話だ」


カヲル「だって、この世界がその、漫画やアニメがベースの世界であるなら、急に現れた君達は、この世界の最初の人口と噛み合わない」

カヲル「故に、君達は、この世界においてのイレギュラー。なわけなんだよ」

キョン「なんかすげぇ納得」

長門「なるほど」

古泉「くっ…きこえないっ……」

カヲル「まぁ、無茶苦茶な理論だけど、十分にあり得ることだと思うよ」

長門「おそらく、かなり可能性は高い」

キョン「でもそれだと…」

長門「全使徒の撃破。及び、ロンギヌスの槍をどこか人間の手の届かないところへ放棄、など、条件派かなりある」

キョン「A801を発生させるなら必須条件だもんなそれ」

長門「……」こくん

カヲル「ほんと、君達怖いね。なんでもしってるんだ。僕なんかより」

キョン「そりゃまぁな」


キョン「けど、この世界を好きになりかけてる自分もいる」

キョン「だって、アニメの中に入る。なんてのは、男の子の夢だぞ。ロマンだぞ」

カヲル「そうなのかい?」

長門「女性においてもそれは同じ」

カヲル「ふぅん…」

キョン「けど、俺ぁやっぱり普通がいい」

カヲル「普通とは?」

キョン「んなもん、部室で、朝比奈さんがお茶を淹れてくれて、長門はもくもくと本を読んでで、俺と古泉が将棋でも打ってて、団長様はやかましい」

キョン「谷口は相変わらずバカで、国木田に諭されてて、鶴屋さんが笑ってて。
ハルヒがバカしでかして、古泉があわてて、長門が助けて、橘やらが出てきて、佐々木もいる。
なんやかんやあって、なんやかんやで解決して、また部室でのんびりする」

キョン「そんな日常がいい」

カヲル「……そうか」


カヲル「少し、残念だ」

キョン「あ?」

カヲル「僕はね。君達が好きなんだ」

キョン「…へ?」

長門「……////」

カヲル「だから、少し、寂しいな」

キョン「……」

カヲル「……ふふっ。冗談だよ。気にしないで」

カヲル「じゃ、話も終わったわけだし。僕は帰るよ。じゃあね。あ、そろそろ彼、構ってあげないと泣いちゃうよ?ふふっ」

キョン「忘れてた」

古泉「……あなたなんか大嫌いですよ…」



数日後
学校

キョン「しっかし、先は長いな」

古泉「ですね」

長門「でも、やるしかない」

ガララッ

みくる「遊びに来ましたよ~」

古泉「とはいえ、全使徒とは、先が思いやられます」

長門「先の戦闘で確定した。使徒は強くなっている」

キョン「だな」

みくる「ふぇ?ふぇ?なんの話ですか?」

長門「今回のことを考えても、使徒に対してまた対策が必要」

古泉「たしかに」

みくる「キョンくんたちなんの話をしてるんですか?」

シンジ「僕はわかんないな…なにいってるのかさっぱり」

みくる「ふぇええー」


アスカ「そういえば加持さんなにしてんのかしら」

シンジ「京都に出張。聞いてないの?」もぐもぐ

アスカ「聞いてないわね。よこしなさい焼きそばパン!」バッ

シンジ「あっ!ちょ!アスカ!」

アスカ「ん、おいふぃ」もふもふ


京都

加持「マルドゥック機関……ここもダミーか……」

加持「……まだまだ先は長いな…」


キョン「次はなんだろうな」

長門「わからない」

古泉「こればっかりはどうにもわかりませんねぇ」

カヲル「……すこし、面倒な子だよ」

古泉「え?」

キョン「どういうことだ」

カヲル「どうもこうも…うまくいえないな。あの子は」

カヲル「ただ、必要な鍵は君じゃない。シンジくんだよ」

キョン「?……ゼルエルか?」

カヲル「……ま、もうすぐで来るよ。気をつけてね。キョンくん」

カヲルがそういうと、けたたましく、サイレンが鳴った。

キョン「…ほんとにきやがった…!」


ミサト「なんなのこいつー…」

BLOOD TYPE-ORANGE

マヤ「MAGIは回答を保留しています」

ミサト「気持ち悪い外見ねぇ」

リツコ「油断はできないわ。確実に使徒だもの」

ミサト「ま、なんであれ、撃墜するしかないわねぇ」

ミサト「パイロットを召集して」



レイ「……こればっかりね」

レイ「召集よ。急いで」

キョン「結局なんなんだ?」

カヲル「……夜をつかさどる子だよ…」

古泉「!!……急ぎましょう。その使徒が強化されているなら、かなり危険です」

キョン「ああ?」


ネルフ本部
作戦会議室

ミサト「今回のターゲットはこいつよ」

カシャッ

キョン「!!」

古泉「わかりました?」

キョン「ああ」

マヤ「現れてから、一度も攻撃、及び、ジオフロントを目指そうともせず、ただそこに停滞しています」

ミサト「ようは正体不明の使徒よ」

ミサト「とりあえず、全機をある程度距離を取って配置して、威嚇射撃を試みます。先頭は…だれがいいかしらね」

アスカ「はいはーい」

ミサト「なに?アスカ」

キョン(この展開は!!)

古泉「まずいですね」


アスカ「やっぱりーシンジがいいとおもいまーす!最近やたら活躍してるしぃ、やっぱ、シンクロ率最高値、戦績優秀、男の中の男のシンジくんがやるべきでーす」

シンジ「な、なんでぼくなんだよ…」

アスカ「あっらぁー?びびっちゃってるのかしらぁー?あのシンジ様がぁ?」

シンジ「カチン……いいよ?やってやるよ!」

アスカ「むかっ……はっ!やってみなさいよ」

ハルヒ「お、落ち着きなさいよ」

アスカ「うっさいわね!変人は黙ってなさい!」

ハルヒ「なななっ、なんですってぇ!?」

キョン「ああ……ああ……」

古泉「フラグ立ちましたね。確実に」



ミサト「いいわね、最初は待機よ。他の子たちがちゃんと集まるまでね」

シンジ「わかってます」

アスカ「はっ!びーびってんじゃなーいのぉー?」

シンジ「はぁ!?」

アスカ「ま、最前線で頑張ることねぇー」

シンジ「…ああ、任せろよ!」

ミサト「ちょ、ちょっとあんたたち…」

シンジ「ミサトさん、戦いは、男の仕事ぉ!碇シンジ、でます!」

ミサト「……」

アスカ「イラッ……アスカ。でます」

キョン「あー…絶対まずい。あー…四号機、でます……」

ミサト「なんなのよ今日のみんなは…」


ミサト「初号機は配置についたわね」

ミサト「他は?」

青葉「進路に異常があったので、弐号機、参号機、四号機は、すこし遠い位置からですので、すこし遅れてしまうかと」

ミサト「そう……聞いたわねシンジくん。準備できるまで、待機よ」

シンジ「わかってますよ。ミサトさん」

ミサト「レイ、いいわね」

レイ「はい」


みんな、遅い……!
もう、撃てるのに…

いま撃てば、勝てる。
コアは見当たらないけど……
怯ませるくらいは…できるはず……

まだか…はやく…!


キョン「ええい、クソったれ!中途半端に原作通りとは面倒臭い!」

四号機を全速力で走らせる。
あと何分だろう。
わからんが…


シンジ「いける…いけるのに…」

まだか、まだか。

シンジ「……くっ…威嚇射撃だ!」

パンッパンパンッ!!

キョン「ああっ、くそっ!遅かったか!!」

四号機が着いたときにはもう、初号器の持つ拳銃から、弾が放たれていた


使徒は弾に当たる前に消え去った。
こりゃまずいって!

マヤ「あっ!パターン青!使徒です!」

ミサト「どこ!?」

マヤ「エヴァ初号機の足元です!使徒、範囲拡大!」

キョン「なんですとっ!?」

四号機の足元にまで、影は伸びていた。

キョン「うおうっ!?まてまてまてまて!流れからしておかしいだろ!!」ガシャッガシャッガシャッ

必死で動かすも、どんどんと使徒に飲み込まれて行く

シンジ「うわっ、なんだよこれ、え!なんだよ!た、たすけて!たすけてよ!ミサトさん!ミサトさん!ミサっ…ザーーーーー」

ミサト「シンジくん!!キョンくん!!」

アスカ「あんのバカども!」

ハルヒ「最悪ね!!」

レイ「っ!!」


アスカ「こんのおおおお!」

パンパンッパンパンッ!!

ひゅんと使徒は消え、また地面に大きな影が現れた。

ハルヒ「バカッ!見たでしょうに!うわっ!?こっちまで!?」

弐号機はビルによじ登った。
参号機は、来る直前に飛び上がり、だむんとビルの上に飛び乗って逃げる。

ハルヒ「な、なんだってのよ!キョン!ちょっと!返事なさい!」

アスカ「バカシンジ!こら!返事しなさいよ!おい!」

ミサト「……嘘でしょう……?」

古泉「……貴方まで飲み込まれてどうするんですか……!」

長門「……ど、どうしよう……」


コアもクソもなにも、レリエル戦はただ初号機が暴走するだけだぞ?原作は


ミサト「で?結局なんなの。こいつは」

リツコ「使徒よ」

ミサト「んなことわかってんのよ!」

リツコ「…恐らく、初号機と四号機はディラックの海に飲み込まれたのね」

ミサト「ギャリック?」

リツコ「王子の必殺技じゃないわ。ディラックよ。虚数空間」

ミサト「なるほど?」

リツコ「わかってないでしょう…ようは、異次元に飛ばされたのよ」

ミサト「…救出は?」

リツコ「まだわからないわね」


ネルフ本部
総司令執務室

リツコ「どうしたらいいでしょうか?」

ゲンドウ「……強制的にサルベージしろ。パイロットの生死は問わん。初号機が無事なら、それでいい」

リツコ「……了解しました。失礼します」

ゴファッ
ゴファン

冬月「いいのか?碇」

ゲンドウ「……」

冬月「……碇?」

ゲンドウ「シンジ……」ぽろぽろ

冬月「!?泣いとるのか!?」

ゲンドウ「シンジ……ぐすっ」

冬月「な、情けない…」


ミサト「司令は?」

リツコ「初号機の強制サルベージを行うわ」

ミサト「?なによそれ」

リツコ「現存するN2地雷全てを、使徒の本体に向けて撃ち込み、その後、浮かんで来るであろう初号機をサルベージ。四号機も回収できれば回収するわ」

ミサト「それ、パイロットの生死は!?」

リツコ「問わないそうよ」

ミサト「…!!あんた!なにいってるかわかってんの!?」

リツコ「重々わかってるわよ。初号機が無事なら、パイロットもなんとかなる」

パシンッ

ミサト「あんたね…!」

リツコ「……」


リツコ「もし、シンジくんが大人しく、生命維持モードにしていれば、72時間は持つわ。それ以降なら、構わないわね」

ミサト「……くっ」

リツコ「情じゃなく、理屈を覚えなさい。ミサト」

ミサト「っ!!」

パンっ!

リツコ「痛いわよ…」

ミサト「最低よ…あんた!」

ゴファッ
ゴファン

リツコ「……私だって……」


虚数空間内部

シンジ「生命維持モードにして、38時間か……もうすぐ……死んじゃうのかな……死にたく……ないな……」

シンジ「……お腹……へったな……」

シンジ「……カレーが食べたい…」


そのころ、
キョン

キョン「うおおおおおおおお!ありえねええええええ!出れるのか!?出れるのかこれ!!」じたばたじたばた

キョン「もう38時間だぞ」じたばたじたばた

キョン「腹が…へった…」

キョン「このままじゃ……死んじまう……」

キョン「どこぞの海賊みたく足くうか……」

キョン「じーっ……」

キョン「……できるかあ!!」ガタン!!


キョン「はぁ……」

キョン「なんとか維持モードで持っとるが……」

キョン「空腹だけは……かなわん……」

キョン「くっそ……」

キョン「シンジ!おい!シンジ!」

キョン「……通信も届かない……」

キョン「くそ……」

キョン「こいつはコアもない……」

キョン「暴走は……しない……」

キョン「くっそ……」

キョン「死にたく……ねぇな……」

キョン「……」こぽこぽ


ここは、どこだ。

キョン「お前のこころの中だ」

お前、なんで俺が?
しかもガキ。

キョン「さぁてな。なんでだろうな」

お前は誰だ。

キョン「俺はお前だ。何いってやがる」

俺は俺だ。
お前こそ何いってやがる。

キョン「バッカだな。俺ったってたくさんいる。ハルヒが見ているキョン。古泉が見ているキョン。長門が見ているキョン。ほかにもな」

キョン「それが、怖いんだろ?」


こわかねーな。
べつに。
他人にどう思われようが知ったことか。

キョン「……」

なんだよ。

キョン「あれ?」

あ?

キョン「いやいや、怖いだろ?」

怖くねーよ。
そりゃなんかやらかしたら、多少はびくつくがな。

キョン「……おかしい」

はぁ?


シンジ「……ねむい……お腹…減りすぎて寝れないや……」


キョン「お前は怖いはずだ」

怖くないね。
そんなまんビビってたら、人生つまらんだろ。

キョン「……なんでだ?」

はぁ?

キョン「……」

……。

キョン「あれ?」

なんなんだよ。

キョン「おっかしいな」

はぁ?


シンジ「……こぽっ……!?血、血の臭いだ!出して!!ここから、出してよ!!出して!出して!!」


シンジ「……死ぬ前に……食べたかったな。カレー……」

シンジ「……」こぽこぽ


なんなんだ?

キョン「いや、なんだ。その。すまんかった」

はい?

キョン「あーなんだ。その。間違えた」

キョン「ほんとは、違うんだよ。なんか。違う」

キョン「すまんかった。少しじっとしてろ」

あ、お、おい!待てよ!俺の心なんだろ!?

キョン「いや、なんだ。その。すまんかったな。じゃな」


ここは…どこだ?

シンジ「……やっと来たか」

え、なんで僕がいるんだ?
君は誰?

シンジ「僕は君だよ。僕は僕。碇シンジ」


僕は僕だ!
君じゃない。

シンジ「ばっかだなぁ。碇シンジといってもたくさんいるんだよ?綾波レイの中の碇シンジ。アスカの中の碇シンジ。葛城ミサト野中の碇シンジ。たくさんいる」

シンジ「君は、それが怖いんだ」

それは…怖いよ。
みんながどう思ってるか、怖いもの。

シンジ「やっぱり君か」

え?

シンジ「こっちの話」


シンジ「君はいつもそうやって逃げてる」

うるさい。

シンジ「この前だってそうだ。パーティーのとき。君は心を開きかけていた」

うるさい。

シンジ「でも、また閉ざした。心の扉を」

うるさいうるさい

シンジ「弱いよ。君は」

うるさい、うるさいうるさいうるさい

シンジ「また、誰も信用できなくなってる。このまま、初号器ごとみすてられるんじゃないかって」

シンジ「38時間も誰も助けてくれなかった。だからもうダメだ」

……

シンジ「諦める?」

……

シンジ「誰も信用できないまま」

……


シンジ「居場所も、ないまま」

…居場所なら、ある。

シンジ「え…?」

キョンがいる。古泉くんがいる。
朝比奈さん。アスカ。涼宮さん。
トウジ、ケンスケ、カヲルくん。
それに、綾波。

シンジ「……」

いくらでも、あるんだ。

シンジ「いつぞやより、成長したね」

え?

シンジ「こっちの話だ」


シンジ「さ、起きるといい」

え?

シンジ「おかあさんが、君を待ってる」

な、なに、母さん?

シンジ「起きろ」


シンジ「……う……なんだ。いまの」

シンジ「あんまり覚えてないけど…」

シンジ「なんか、凄い、優しかった」

シンジ「……」

シンジ「居場所……見つけたのに…」

シンジ「しにたく……ないな……」

ぼぅ……



シンジ「……かあさん…?」

ぽう……

シンジ「……」

ビカッ!

ミサト「なに!?」

マヤ「し、上空の使徒内部に、高エネルギー反応!!」

リツコ「なんですって!?」

ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

ミサト「しょ、初号機…?」

リツコ「私たちは、なんてものをコピーしたの……?」

使徒の球体を片腕のみで引き裂き、使徒の血に塗れた初号機が、四号機を担いで、そこに居た。

古泉「……なんと凄まじい……」

ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォ!!!


ネルフ本部
初号機、ケイジ

ミサト「蒸すわね。これ」

日向「しかたありませんよ」

そこには、シャワーリングで血を落としている途中の初号機がいた。

ミサト「シンジくんは?」

日向「栄養補給が最優先ですので、集中治療、及び点滴での栄養摂取でしょうね。命に別状はありません」

ミサト「キョンくんは?」

日向「同じく」

ミサト「そう…ならよかったわ」

ミサト「エヴァンゲリオン……なんなの?これは……」


日向「汎用人形決戦兵器、人造人間、エヴァンゲリオンですよ」

ミサト「そんなことじゃないわ。…電源もなく、動けるはずがないのに。生命維持モードがギリギリ稼動できる限界。そんな中で、あれよ」

日向「確かに、恐ろしいですね」

ミサト「……こんなもの……」

日向「とはいえ、エヴァがなければ、使徒には勝てませんし」

ミサト「こんな訳のわからないもの使い続けて」

ミサト「いつか、しっぺ返しくらうわよ……」


俺はというと、

キョン「知らない…天井だ……」

キョン「……」

キョン「くっはぁーー!いってみたかったんだよなぁー!」

ゴファッ
ゴファン

キョン「……」

古泉「……」

長門「……」

キョン「聞いてた?」

長門、古泉「」ニヤニヤ


古泉「いやいや、ほんとに素晴らしい戦いっぷりで」ニヤニヤ

長門「じたばたともがく姿は格好よかった」ニヤニヤ

キョン「お前ら!俺がどんだけ……うおっ!?」

古泉が、俺に、
抱きついて来た。

古泉「本当……心配……しましたよ」

キョン「ちょ、おい!なくな!つか、離れろっ!長門、おい!背中に乗るんじゃない!」

古泉「生きてて、よかったぁ…」ほろ

長門「ほんと……そう……」ぼろぼろ

キョン「おまえらな……」


キョン「落ち着いたか?」

古泉「ええ……ぐすん」

長門「なんとか……ひくっ」

キョン「なんだ、いつものニヤニヤはなしか?」

古泉「……」にやぁ

長門「……」にやぁ

キョン「こわいこわいこわいこわい!!」


キョン「ところでだな。報告がある」

古泉「なんです?」

キョン「使徒に、精神攻撃をされた」

古泉「?精神攻撃をしかけてくるのは、アラエルとアルミサエルだけのはずですが?」

キョン「いや、なんか、間違えられたんだよ」

古泉「はぁ?」

キョン「いや、なんか、間違えた。すまんって」

古泉「なにその使徒。かわいい」

長門「そう?」


古泉「それが今回)の使徒の進化なんですかね?」

キョン「地味だな」

古泉「ですね」

キョン「まっ、シンジも俺も無事だったし。なによりだわ」

長門「貴方の方が大事」

キョン「だからだきつくな!!」


ネルフ本部
総司令執務室

加持「いやはや、大変なクルーズでしたよ」

ゲンドウ「御託はいい。結果を言え」

加持「ふふっ。わかりました」


ガタン

加持「持ち運びがラクで助かりましたよ」

パチッパチッ

加持「硬化ベークライトで固めてありますが」

ガコン

加持「生きてます」

ふしゅうぅ…

加持「第一使徒。アダムです」

ゲンドウ「よくやった。ご苦労」

加持「いえいえ、自分の仕事をしたまでですよ」


加持「それでは、失礼します」

ゴファッ
ゴファン

ゲンドウ「冬月」

冬月「なんだ」

ゲンドウ「第一使徒ってこれ?」ぷらん

冬月「なっ!?大事に扱え馬鹿者!それだそれ!」

ゲンドウ「きもちわりーんだけど」

冬月「阿呆!」

ゲンドウ「これ食うの?」

冬月「ああ」

ゲンドウ「うげえ」

冬月「おい!」


part9に続く

バレンタインデイ キッ~ス♪



バレンタインデイ キッ~ス♪

バレンタインデイ キッ~ス♪


2月14日、日曜日のバレンタインデイ!!

こんなすてきな日を皆さんいかがお過ごしでしょうか?

いや、お過ごしでしたか?



ガーネットは・・・

彼女「はいコレ(はぁと)」

俺「あ、ありがと♪」

そして、イチャイチャ・・・

なんて、とろけるような甘いやりとりをしてしていたわけでもなく・・・




女の子「先輩!!これ!!」

俺「これって・・・」

女の子「実は、ずっと先輩のこと好きでした!!だから・・・」

俺「!?」

なんて、甘酸っぱいことも起きることもなく・・・






一日中バイトしていましたorz




でも、ただのバイトというか、大学入試の試験監督補助のバイトでした。

2月14日に入試を受ける高校生・・・

しかも、学部は理工学部・・・

ど、同情するぜ・・・



物理・化学 120分

数学 120分

英語 90分

なんという長丁場・・・

受験生も必死だが、試験監督も必死なのだ。

なんたって、ずっと立っていないといけない・・・


でも、塾でバイトしているので、楽しみでもあった。

受験生って良いですね。

応援したくなる。


受験生の全体的な印象としては、バランスが悪い。

おそらく平均点

物理・化学→70/200

数学→90/150

英語→80/150


おまいらもっと物理と化学がんばれよって言いたかった。

物理の運動量と化学の有機が弱すぎ・・・

化学の有機なんて7割の人がほぼ白紙状態だった。



化学は有機が一番面白いのに・・・

ベンゼンを土台として、いろいろなおまけが付いている。

それを、薬品に入れたり、燃やしたりしながら特定する。



最終的には・・・


犯人はヤス!!

・・・となる。




大学受験はバランスが大事なんだよね。

とか考えつつ、何事も問題が起こることなく終わることができた。



というか・・・

理系の女の子カワユス

理系の女の子カワユス

理系の女の子キモカワユス

理系の女の子キモカワユス



ふと気がついたんだが、長門有希ってカテゴライズすると理系の女の子なんじゃないか?

ずっと、情報統合思念体にアクセスできる文学少女にしていた。

だから、文学少女がいいなぁと思っていたけど、なんかしっくりこないんだよね。


今日思ったことは、長門は本が好きな理系の女の子だということ!!

きっとそうに違いない!!

とか考えつつ、時間を潰していました。



あぁ、試験ができた人は合格という甘い喜びに浸れるだろう・・・

しかし、試験ができなかった人はカカオ100パーセントの不合格というビターな思いを抱くのだろう・・・

どちらにしろ、受験生乙。

そして、まだまだ戦いはこれからだ。

ガーネットは全国の受験生を応援しております。

キョン「また使徒か」 part7



883 名前: ◆UqSHFgvvQ2 [] 投稿日:2009/10/21(水) 00:52:36.59 ID:gXJwwDOpi
次の日
学校

シンジ「あれ?なんで2人してケガしてんの?」

トウジ「なんやーなかよしコンビがケンカかいな」

古泉「鈴派らくんはシカトするとして、僕のケガは大したことではありません。ただ」

キョン「!!」

古泉「彼がとある事情ですっ転びましてねえ」ニヤニヤ

長門「あれは、それはそれは盛大な転び方だった」ニヤニヤ

キョン「おまえら!」

佐々木「さすがの僕も、笑うところだったよ」ニヤニヤ

キョン「佐々木まで!?」

カヲル「やっ、おはよう。お?みんなして
なにニヤニヤしてるんだい?」

古泉「いえ、昨日の転び方についてちょっと」

カヲル「ああ、あれか。盛大だったね」ニヤニヤ

キョン「おまえが元凶だろうに!」


ハルヒ「なになに?面白いはなし?」

アスカ「ききたいききたい!」

キョン「なんでお前らはこういうときだけ仲がいいんだ!」

レイ「……」

みくる「平和ですねぇ…ね。綾波さん」

レイ「……そうね」

カヲル「ん?……」

キョン「どうした、真剣な顔して」

古泉「まさか」

カヲル「ちょっとトイレ」

キョン「おい!」

古泉「はぁ…」


同時刻、ネルフ本部

青葉「!第三新東京市上空!未確認物体確認!」

ミサト「ええ!?」

日向「これは…」

マヤ「パターン青!使徒です!」

ミサト「!!」

青葉「モニター、でます!」

カシャッ

第三新東京市上空---
ゴウン…ゴウン…
フォウオオオオン…フォウオオオオン…フォウオオオオン

カシャッ

ミサト「なにこの形。使徒にしちゃわりかし綺麗じゃない」

リツコ「そう……かしら?」



レイ「……はい、もしもし。はい。……はい。わかりました」

レイ「…緊急召集よ。すぐに本部に集合。私は先に行ってるわね」

アスカ「…使徒!?」

レイ「らしいわ」

キョン「はぁ…大げんかのあとだってのに…また使徒か」

古泉「ふふっ頑張ってくださいよ」

キョン「やれやれだ」


数十分後
ネルフ本部

アスカ「使徒!?」

ミサト「ええ、これよ。日向くん」

日向「モニター、でます」

カシャッ

ゴウン…ゴウン…
フォウオオオオン…フォウオオオオン…フォウオ

カシャッ

キョン(ラミエル…か)

古泉「これはこれは…なんとも綺麗なかたちですねぇ」

ミサト「でしょう?」

リツコ「わ、わからないわ」


ミサト「はい、とにかく。使徒の攻撃手段がわからない以上、まずは発進させて見ないことにはなにもわからないわ!」

キョン「むっちゃくちゃいいますね」

アスカ「さ、さすがに、怖いわよ?」

ミサト「さすがに、全機で出て行って、予想外の攻撃を受けてしまった場合の損失はかなり大きいわ。…そっこっでぇー」

ミサト「まず最初に、様子見でエヴァを一機投入。敵の攻撃手段の確認、できればそのまま殲滅を行います。使徒の形状が今までとは全然違う上に、先のサイケデリックなお目目とは違って、攻撃手段の予測もできないわ」

ミサト「これほど重要な任務よ。やりたいひと、居るかしら?」

しーん…

ミサト「よねぇ……よし、私から推薦するわ!」

キョン(さて…誰を推すんだ?)


ミサト「今までの功績、及び、様々な面から考慮するとー…んー…」

ミサト「そうね…。シンちゃん。お願い」

シンジ「えっ!?え、えええ!?ぼ、僕ですか!?」

ミサト「そうよー。なんだかんだ、実績あるしね」

シンジ「そ、そんな…」

キョン(ここにきて原作通り!?)

古泉(どういうことでしょうか…)

シンジ「……まぁ、言われればやります。パイロットですから…」

ミサト「よっろっしぃ~。シンちゃんなら失敗しないとわかってるからお願いするの。よろしくね」

シンジ「…わかりました。じゃあ着替えてきます」

ゴファッ
ゴファンッ

キョン「じゃあ俺たちも行きます」

ミサト「よろしくね」


キョン「ミサトさん…なに考えてんだろうな」ぎゅっぎゅっ

俺がプラグスーツに、手を入れ、手の部分にしっかりと手を詰めながら聞いた。

シンジ「さぁ?……ミサトさんは時々、よくわからないから」しゅるしゅる

キョン「そうなのか?」

シンジ「僕を…どう思ってるのか、わからないんだ」しゅるっ

キョン「ほう…」ぎゅっぎゅっ

シンジ「僕のことを、哀れんでるのか。それとも、同情なのか。ただのパイロットだから、面倒みてくれてんのか」

シンジ「わからないんだ」

キョン「無駄なこときにするんだな」きゅっきゅっ

シンジ「無駄って…」ぎゅっぎゅっ

キョン「お前とミサトさんには、絆がある。それは、保障してやる」

キョン「だから、信じろ」プシューッ

シンジ「……へへっ。ありがとう。キョン」プシューッ


シンジ「じゃあ、先に行くね」

キョン「おう」

ゴファッ
ゴファン

古泉「……」

キョン「なーにニヤついてやがる」

古泉「随分と…酷なことをなさいますね」

キョン「……信頼できる友達。2人じゃすくねぇだろ。だから、俺も参加してやるのさ」

古泉「いえいえ、違います、貴方、これからなにが起こるのかわかっててあんなことを?」

キョン「……あ」

古泉「ほんと、バカですねぇ…!」


ミサト「準備いい?」

シンジ「…はい!」

マヤ「A10神経接続。異常無し」

みくる「オールナーブリンク異常無しでっす!」

キョン「遅かった…!」

古泉「あぁ……鬱展開が目に見える……」

マヤ「絶対ボーダーライン。突破」

青葉「エヴァ初号機、起動」

みくる「第一ロックボルト!はずせっ!」

「第一ロックボルト、はずせ」

みくる「第二ロックボルト、はずせっ!」

古泉「どーするんです?」

キョン「……どうしよう」


長門「出撃地点。設定完了」

カシュッカシュッカシュッカシュッカシュッカシュッカシュッカシュッカシュッカシュッ!

みくる「進路クリア!オールグリーン!」

ミサト「エヴァ初号機!リフトオフ!」

バチンッ!
ビシュンッ

古泉「……」

キョン「すまんかった。ほんとすまんかった」



シンジ「キョンの言葉…嬉しかった」

シンジ「気張らなきゃ……!」


ゴウウウウウッ!
ガコッンッ!

みくる「最終安全装置、解除っ!」

ミサト「いい?なにがくるかわからないわ!最初からATフィールド全開、最大出力でいきなさい!」


フォオオオオン…フォオオオオン…フォオオオオン…


シンジ「はいっ!ATフィールド、全開!」

シュウウウン!


フォオオオオン……ギギッ


青葉「!?」

ミサト「どうしたの?」

みくる「し、使徒、内部にっ、高エネルギー反応っです!!」

ミサト「!!シンジくん!!」


シンジ「…え?」


ギギギッ…キイイッ…キュン、キュン…カギンッ!


みくる「使徒っ、変形!なんか、上下にまっぷたつになりましたぁっ!?」

青葉「エネルギー、エヴァ初号機に向け、収束!」


イイイイィィィィアアアアアオウアアアアアア


パシュッ

ミサト「避けてぇっ!!」

シンジ「えっ…」

ゴウッと重いような、軽いような不気味な音がした。赤紫色の明るい光がエヴァ初号機に向けて一直線に伸び、そのあと、すぐに変化は起きた。

シンジ「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!あああああああああっ!!おああああああああああい!!」



シンジ「あ、あつっ…あああっ!あつい!降ろして!降ろしてよおおおおお!うあああああああああ!!あ、ああああああ!助けて!助けて!あああ!!おああああああああ!!」

ミサト「爆砕ボルトに点火!!エヴァを早くひかせて!!」

みくる「ははは、はいぃっ!!」

ばふんと、ビルの付け根に搭載されている爆砕ボルトに点火され、エヴァ初号機の足元がずんと落ちる。

そのままエヴァ初号機はジオフロントに落ち、回収された。


ネルフ本部
緊急治療室---


ミサト「じゃ、よろしく頼むわよ」

ゴファッ
ゴファン

キョン「シンジは!?」

ミサト「命に別状はないわ。ただ」

アスカ「あのバカが立ち直れるかが問題よね…」

レイ「……大丈夫でしょ。碇くんなら」

アスカ「はっ。あいつはあたしらみたいに神経図太くないのよ。またビビって、にげるわよ」

キョン「……信じるしかなかろう」

古泉「……」

アスカ「そうね」

レイ「……」


古泉「信じるしかなかろう…とは、よくいえたもんですね」

キョン「……すまん」

古泉「僕に謝られても困ります。一番傷ついているのは彼ですから」

キョン「そうだな……」

キョン「……すまん…シンジ」


ネルフ本部
作戦会議室

マヤ「先ほど、ヒトナナマルマルに、零号機による、長距離射撃を試みました」

カシャッ

マヤ「しかし、」

カシャッ

マヤ「相転移空間が視認できる程、ATフィールドは強烈」

カシャッ

マヤ「スナイパーライフルによる、長距離殲滅作戦遂行は実質上無理です」

ミサト「攻守パーペキの空中要塞…か」


ミサト「リツコ、奴のATフィールドぶちぬくには、どうしたらいいかしら?」

リツコ「スナイパーライフルが効かない、ということは、現存する基本的な物理兵器では役に立たないでしょうね」

長門「もし、強力な電力があるならば、荷電粒子砲などが有効と思われる」

リツコ「バカいわないで!ポジトロンライフルの耐用電力程度じゃ、あの相転移空間は貫けないわよ!」

ミサト「……あ、いーい案があるわー」

リツコ「なによ」

ミサト「んっふっふー……ちょーっちねぇー」

リツコ「?」

ミサト「あ、もしもし、あ、うんうん。あーそれでね、用件なんどけどー」


戦略自衛隊
技術開発部

ミサト「んっふっふー」

「……」

ミサト「ネルフ、特務権限により、試作自走陽電子砲を徴発します」

「ですが、これは試作品で…!」

ミサト「ネルフなら大丈夫よぉー。さ、レイ」

ガコンッ

「うわああ!」

ミサト「ご協力、感謝します」


リツコ「しっかし、むちゃくちゃいうわね」

ミサト「うちの技術研ならできんでしょ。うまいこと改造してくれるわ」

リツコ「そうね。で?この自走陽電子砲。どうするの?ネルフの電気全部使う、なんて言わないでしょうね」

ミサト「へ?なにいってんの」


ミサト「世界中から、力を借りんのよ」

リツコ「はぁ?」


マヤ「現在、使徒は使徒の体の底部がねじれて伸びており、それをドリルのように回転させて、ジオフロントを目指している模様です」

ミサト「了解。さっきの話はもう通った?」

日向「ええ。通りました」

ミサト「そっ。ならあとは技術研の連中ね」

「葛城三佐!中継器、連結器、その他諸々の部品到着しました!」

ミサト「あとどれくらいかかりそう?」

「三時間もあれば…!」

ミサト「遅いわ。二時間で作って」

「は、はっ!」

ミサト「それでは!ただいまより、本作戦を、ヤシマ作戦と呼称します!」



シンジ(……ここは……)

シンジ「……また、知らない天井だ……」

ゴファッ
ゴファン

シンジ「…あ、綾波……うわわわっ」ばばっ

レイ「…別に、見ないわよ」

シンジ「そ、そういう問題じゃないんだけどなぁ…」


レイ「作戦内容を発表するわよ」

レイ「本日、フタマルマルマル。エヴァ初号機の起動準備。フタマルサンマル。初号機を配置にセット。及び、零号機がやや前方にて待機。弍号機は…」

シンジ「ちょ、ちょっと待ってよ…」

レイ「……なに?」

シンジ「ぼ、僕は、またあれに乗らなきゃいけないの?」

レイ「それはそうでしょう?あなたは、パイロットだもの」

シンジ「で、でも!みてよこのアザ!しん、し、死んじゃうかもしれないんだよ!?」

レイ「……あなたは死なないわ。私が守るもの」

シンジ「で…でも!!」

レイ「……それでもいやなら。寝てれば。私が初号機に乗
る。サポートはキョンくんや、惣流さんがいるし」

レイ「いつまでも、寝てなさい。…さよなら」

ゴファッ
ゴファン

シンジ「……っ……!」



レイ「……なにしてるの」

キョン「ぎくっ」

古泉「びくっ」

レイ「盗み聞き?」

キョン「いやいや、そういう訳じゃあないんだがな」

古泉「やっぱりナマは違いますねぇ、と…」

レイ「呆れた…。キョンくん。早くプラグスーツに着替えたら?」

キョン「お、おう」

レイ「彼、使えるかわからないし」

キョン「……」

キョン「ちょっと、待ってろ古泉」

古泉「あ、ちょっと!」


ゴファッ
ゴファン

キョン「よう」

シンジ「……キョン」

キョン「さっきはすまんかった。無責任な事いって」

シンジ「別に……気にしてないよ」

キョン「……ミサトさんが悪いんじゃない」

シンジ「……っ!そんなこと!わかってるよ!」

キョン「…!」


シンジ「そんな…ミサトさんのせいじゃないことくらい、わかってるよ」

シンジ「けど、…キョン、言ったじゃない」

シンジ「ミサトさんを信じろって」

シンジ「そしたら…これじゃないか!!やっぱり僕は向いてないんだよ……向いてない……!」

キョン「……チッ」

シンジ「え?」

キョン「甘ったれんなよ」


キョン「お前みてると、なんかモヤモヤすんだよ」

キョン「なんで僕が、どうして僕が、僕は関係ないのに」

シンジ「……」

キョン「どっかの大馬鹿にそっくりなんだよ」

キョン「おい、シンジ」

キョン「今回の作戦。絶対成功する、信用してくれなくてもいい。けど、これはほんとのことだ」

キョン「絶対に勝てる。けど、それにはお前が参加するっていう条件がいるんだ」

キョン「のめるか?」

シンジ「……」

キョン「まぁゆっくりきめろ。じゃな」

キョン「……おい、シンジ」

シンジ「なんだよ」

キョン「…俺はお前の友達だ。信じろ」

シンジ「……」

キョン「…まぁ、あのあとだから無理もないな。すまん。じゃな」




古泉「なかなかなセリフをはけますねぇ」

キョン「ほっとけ」

長門「しんじろ(キリッ)」

古泉「友達だからな(キリッ)」

長門、古泉「「……」」ニヤニヤ

キョン「こいつら…」

古泉「ま、綾波さんの言葉でこころは少し開いているはずですし、あなたの判断は、今回ばかりは正しいですね」

キョン「ほっとけ」


ネルフ本部
更衣室

キョン「あーあっと。どうせでねーのに着せられるのか」ぎゅっきゅっ

アスカ「文句いってんじゃないわよ。もしものことがあったときのバックアップでしょ」しゅるしゅる

ハルヒ「もしもがないのが、一番なんだけどねぇ」しゅるっ

レイ「……」しゅるるっ

キョン「はぁ、まあ、何事もないだろ」

アスカ「あのバカ、来るかしら」

キョン「くるさ」

キョン「俺の友達だからな」プシューッ

アスカ「お熱いこってー」プシューッ

ハルヒ「きもちわるっ」プシューッ

キョン「おまえらな!」


ミサト「着替えおわったわね。現在、ヒトキューヨンマル。シンジくんは?」

キョン「まだ来てませんね…」

ミサト「……(変更も考えなきゃ…か)」

レイ「……」

古泉「呼んできましょうか?」

ミサト「いや、いいわ。休ませてあげて」

キョン「…チッ……」

長門「……くる」

ゴファッ!
ゴファン

「はぁっ……はぁっはぁつ……くっはぁっ…」

キョン「……!!」

思わず、ニヤけちまった。
やっときたか。バカ野郎。

シンジ「碇、シンジ……遅れました!」

ミサト「…!よし、ヤシマ作戦!開始するわよ!」


ミサト「準備いいわね」

シンジ「はい」

ミサト「シンジくん、貴方はその格好のまま、ただ前をみていてちょうだい。ポジトロンスナイパーライフルの充電がおわる前に、コックを引いて発射準備、あとは、中心にセンサーが重なったら…撃って」

シンジ「……はい!」

シンジの乗る初号機のモニターに、ぴこんと文字が浮かぶ。

シンジ「なんだよ、キョン」

キョン「気張れ」

シンジ「……うん!」


僕に出来るんだろうか。
出来るのか。…僕の両肩に世界は重すぎる。
けど、僕がパイロットなんだ。
死ぬのは怖い。
けど、みんながいる。
僕の、唯一の居場所なんだ。
エヴァに乗っていれば、キョンとも、みんなとも、仲良くできる。
…死にたくない。

だから、戦うんだ。

ミサト「中継器!全機、起動!」

「中継器、全機起動!」

第三新東京市
「本日9時、大規模な停電が発生します。なにとぞ、ご理解の事」

北海道富良野
「の事、よろしくお願いします」

京都 宇治
「本日、大規模な停電が発生します」


シンジ「綾波、頼んだよ」

レイ「……ええ」

シンジ「………」

刻一刻と時が迫る。
ポジトロンスナイパーライフルの存在に気づかれないように、戦略自衛隊の力を借り、ポジトロンスナイパーライフルの充電完了を待つ。

ミサト「全連結機、リンク!」

「全連結機、リンク!」

僕に……出来るのか。何度も問いかける。
その度に、
「気張れ」キョンの言葉と
「私が守るもの」綾波の言葉が頭をよぎる。

シンジ「……」

ミサト「連結機より中継機に電力供給!そのご、ポジトロンスナイパーライフルへの供給開始!」

「了解、連結機から、中継機へ、接続」

ブシュゥと嫌な音を立てながら、ばちばちと連結機の電力が中継される。

「連結機から中継機、完了。続いて、本体への供給、開始」




ぶすぶすと焼ける音。
即興で作ったのだから仕方がない。
くるくると形を変えながら戦略自衛隊へ攻撃を行う使徒。
もう少し…もう少しだ。

「供給、78%まで完了」

ミサト「コック、引け!」

ガコン。
ポジトロンスナイパーライフルのコックをがちゃりと引く。
これで、装塡完了だ。

「本体から、弾丸への中継、開始!」

キイイイイイと音を立てるライフル。
青光りするこれを、この全ての力を。
全人類の、叡智を。

「充電、完了!」

ゴフッと音がし、充電が完了する。

リツコ「誤差修正、自転軸、及び不確定変化の予測。完了。発射まで、5.4.3.」

シンジ「……」


リツコ「2.1」

ピピッ

シンジ「いっけええええええええええ!」

カチッ。



…ッパウッ!

物凄いスピードで青い光が使徒に伸びる。
それは一瞬だった。
呆気なく、それは終わった。

ゴゥッ……
ギイイイアイイイイイアイイイアアアアアア

後方にびきびきとトゲを出しながら叫ぶ使徒。
終わり、か。

キョン「バカ野郎!!まだだ!!」

シンジ「え……」


青葉「…!使徒内部に、高エネルギー反応!」

ミサト「なんですって!?」

長門「使徒は、健在」


バキッパキパキパキパキパキッ!
ガキンッ!

マヤ「使徒、円周部を加速しつつ、変形!!荷粒子砲来ます!!」

キュオオオン、キュオオオン、キュギュギュキュ…

ピギイイイィィィアアアアアアアアイイイイイ…

パウッ

ミサト「シンジくんっ!!!」


凄まじい火力なのは、いうまでも無かった。
使徒の放つ、恐らく最大級の攻撃。
山を溶かし、かなり大きな山ですら、すでに耐えきれなくなり、じりじりとこちらがわに盛り上がって来ている。
ぷわっ、と溶けた岩などが吹き上がり、山に大きな穴があいた。
それと同時に、使徒の粒子砲は、僕をめがけて飛んでくる。
死ぬかもしれない…。
死にたくない。


レイ「ぼさっとしてないで、再装填なさい!」

シンジ「え!?」

ガキィン!
綾波の零号機が、使徒の粒子砲を巨大な盾で弾く。
盾ですらもう溶けて来ている。

シンジ「綾波!」

レイ「早く!時間がないのよ!葛城三佐!」

ミサト「あ、…ポジトロンスナイパーライフル!再充填!」

「は、はっ!連結器、起動!」


はやく…はやく充電を……!
早くしないと、綾波が!

ピピピピピピ

センターマークが目まぐるしく動く。

リツコ「まだなの!?」

ミサト「るっさいわね!やってるわよ!」

「連結機から、中継機、中継機から、本体へ!」

はやく、はやく、はやく!

その時だった。

キョン「なんっ…だありゃ…あり得ねぇ!」

使徒は、粒子砲をうちながら、めきめきと形を変えてゆく。


キョン「長門!」

長門「あの変形は劇場版にもない。確実に、新モーション」

レイ「なにを訳のわからないことを…きゃっ!?」

ぴたりと光線が止んだ。

シンジ「ミサトさん!!」

ミサト「充電率、75%よ!コックひいて!」

コックをひく。
いそげいそげいそげいそげいそげいそげ!

キョン「ありゃ、なんなんだ…」

コアが中心にあり、剥き出しの状態。
コアの前面、つまり、エヴァ初号機がいる側に、頂点を向けた大きな三角錐。
コア後方に、細かい三角錐が環状にならんでいる。

キョン「あんなのみたことがないぞ…!?」


キュンキュン…キュイッキュキュッ…

後方の三角錐から、光線が前方の三角錐の頂点に向けて走る。
前方の三角錐にゆっくりと光が収束して行く。
光線の間隔がゆっくりと早くなるとともに、後方の三角錐が回転する。

ギュイイイイイイイ

長門「……聞こえる?」

キョン「おい、長門、ありゃまずくないか!?」

長門「確実に危険。綾波レイ単独では抑えきれない」


後方の三角錐からは光線が走り続け、回転も早くなる。
使徒は巨大な光の三角形となった。

まだかっ……
ぶすぶすと音がする。
焼ける音。

ミサト「まだなの!?」

青葉「接続回路に熱異常!!電力損失が半端じゃありません!!充電に支障!」

ミサト「なんで…!」


長門「あなた、もしくは誰かしらのサポートが必要」

キョン「だがっ!」

長門「あなたには盾がない。盾の用意が足りなかった。盾を持っているのは綾波レイの零号機のみ。あなたたちはATフィールドだけ。サポートは、事実上不可能」

キョン「くっそ……!」

長門「綾波レイを、信じるしかない」


キョンのコックピットに、ピコんと音がし、通信が入る。

キョン「…綾波?」

レイ「話。聞いてたわよ」

キョン「!!」

レイ「秘密の話をするなら、通信回線の閉じ方くらい覚えるのね」

キョン「……綾波」

レイ「……安心して。碇くんは、私が守る」

キョン「……!!」

レイ「それじゃ」

ひゅんと通信がとぎれる。

キョン(くっ……やっぱり生だと感動する……)


ミサト「まだなの!?」

青葉「電力損失を他部分から補充、のこり2.5で発射準備完了です!」

シンジ「はやくっ!!」

収束が止まる。
後方の三角錐は回転したまま、前方の三角錐は光り続ける。
今度は、前方の三角錐が凄まじい回転をする。


ピギイイイイィィィィィィウアアアアアアアア…

ドゴッ!

綾波まで、一瞬だった。
綾波の盾が一気に溶解を始める。
物凄い光とともに。

レイ「くっ……ああっ!!」

シンジ「綾波っ!!」

リツコ「照準合わせて!!」

はやく、はやく!!


センターがゆっくりと使徒を捉える。
誤差を修正しながら。

ピピッ

センターのポイントのズレが修正され、中央部、使徒のコアに合わさる。

シンジ「いっっっけえええええええええええええ!!!」

カチッ

ヂヂヂと焼ける音の後、先端から閃光がうちだされる。

キョン(たのむっ…!)

ハルヒ(……!)

アスカ「おねがいっ…!」

綾波の盾を、ポジトロンスナイパーライフルの弾がうしろから貫く。
バチンと大きな音のあと、使徒の攻撃をぐぐっと押し返す。
行け!
強い思いで、トリガーを思い切り押す。
意味は無い。
ただ、強く押していた。


シンジ「いけっ!いけっ!いけっ!いけっ!いっけぇぇっっ!!!」

僕が叫ぶと、使徒の攻撃がバチンと弾け飛び、ライフルの光線が使徒に向けて一直線に走る。

ゴフッ

鈍い音が、光線が使徒に届いた時に響いた。

ギッ…ピギイイイイイイイイイイイッ!!!

ぶしゅぶしゅと血?のようなモノが後ろの建物に飛び散る。

ひゅ……ご……ごんっ……

その後、使徒がゆっくりと地面に落ちた。

シンジ「……」

キョン「や、やっ」

ハルヒ「やったああああああっ!!」


シンジ「…はっ……綾波!!」

零号機のもとへ走って近寄る。
盾でも抑えきれなかったのか、零号機の体もかなり溶解していた。

シンジ「綾波!」

零号機の背面のエントリープラグ固定板を外し、エントリープラグを取り出す。
このままじゃ、綾波が……


キョン「たのむ!!長門、零号機のとこの回線こっちにまわしてくれ!!」

長門「無理」

キョン「なんで!!」

長門「私達でみる。貴方はおあずけ」ニヤニヤ

古泉「おやおや」ニヤニヤ

キョン「こんっちくしょおおおおお!」


綾波!綾波!
エントリープラグの緊急開放用のハンドルを持ち上げる。

シンジ「あっ……つ!!ぐ、っくうう!」

熱い。けど、綾波はこんなもんじゃないんだ。
ぐぐぐとゆっくりとだが、ハンドルを回し、エントリープラグを開ける。
途端に中の熱気がむわっと僕をおそう。

シンジ「綾波!!綾波!!」

レイ「……う……」


シンジ「……はぁあっ……生きて……よかった……」

レイ「……碇……くん」

シンジ「…でてく際に、……さよなら、なんて…言うなよ…そんな、そんな…悲しいこと……いうなよ……」

ぽたっ、ぽたたっ

僕の涙が、綾波の足に落ちて伝う。

レイ「……ごめんなさい。こういうとき、どういう顔をすればいいかわからないの」

そういう綾波の哀しそうな顔を見て、僕は、

シンジ「……笑えば……いいと思うよ」

そう言った。
すこし、綾波はびっくりしたような顔をして、その後、ぎこちないけれど、ちゃんとえがおを見せてくれた。


古泉「……」ぽろぽろ

長門「……ぐすっ」

キョン「くっそおおおおおおおおおお!」


その後は、ミサトさんに褒められて、綾波は病院に。
アスカはなんかぷんすかしてて、涼宮さんは僕を褒めちぎった。
古泉くんと長門さんは、僕によくやったと泣きながら言ってくれた。
嬉しかった。
キョンは、なんかよくわからないけど、悔しそうに泣きながら、僕の肩をぽんぽんと叩いてよく勝ったな、と言ってくれた。
そんなに活躍できなかったのが悔しかったんだろうか。



キョン「覚えてろよ、お前ら…」

古泉「……だって長門さんが!!」

長門「!?私のせい!?」

キョン「お前らな!!」


part8に続く

キョン「また使徒か」 part6



698 名前: ◆UqSHFgvvQ2 [] 投稿日:2009/10/20(火) 20:22:51.04 ID:n21dCXjMi

次の日
学校

キョン「おーっす」

古泉「」ニヤニヤ

長門「」ニヤニヤ

キョン「な、なにニヤニヤしとるんだ。気色悪い!」

古泉「だって…ねぇ?長門さん」ニヤニヤ

長門「ねぇ?小泉さん」ニヤニヤ

キョン「お前人間らしくなってなんかほんとに人間らしくなってきたよな」


ハルヒ「おはよ。キョン」

キョン「おう」

アスカ「おっはよーう!」

シンジ「あ……おはよう」

キョン「おう、二人とも。おはよう」

古泉「そういえば、カヲルくんいませんね」

キョン「あーあー。せいせいするね。あいつはやたら近づいてくるから嫌いだぜ」

佐々木(やたら、近づく!?)

古泉「あーたしかにカヲルくんはあなたの事が大好きですよね」

佐々木(!?)


キョン「いい迷惑だ。あいつはいつも顔が近い。お前よりもだ古泉」

古泉「おや、し、っ、け、い」ずいっ

キョン「やめんか」

カヲル「ずるいなぁ、古泉くんばっかり」ずいっ

キョン「うおわっ!?」

カヲル「やっ。おはよう。キョンくん。古泉くん」

古泉「おや、来ていたのですか?」

カヲル「ついさっき来たばかりだよ。ちょっと……あー、親とケンカしてね」

古泉(親?)

キョン「そりゃま、災難だわな。とりあえず離れろおい」

佐々木「……」わなわな


カヲル「いやだよ。このまま君に抱きついて、接吻してしまいたいくらいさ…」

古泉「うぷっ」

佐々木「!!」ガタン!

キョン「やめろよせ離れてくれ後生だから頼むからは な せえええええ!」

カヲル「ふふっ……」

古泉「これは…」サッ

キョン「おい、古泉!なに携帯出してんだ!」

長門「証拠」サッ

キョン「なんのだよ!」

シンジ「ふふ」サッ

キョン「おい!!」

カヲル「さぁ!甘い接吻を!」

キョン「うわあああ!」


カヲル「ん?」

佐々木「や、やめ…」

カヲル「ふふっ」

キョン「な、なんだよ気色悪い。それより膝の上からどけろ」

カヲル「君も、なかなかやるねぇ。シンジくんとは大違いだ」

キョン「はぁ?」

カヲル「君たちには、期待してるよ。イレギュラー」ぼそっ

キョン「!?」

カヲル「あとで、話せるかい?」ぼそっ

キョン「場所は」ひそひそ

カヲル「体育館の裏。ベタだけどね」ひそひそ

キョン「わかった」ひそひそ

カヲル「ふふっ。じゃ、放課後にね」

キョン「おう」

佐々木(!?な、なにを話していたんだ!?)


放課後
第壱中学校、体育館裏

カヲル「やっ。きたね。キョンくん」

キョン「話ってのはなんだ?」

カヲル「ふふっ。単刀直入だね。じゃあこちらも単刀直入に聴こうかな」

カヲル「君たちは、老人たちが危惧しているところの、イレギュラー。合ってるかい?」

キョン「……さぁてなぁ?なんの話をしてんのか、まったくもってわからん」

カヲル「ふふふっ、やっぱり、君はとんでもない狸だね。食えないよ」

キョン「なんの話しかねぇ?」


カヲル「曲者、だね。古泉くんたちも、君みたいな感じなのかな?」

キョン「古泉ほど、俺は頭は回らんよ。俺はただのバカだ」

カヲル「そうかな?本当は頭が良いのを隠して、バカを演じているようにも見えるよ?」

キョン「……そうか?どうかねぇ?俺は常に定期テスト然り、常に低空飛行だが?」

カヲル「そういう頭のはなしじゃあないだろうに」

キョン「はて、バカだからわからんなぁ。すまん」

カヲル「ふふっ。そうか」


カヲル「もし、君がそんな態度ならば、僕はここで覚醒しても構わないんだよ?」

キョン「!!」

カヲル「ATフィールドを展開し、何号機でもいいな。コアが入っているのは少ないから」

カヲル「何号機かを操り、指名を全うしても」



カヲル「僕は、一向に構わない」

キョン「こん、の…!」



古泉「させませんよ?」

カヲル「ん?」

長門「それだけは、させない」

佐々木「許さない…!」

カヲル「やれやれ。佐々木さんだけは少し違う気がするのは、気のせいかな?」

キョン「いや、当たりだろうぜ」

カヲル「ふふっ。みんな怖いなぁー。大丈夫だよ。軽いジョークだ」

古泉「安心できませんね」

長門「……」

カヲル「……最も、君たちにはなんの力もないだろう?僕が何をしようが、君たちに止める術はない」

古泉「!!」


古泉「……わかりませんよ?僕が能力はない。とは言っていません」

カヲル「あっは!もうそれ、自分達がイレギュラーって言ってるのと同然だよね。気付かない?」

キョン「……ふざけんのも、いい加減にしろ。渚」

カヲル「おや?怒った?ごめんね。でも、本当のことだろう?僕がなにをしても止められない」

キョン「マウントとりゃいいか?おい」

カヲル「ATフィールドで吹き飛ばしてあげるよ。骨が折れたらごめんね?ふっふふ」

キョン「こんの野郎…!」

古泉「もし、能力が使えるのだとしたら、貴方はどうなさるおつもりですか?」

カヲル「排除……かなぁ?」

古泉「っ!」

カヲル「当然だろう?僕はゼーレのシナリオ修正用の駒にすぎない」

カヲル「なら、使命を全うするのは、当然だ」


カヲル「最も、君らが能力を、使えようが使えなかろうが僕には関係ないしねぇ。絶対不可侵領域。心の壁。ATフィールドがある限りね」

古泉「……うちぬけるとしたら?」

カヲル「そりゃあ凄い火力だね。ポジトロンスナイパーライフルも真っ青だ」

古泉「……なぜその武器の名を?」

カヲル「さぁてねぇ?」

古泉「……」

キョン「長門、佐々木。下がってろ。こういうのは男の仕事だ。
なぁ?古泉」

古泉「ええ、お任せください」

カヲル「羨ましいな…その厚い信頼」

キョン「はっ!お前とだけはゴメンだな!」

古泉「僕も、貴方だからこそ、信頼していますよ」

カヲル「……ふふっ……」


カヲル「僕がATフィールドを使えば……司令室にBLOOD TYPE-BLUEとでて、一瞬でバレてしまう」

カヲル「君たちには頑張って欲しい。けど、やっぱり僕はゼーレの人間だ」

カヲル「けど、敬意を評して、」

カヲル「生身で、ケンカしよう。エヴァとか、ややっこしいの、抜きでね」

古泉「ですって」

キョン「2対1で負けたら、お袋に合わせる顔がねぇ。けど、逃げたら先祖に顔合わせできんな」

古泉「ですね」

カヲル「さ、おいで。イレギュラー!」


まずは俺が行った。
まず始めに右ストレート。
それだけを考えて殴った。
思い切り振りかぶり、一撃!

カヲル「あっはは、当たんないよ。ほんと、一般人だねぇ」

すいっと、避けられ、俺は勢い余ってずっこけた。
次いで後ろをすぐに見ると、古泉がすでに走っていた。あのニヤけ顏はない。
古泉の右手の挙動はとてもはやく、まるで無駄がなく、本当にケンカ慣れした不良のような動きだった。
見事、そのストレートは渚の腹部を直撃した。

古泉「機関の教育を舐めないでくださ、うおっ」

喋っている最中にだ、古泉は右腕ごと体をぐいと引き寄せられ、渚が上げていた左足に顔面を直撃させた。

カヲル「ゼーレを、舐めないで欲しいなぁ?ふふっ」


古泉「ぐっ…くぅ…」

古泉は顔を抑えながら後ずさる。
俺はすぐに立ち上がり、左足を軸に右脚を振りかぶり、大きく回転する。

キョン「おらっ!」

カヲル「おっそいって。まだまだ」

見事に起動を読まれ、渚がひゅんとしゃがんで避ける。

キョン「古泉!」

古泉「ああ!もう、人使いの荒いお方だ!」

これを好機と、古泉が突っ込む。
渚の手前で古泉がぐっと態勢を落とし、左脚で踏み込んで、右脚でニーアタック。

カヲル「いっ…た!」

渚の顎に、クリーンヒットし、怯んだ渚に向けて、俺が両手を、合わせてぐっとにぎった形で後頭部を思い切り殴る。

カヲル「ぐっ……」くらっ



カヲル「いっ……たいなぁ!もう!」

キョン「うおっ!」

殴った衝撃でひっこめきれなかった両腕を、渚の両腕にぐっと掴まれ、そのまま古泉のほうにぶんと振り回される。

古泉「いっ!?」

キョン「すまんっ!!」

顔面デコ衝突。
情けない。

カヲル「やってくれたね。イレギュラー。いくら使徒でもいたいんだよ?」

キョン「お前が売ったケンカだろうに…」

古泉「ペッ……あー…くちん中切りました」

カヲル「反撃するよ。悪いけど」


カヲル「こんの!」

ドフっとにぶい音と共に古泉が2m程飛ぶ。
しゃがんでる時に思い切り腹部を蹴り飛ばされたのだ。

カヲル「あー…いたい。僕じゃなきゃ失神してるよ」

キョン「…くっそ」

カヲル「はぁ。ごめんね。蹴るよ」

デコ衝突のせいでうまく動かない体なのに、横っ腹を思い切り蹴り飛ばされる。
俺はそのままの格好で吹き飛び、受身も取れぬまま地面に体を擦り付けた。

キョン「いぃ…ってえー…」

古泉「……ききますねぇ…」

カヲル「さて、どうしてくれようか?」


カヲル「ふんふんふんふ、ふんふんふんふ!」

キョン「うっぐ……」

渚は鼻歌混じりに俺たちを蹴り続けた。
砂のはいってぼやけた目に、泣いている佐々木と、へたりこんだ長門が見える。
そうだ。じっとしてろよ。

カヲル「ふーんふんふ、ふーんふふーん」

キョン「ぐっあ」

古泉「うっ…あ…」

ぐいっと渚に髪を持たれ、そのまま渚の顔の位置まで持ち上げられる。
こいつてさすが使徒だ。

カヲル「うっふふ。さて、どうする?接吻してくれたら許してあげるよ」

キョン「はっ…てめぇとするくらいなら…古泉とした方が、幾分かマシだ」

古泉「こんな外道と同列ですか?……ひどい……ですねぇ」

カヲル「外道とは言ってくれるね」


カヲル「……ふふ」

キョン「ぁに、笑ってやがんだよ。ってか、髪。いてーからとっとと離せ」

カヲル「はぁ?劣性なのにその口の聞き方はないんじゃないの?」

古泉「虚勢はるくらいしか…能がないですからねぇ?」

キョン「うっせ…げほっ」

カヲル「……」

キョン「なんだってんだよ…」

カヲル「やーめた」

キョン「!?」


カヲル「あんまり、面白くないし」

キョン「言ってくれんなぁー…」

古泉「ですねぇ」

カヲル「なにより」

カヲル「いろいろ、見せつけられたし。ここで僕が使命を全うするのはシナリオにない」

古泉「な、じゃあなんで…」

カヲル「ヒマつぶし?」

キョン「ほんと外道だな。おい…」

カヲル「あはは!冗談」


カヲル「僕が生身で子供とケンカするなんてシナリオも、これまた無いんだよ」

キョン「だから…?うおっ!?」

急に手をはなされ、どすんと落ちる。

カヲル「ほんとなら、全力でゼーレが事実を消しにくる」

古泉「でしょうね…いてて…」

カヲル「でも、来ないだろ?」

キョン「そうだな…」

カヲル「運命に、あらがえる」

キョン「はぁ?」

カヲル「君たちは、救世主だよ」


キョン「ガキのケンカなんか、興味ないだけだろ?」

カヲル「バカだな。あれは本気で言ってたのか。ふふ。僕が普通のガキかい?」

キョン「……そりゃそうだが」

カヲル「しかもチルドレンとケンカだよ?普通止めるさ」

古泉「僕達は利用された訳ですか」

カヲル「君たちの替わりなんか、あのクラスにたくさんいる。それに、僕は使徒であると吐露しているんだよ?」

キョン「まぁ、そういわれたら」

古泉「たしかに、おかしい、ですね」


カヲル「ごめんね、利用したみたいでさ」

キョン「別に、いいよ。あーくそ、口が、鉄くせぇ」

古泉「あなたのことは、色々しっていますし、ね。よっと」たんっ

キョン「あー…たしかになぁ。よっこらせっと」

古泉「じゃあ、貴方は、もうゼーレとは?」

カヲル「なるべく、縁を切りたいもんだね」

キョン「そうか……」

キョン「うおわっ!?」

佐々木「……っ!」ぼろぼろ

キョン「お、おい、佐々木?」

佐々木「死んじゃうかと…思ったじゃないか…」

キョン「…すまん」ぽんぽん


カヲル「はぁーあ。残念だよ」

キョン「あ?なにがだ?」

カヲル「君のことだよ。鈍感だね」

キョン「はぁ?」

カヲル「ほんと、かわいそうに。佐々木さんも」

古泉「長門さん、立てますか?」

長門「……」

古泉「長門さん?」

長門「……腰が抜けた。立たせて」

キョン「はぁ…やれやれだなぁ…」




キョン「一時はどうなることかと」

カヲル「いやぁ、熱くなっちゃったねぇ」

古泉「本気で痛かったですよ。全力で蹴っ飛ばすんだから」

カヲル「あはは。ごめんごめん。ついカッとなっちゃってね」

キョン「…じゃあ、俺たちの事を話すよ。俺たちだけ、お前のことを知ってるのは気持ち悪いからな」

そして、俺はゆっくりと渚に語った。
ハルヒのこと。
この世界のこと。
俺たちの事を。

カヲル「……じゃあ、ここは虚構の世界なのか…」

キョン「いや…どうなんだろうな。よく、わからん」

古泉「詳しいことはまだ言えませんね」

カヲル「ふふっ…そんな話を聞くと、こちら側のものとしてはすこし辛いね」

カヲル「だから、呼称を、知っていたりしたのか」

キョン「そうだ」

カヲル「はぁ……なんだ。そんなことだったのか……」


カヲル「老人たちが騒ぐもんだから、どんな能力者かと、内心びくついてたのに。案外弱いし」

キョン「ほっとけ」

古泉「いやはや、お恥ずかしい」

カヲル「実際、なんの能力も無いのかい?」

古泉「彼は、完全に一般人ですよ。あなたもご存知の通り。僕は、……いまは、微妙ですね」ボゥッ

カヲル「光の、玉?」

古泉「まぁ、本来ならばもう少し大きくできるのですが…いまはこの豆粒が精一杯ですね」シュン

カヲル「なんで使えるんだい?閉鎖空間とやらでしか使えないんだろ?」

古泉「ここが閉鎖空間のでっかい版みたいなもんだからでしょう」

カヲル「ふーん」


カヲル「ま、いいや」パンパン

カヲル「多少ながら、君たちの手助けをするよ。お役に立てるかわからないけどね」

キョン「な、マジか!?」

カヲル「他ならぬキョンくんが頼んでくれるならね」

キョン「ぐっ…じゃあ、たのむ。渚」

カヲル「な、ま、え」

キョン「か、カヲル」

カヲル「よろしい!」


カヲル「じゃ、僕は帰るよ。じゃあね。キョンくん。古泉くん。長門さん。佐々木さん」

キョン「おう」

古泉「また明日」

長門「……」

佐々木「……」じーっ

カヲル「あはは。こわいこわい。じゃ、帰るよ。またね」




キョン「ぶっはぁぁぁぁ!きんっちょうしたぁぁぁぁ!」

古泉「さすがに…怖かったですね…はぁー…」


古泉「ばけもんですね。やっぱり」

キョン「な」

長門「あの蹴りは…辛そうだった」そっ

古泉「おや……ありがとうございます」

キョン「しっかし恐ろしかったよ。なんだあのなんつうか…気迫?」

古泉「殺気、というのはああいうのを、いうのかもしれませんね…無言の圧力、みたいな」

キョン「あー…つかれたぁー…」

佐々木「お疲れ様。キョン」なでなで

キョン「は、腹を撫でるな!」


キョン「しかし、カヲルの助けはかなり、ありがたいんじゃないか?」

古泉「ええ。かなりの戦力でしょう。もっとも、ネルフ内には入れないでしょうけどね。仮設四号機はあなたが乗っていますし」

キョン「「ふふっ、おいで、リリンのしもべ…仮設五号機!」とか、やりかねなくないか?」

古泉「あー」

佐々木「僕は、渚嫌いだよ」

長門「私も」

古泉「まぁまぁ」

キョン「あいつはあいつで大変なんだよ。いろいろと」


その後、俺たちはすこし話して帰った。
はぁ…本当に疲れた。
身体中ぎしぎしいうし。
はぁ……制服、クリーニングに出さなきゃな…

さぁて…帰って、お袋に絞られて、寝るとするか。


part7に続く

キョン「また使徒か」 part5



615 名前: ◆UqSHFgvvQ2 [] 投稿日:2009/10/20(火) 18:27:36.92 ID:n21dCXjMi
さて、俺たちはというとだ。
ハルヒを家まで送り届け、俺と長門と、古泉で公園に集まっていた。

キョン「さってと。集まったわけだが。どうすんだ?」

古泉「まずは、疑問の消化ですか」

長門「……」こくん

キョン「んじゃあ、とりあえず、佐々木呼ぶか」

古泉「あ、お願いします」

長門「……」




「……さて、聞かせてもらおうか。イレギュラー……」


キョン「すぐ来るそうだ」

古泉「そうですか」

長門「そう」

キョン「……長門?」

長門「なに」

キョン「疲れてるのか?」

長門「……疲れては、いない。……はず」

キョン「そうなのか?」

長門「対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェースである私に、疲労感は、ない……」

キョン「顔が青いぞ?」

長門「……」バタンッ

キョン「!長門!」

古泉「長門さん!?」


キョン「おい!おい、長門!」

古泉「しっかりしてください!長門さん!」

長門「う……」

キョン「おい!」

長門「大丈夫。恐らく、人間でいうところの、ただの目眩」

長門が目眩?
ありえないだろ!

古泉「とにかく……ベンチに!」

キョン「お、おう!」


キョン「大丈夫か?」

長門「平気。もう回復した」

キョン「回復ったってなぁ」

長門「平気」むくっ

古泉「じ、じっとしていたほうが…」

佐々木「ん?どうしたんだい?」

キョン「佐々木!…長門が!」

佐々木「?長門さんがどうしたんだい?」


キョン「対有機生命体うんちゃらかんちゃらの長門が、目眩で倒れたんだよ」

佐々木「それは……ありえないだろう?」

古泉「本来ならば、ありえません。聞きそびれていましたが、もしかして、能力も?」

長門「……使えない」

キョン「なんてこった」

古泉「やはり、情報統合思念体がいない、というのが絡んでいるのでしょうか」

そういえば、最近の長門はすこし変だった。
妙に人間らしいというか…かわいらしいというか。

佐々木「なにニヤけてるんだ。キョン」

キョン「失敬」


長門「世界改変の際、私が再構成されたという可能性がある」

古泉「なるほど、それならば納得がいきます」

佐々木「しかし、それを涼宮さんが望んだ、という前提が必要だろう」

長門「それに関しては…」むくっ

キョン「おい」

長門「平気。それに関しては、恐らくありえないこともない。涼宮ハルヒは常々、有希は人間らしくないところがあるわよね、と漏らしていた」

古泉「では、あの演算能力。ハッキングセンスはどう説明します?」

佐々木「一般的、といえるかはわからないけど、そういう一般的なすごい能力を涼宮さんがみたことがあるなら、そういう能力だけは許した、で説明つくよね」

キョン「あ、コンピ研とのゲーム!」

古泉「ありえますね」



キョン「なら、もう長門は一般人となんら変わりない……ってことか?」

古泉「異常なコンピュータに関するセンス以外は…ですがね」

長門「……」

キョン「災難だな、長門……あんのバカのせいで…」

長門「……」

長門「いい」

キョン「え?」

長門「すこし、嬉しい気がする」


キョン「…そっか。まぁ、俺はお前がいいならいいよ」

長門「そう」

古泉「…もう、平気ですか?」

長門「問題無い」

古泉「では始めましょうか」

古泉「まず、今回の使徒の侵入速度の違い」

長門「あのスピードはありえない。2.7倍というあの異常速度は原作とは全然違う。更にいえば、O2をエネルギーとしていたのも明らかにおかしい」

古泉「たしかに本来、イロウルの弱点がO3、オゾンである以上、O、つまり酸素をエネルギーにしているのはおかしいですね」

長門「そう、そこから導き出される答えを、仮定で出すと、使徒は原作よりも明らかに強化されている」

古泉「そう考えるのが妥当でしょうね」



「原作……?なぜ、使徒の呼称をしっているんだ?今回の使徒、本来の姿とは違うのか……?」


キョン「だけど、シャムシエルに関してはどうだ?あれは全然強くなかったぞ?」

長門「そう」ニヤニヤ

古泉「強くなかったですね確かに」ニヤニヤ

キョン「もうやめろ!」

長門「サキエルは、話を聞く限りではかなり原作に近い。初号機の暴走などを含めて考えても。
シャムシエルも同じ、あまり強くはなかった。しかし、原作ではありえない点が一つ」

古泉「トウジくんたちですね!」


長門「そう。つまり考えられるのは」

古泉「僕達が来たことで、著しく原作の内容が改変されている」

キョン「!?じゃあ、俺たちのせいで…!」

長門「それに対する救済措置が、恐らく、参号機、及び仮設四号機。参号機に
異常が一切見受けられないところから見ても、これは明らかなこと」

古泉「しかし、原作が著しく改変されている以上は、」

長門「いつ、どの機体にバルディエルが寄生してもおかしくない」

キョン「!!」

佐々木「なるほど」


キョン「ひとつ、いいか」

古泉「どうぞ」

キョン「この世界、エヴァの世界にしちゃ少しおかしいよな?サキエル撃破時に、アスカは居ない。その上、加持さんにあの時点でシンジが面識あるのも、明らかに気に食わん。もし、俺たちが来て居ないとしても、どう考えてもおかしい設定じゃないか?」

長門「……はぁ」

古泉「原作改変原作改変といっているのに、いまさらそこですか?」

キョン「なっ…」

古泉「しかし、確かに興味深いですね」

長門「キャラが明らかに違うものもいる。例えば、碇ゲンドウ」

キョン「あの親子はたしかに既におかしい」


長門「これは、あらゆる作品がミックスされているという仮定は?」

古泉「ダメですね。世界改変の元が涼宮さんの知識なわけですから」

長門「そう…」

古泉「しかし、登場しているのは既に漫画の中にでている方たちですよね」

長門「ダウト。その理論をそのまま続けると、アニメにしか存在しない使徒がいるのは明らかに不自然になる」

古泉「それもそうですね」



佐々木「キョンって、最初どこでエヴァを知ったの?」

キョン「俺は、漫画から入ったクチだ。最初の頃は楽しくて使徒の名前検索したりしたな」

古泉「!!」

長門「!!」


古泉「そうか……」

長門「涼宮ハルヒは能力を除けば一般人。思考パターンも、基本的には一般人のそれに準ずるはず」

古泉「もし、エヴァにのめり込んだ彼女が、ネットなどで使徒の事を検索していたのだとしたら!」

長門「その過程でアニメにのみ登場する使徒の存在を知ったのなら、イロウルなどのアニメにのみ登場する使徒が現れても不思議ではない」

古泉「キョンくん!あなたは他に最初、何を思いました!?」がくがくがく

キョン「ちょ、お、ま、おち、つけ!」がくがくがく

キョン「いきなり言われたってわからん!」



古泉「……そうですか……役に立ちませんね」

キョン「なっ!?」

長門「あまり彼を責めないで欲しい。彼は、骨の髄まで一般人なのだから」ニヤニヤ

古泉「それもそうですかね」ニヤニヤ

キョン「バカにしてるよな、お前ら。おい」

佐々木「僕は、もし願いが叶うなら、いっぺんに色んなキャラにあってみたかったかな」

古泉「!!」

長門「それには同意する」


古泉「たしかに、涼宮さんが、もしエヴァの世界にいけたら、いっぺんにみんなと会いたい。と願っていたなら」

長門「全員が既に面識があって、いつでも登場できるこの設定には納得できる」

古泉「あのクソ早い段階で加持さんが、登場したのも頷けます」

長門「しかも、すぐさまパーティ。登場人物と絡むには、最も効率的」

キョン「なるほどな」

キョン「ところで、この会議開くのに朝比奈さんはいいのか?」

古泉「あの人頭の中エロいことしかありませんから」

長門「雌牛」チッ

キョン「おい!」


「……彼らは……何者なんだ?」

「……第17次補完計画中間報告書には、キョン。涼宮ハルヒの名は記載されていない」

「もっとも、彼の本名がわからなきゃ意味がない…か」

黒服「お勤めご苦労」

「どうも」

黒服「結果はどうだ?加持リョウジ」

加持「…いやぁ、すまんねぇ。ボウズだよ」

黒服「そうか。ご苦労だった」

加持(もう少し…君たちを見守らせてもらうよ)


しばらく俺たちは話したあと、帰宅することにした。
とくにその後は収穫もなく、ぐだぐだと俺がいじられて終わっただけだった。

長門「彼は本当に格好いい」ニヤニヤ

古泉「わたわたしてましたねー」ニヤニヤ

はぁ、やれやれだ。
まぁ、俺はまた長門を古泉に任せて、佐々木と帰っている。

佐々木「……」

キョン「……な、なんで無言なんだよ」

佐々木「……の前」

キョン「あ?」

佐々木「この前!うそついたじゃないか!」

キョン「はい?」


佐々木「ぼ、ぼくのこと、好きだって言ったのに!」

キョン「お、おい」

佐々木「お、乙女の純情を、なんだと思っているんだ!?」ポロポロ

キョン「なっ!?なななっ、泣くなよ!?」

佐々木「だって…ふぇえー…」

キョン「お、おい…」

キョン「……よ、よしよし?」なでなで

佐々木「ふぇ……」


キョン「いや、俺は別に嘘をついたわけじゃないぞ?」なでなで

佐々木「う……」

キョン「佐々木。お前のことは好きだ」

佐々木「え…」

キョン「恋愛対象……という点でだと…うーん…」

佐々木「興味ないなら…興味ないって…いえばいいじゃないか…」じわっ

キョン「ちちちちち、ちがうちがう!」

佐々木「何が違うんだよ!」

キョン「い、いや、そ、そのだな!あの…あれだ!」

佐々木「なんだよ!」


キョン「う……」

佐々木「……」じっ

キョン「……恋愛対象……では……あ、ある」

佐々木「ほ、ほんと?」ぱぁっ

キョン「か、かもしれない」

佐々木「うっ……」

キョン「あああいやいやいや、まてまてまて、嘘だ。うーそ!」

キョン「……さ、佐々木」

佐々木「なんだよ……」

キョン「す、すすす」

佐々木「……」

キョン「す、ストロベリィなキスをしないか!?」

佐々木「……」

キョン「……」


キョン「……」

佐々木「……」

キョン「……」

佐々木「それ、もっとすごいこと言ってないかい?」

キョン「!!」

佐々木「くっくっくっ。ベタベタだよキョン」

キョン「い、いや、訂正、させてくれ」

佐々木「断る」

キョン「なっ!」


佐々木「お言葉に甘えてっ!」

ちゅっ

キョン「んぶ!?」

ちゅ…れる……っちゅ……

キョン「ぶはっ!?!?」

佐々木「くっくっ……苺の味はしたかい?」

キョン「……よ、よくわからん味だった」

佐々木「なんだいそれ。失礼だよ」

キョン「い、いやその、舌が…その…」

佐々木「初々しくて可愛いね。キョンは。もう十分だよ。ありがと」

キョン「お、……おう?」


俺は呆然と突っ立ったまま、佐々木を見送った。
俺はこの時どんな顔をしていたのだろうか。
いやいやいやいや!思い出すだけで熱くなる!
か、帰って寝よう!
ああっ!なんで言えないんだ!?
というか!!俺は佐々木を…
うわあああっ!わからん!寝る!


古泉「さすが長門さんですね…」ニヤニヤ

長門「とても、初々しい」ニヤニヤ

古泉「なんかやたらぷんすかしてますねぇ」ニヤニヤ

長門「ユニーク」ニヤニヤ


part6に続く

キョン「また使徒か」 part4



511 名前: ◆UqSHFgvvQ2 [] 投稿日:2009/10/20(火) 14:21:13.61 ID:v1gHvfRMi
次の日

青葉「あれ?タンパク壁のシミ。処理したの?」

日向「え、あ!すっかり忘れてた」

青葉「ちょ、あれ浸食だぞ!急げ!」

日向「あ、ああ!」カタカタカタ

カシュッ

青葉「こ、これって…」

日向「!!」

彼等が見たモニター上には、いつもの文字が浮かんでいた。
PATTERN BLUE


ミサト「どうしたの!?」

日向「はい、昨日連絡したタンパク壁のシミですが、あれは粒子レベルの極小サイズの使徒だったようです」

マヤ「波形パターン青。MAGIの判断も使徒で一致しました」

ミサト「侵入を許すなんてぇー!あたしのせいもあるけど…!」

リツコ「何枚始末書書くのかしらね…」

ミサト「…まぁいいわ。現在状況は?」

青葉「今は停止しています。理由は不明」

ミサト「…至急、パイロット全員と、バックアップを学校から呼び寄せて!」

日向「はい!」


そのころ、学校

キョン「おい、佐々木」

佐々木「……」むすっ

キョン「おいって」

佐々木「なんだい。眠いんだよ。構わないでくれ」

キョン「そういわずにだなぁ…」

レイ「……」ちょんちょん

キョン「お?あ、綾波?」

レイ「緊急召集。使徒よ」

キョン「!?」

ハルヒ、アスカ「待ってました!」ガタッ

シンジ「どこでなの?」

レイ「本部」

全員「…はぁ!?」


ミサト「きたわね」

アスカ「ちょっと!本部に侵入許すなんて!どういうこと!?」

ミサト「えっと…ちょっちね」

リツコ「……呆れた」

シンジ「使徒はどこです!?」

ミサト「日向くん、おねがい」

日向「はい」

カシュッ

ハルヒ「ただのシミじゃない」


ミサト「ところがどっこい。パターン青。使徒そのものよ」

アスカ「これがあ!?」

ハルヒ「こんなもん、エヴァで削って踏んずけて擦り潰して唾はいたら終わりじゃない」

ミサト「そうはいかないのよ」

日向「いまは、停止していますが、少し前までタンパク質と酸素を取り込んで、急激な速度で浸食拡大をしていました」

青葉「ですが、それをなんとか我々が察知できたので、タンパク壁付近の酸素を無くすことで、進行を止めています」


キョン(おい古泉)

古泉(ええ、これはおかしいですね。タンパク壁侵入ということは、恐らくイロウル。ですが、イロウルの初期の弱点はオゾン、O3のはず)

長門(なのに、今回、どうやら積極的にOを摂取していた模様。つまり、O3以外に弱点がある。これは原作ではありえない)

古泉(ですよねぇ)

ミサト「こらそこ!なにしゃべってんの!」

古泉「ふ、は、はい!」

キョン「すいません!」

長門「ご、ごめんなさい」


ピーッ

青葉「!!使徒、行動再開!タンパク壁から、プリブノウボックスに向かい侵攻中!」

ミサト「なんですって!?」

アスカ「どうすんのよ!」

長門「……侵攻進路上のタンパク壁に、プロテアーゼを注入してほしい」

ミサト「…プロテアーゼ?」

長門「現在、使徒はタンパク壁を侵攻中。その際、貴方たちの話を聞く限りではタンパク質と、酸素を取り込んで侵攻を行っていたと。しかし、現在は酸素無しにも関わらず侵攻している。これは使徒側としても辛い筈」

長門「使徒としては、なんとしても侵攻したい。故に、取り込むものを変えた。その対象がおそらく、タンパク質。タンパク質を取り込みながら、さらには増殖。侵攻をしていると考える」

リツコ「なるほど…」

長門「それに対し、どうすべきか、を、考えた結果、プロテアーゼをタンパク壁に注入することを推す。ナノマシンほどの大きさしかないのに、タンパク質のみを取り込んでいるのなら、多少なり効果は見られると思われる」

ミサト「プロテアーゼって?」

リツコ「タンパク質分解酵素よ」

ミサト「それってどうすりゃいいのよ」

長門「要は、パイナップルのエキスをタンパク壁に混ぜこむ」


長門「本当ならば、プロテアーゼその物を培養したものを用意したいところではある。しかし、プリブノウボックスまで侵攻完了するのに恐らくさして時間がかかる物ではない」

長門「もっとも早く、もっとも確実に可能性を求めるのであれば、プロテアーゼを多く含む物のエキス、もしくはそれに準ずる何かを注入してみてほしい」

リツコ「あながち、…いえ、ありえるかもしれないわね」

ミサト「パイナップルで?マジぃ?」

リツコ「ええ、大きさはナノマシンほどしかないのにタンパク質を取り込んでるのよ?ならば、体内のタンパク質、ないし、使徒そのものを止められるかもしれないわ」

長門「そう。プロテアーゼをいますぐ用意しろとは言わない。とにかく、パイナップル。もしくは、パパイヤ」

キョン「な、なんか締まらないな」




ミサト「司令。よろしいですか?」

ゲンドウ「……構わん。パイナップルのエキスをいますぐ用意。その作戦を許可する」

ミサト「ありがとうございます」

冬月「しかし、パインアップルか」

ゲンドウ「話の半分もわからなかった」

冬月「!?お前、本気でいっているのか!?色々教えてやったろうに!」

ゲンドウ「……昔のことは、置いてきた。私にはもう、必要ないものだからな」

冬月「…おまえ……」

キョン「おい、あそこどうにかしなくていいのか」ひそひそ

古泉「随分キャラがちがいますね…」ひそひそ


青葉「ぱ、パイナップルのエキス、注入準備完了」

日向「ポイントまで使徒、あと47で到達」

ミサト「了解、注入、開始!」

ミサトさんの掛け声のあと、タンパク壁にデカい注射器の長い注射針がずぶりとつきささり、中に入っている黄色いエキスがはいってゆく。

古泉「なんか、シュールですね」

キョン「いうな」

日向「注入、完了」

青葉「使徒、残り13で到達」

日向「カウント開始。10.9.8.7.6.5.4.3.2.1」



日向「0」

----タンパク壁
ボコッ
キュウウウウン

青葉「あ、侵攻!停止しました!」

マヤ「さらに、増殖もストップ!寧ろ、数が減っています!」

ミサト「ほんとに!?」

リツコ「すごい…」

長門「……照れる」

冬月「勝ったな」

ゲンドウ「ああ」


長門(まだ……終わりじゃない)

キョン「まだ、だよな」ひそひそ

古泉「ええ」ひそひそ

アスカ「なーんだ。つっまんないの。あたしら出番無しじゃないのー」

ハルヒ「そうね。まったく、人騒がせな使徒ね」

キョン「使徒なんだからそりゃあ人騒がせだろうに」

ハルヒ「うるっさいわね!」

ミサト「そのまま次のプロテアーゼも注入!注入を続けて使徒を殲滅!」

日向、青葉、マヤ「了解」


次いで、第2射が射ち込まれた。
ずぶりと針がはいり、エキスがどんどん入ってゆく。

青葉「終わりか」

日向「だろうなぁ…」



しかし、画面に映った使徒の大まかな位置の画像を見ると、少しずつ、使徒が増えていた。

キョン「ミサトさん!あれをみてください!」

古泉「使徒が、増えていますよ!」

ミサト「なんですって!?」


キョン「なんでだ!パイナップルをうちこんだのに!(棒)」

古泉「ええ、ありえません…まさか、これは進化!?(棒)」

リツコ「…進化…!?そうか、この使徒、異常な速度で進化をしているんだわ!」

リツコ「これならなにをしても無駄…どうすれば…」

青葉「使徒!プリブノウボックスに侵入!模擬体に侵入しています!」


リツコ「なんですって!?」

青葉「模擬体からシグマユニットを汚染しています!こんなバカな!」

リツコ「知恵を身につけたというの……?」

キョン「パイナップルすげぇ」



長門「このまま放置すれば、使徒は物理的なだけでなく、情報的にも---」

青葉「!?あ、保安部からの不正アクセス!?ほ、保安部のメインバンクから、MAGIがハッキングされています!」

リツコ「なんですって!?」

キョン「なんてこった!MAGIがやられちまったら!(棒)」

古泉「ええ、大変なことになりますよ…!(棒)」

ハルヒ「どーすんのよっ!?」

アスカ「このまんまじゃまずいじゃない!」

長門「……」




長門「私に、任せてほしい」


リツコ「え?」

キョン「おい!長門、ちょ、まて、」ひそひそっ!

古泉「なにを考えているんですか」ひそひそっ!

長門「もし、この使徒が周りの環境に適応して進化し続ける物なのだとしたら、これは、むしろ好機。進化の行き着く先は?赤木博士」

リツコ「し、死。かしら」

長門「そう。つまり、こちらから、進化を促す、促進剤のような物を本体に投与したら?」

リツコ「!!死をも促せる!」

長門「そう、しかし、恐らくだけど、今回の使徒は、進化促進プログラムを作り出し、それを撃ち込むという流れの中、進化促進プログラムを作り出すという大きなタイムロスは致命的。だから」

長門「私は、使徒を食い止める。そのうちに、貴方は進化促進プログラム、そう、云うなれば自壊プログラムの作成をお願いしたい」


リツコ「使徒を食い止める!?ありえないわ!使徒の演算能力を見たでしょう!?」

長門「本部の全コンピュータの使用限限を私に一時的に一任してほしい。私の演算能力ならば、微かながら、使徒を上回れる」

リツコ「私の演算能力って貴方ね!」

長門「信じて」

リツコ「…!」

リツコ「……司令」

ゲンドウ「…彼女に、本部の全コンピュータの使用限限を一任。赤木博士は自壊プログラムの作成。構わん。許可しよう」

リツコ「……。わかりました。では、長門さん。お願いします」

長門「任せて」


し、使用権限ですごめんなさい

青葉「!使徒がバルタザールをハック!本部自爆を提訴しています!…バルタザールの提訴!カスパーとメルキオールにて否決!」

ミサト「自爆…ですって?」

リツコ「有希。任せたわよ。急いでね」

長門「……」こくん

キョン「そんな無茶なことできんのか」

長門「可能。今回の場合仕方がなかった。画面の使徒の浸食スピードと、原作アニメの浸食スピードとを計算して見た。
しかし、浸食スピードも、進化能力も、原作のそれよりも約2.7倍早い。このことから、原作のやりかたでは間に合わない」

キョン「なるほど」

アスカ(有希ってすごいのね…)ひそひそ

ハルヒ(あたしの団員だもの!)ひそひそ

シンジ「……全然わかんないや」



古泉「しかし、使用権限云々はともかく、どうやって?」

長門「全コンピュータのCPU、及び演算装置をリンク。一時的にほぼ全てのシステムを使徒を食い止めるためにベクトル変換する」カタカタカタカタカタカタカタ

キョン「?意味がわからん」

古泉「ようは、八方美人プレイをしていたのを、メインヒロインにしぼって攻略するってことですよ」

キョン「すげぇわかった。ありがとう」

古泉「いえいえ」

長門「全コンピュータリンク完了。伊吹マヤさん、手伝って貰える?」

マヤ「あ、はい、任せて!」

青葉「……」

日向「……」



リツコ(……)カタカタ…

リツコ(母さん……急がなきゃ)カタ…カタカタ

キョン「いまの状況はどんな感じなんだ?」

長門「MAGIへの侵入率をパーセンテージで表すならば、53.68。本来ならば防壁に阻まれる筈。しかし、それは発生していないことから、防壁を潜り抜けていることがわかる。しかし、MAGIには最終防壁として仮称、防壁00から防壁108までがある」カタカタカタカタカタカタカタ

キョン「ほう」

長門「しかし、そのうちの59が浸食された。防壁への浸食スピードは7秒間に一枚。よって、防壁00から66までは破棄。その後、防壁プログラムの残りを繋ぎ合わせて強力な壁を作り出す」カタカタカタカタカタカタカタ

喋りながらもカタカタとキーボードを打つ長門。
一つ押すたびに司令室のモニターにウィンドウが飛び出しては消え、文字列が並び、ポップアップがでては消える。

キョン「ぜんっぜんわかんねーな」

シンジ「僕もだよ……」

アスカ(すごいってことしかわっかんないわ)

みくる「……」うとうと

ゲンドウ「……」うと…

冬月「碇!」

ゲンドウ「…!」びくっ


青葉「くっ、ダメだ有希ちゃん!メルキオールがもう!」

長門(あとすこし…)カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ

長門「いける」カタンッ!

MAGIの意思を表示した画面に広がる、使徒を示す赤い部分が、ぴたりと止まった。

キョン「おお!」

長門もどうやら疲れているようで、頬に汗がついている。

キョン「だ、だいじょうぶか」

長門「問題ない。しかし、油断はできない。このプロテクトが持つのはおそらく、約2分ほど」

古泉「短い…ですね」

長門「出来合いのもので作った粗だらけの壁に、そんなに防御力があるとでも?」

古泉「す、すいません」

ハルヒ「つまりどういうこと?」ひそひそ

アスカ「あ、あたしにきかないでよ!」ひそひそ


ゲンドウ「つまり、どういうこと?」ひそひそ

冬月「わ、私に聞くんじゃない」ひそひそ

長門「続いて、使徒に大して逆ハッキングを行う。これは自壊プログラムを撃ち込む時のハッキングとは別の方法でハッキングする。これは、進化されると面倒なため。
こちらに侵入してくる回路に接続するのではなく、使徒の裏をかく。使徒はこちらへの侵入のために、前面にプログラムを展開している。つまり後ろは手薄」カタカタカタカタカタ

長門「いうなれば、バックハック」カタンッ

キョン「つまり?」

古泉「前からだとガードが硬いんで、いきなり後ろから襲う、ということですね」

キョン「ああ、なるほど。わかった」

長門「伊吹マヤニ尉。手伝いをお願いしたい」

マヤ「任せて!」



リツコ(もう少し…、もう少しこらえて頂戴、有希…!)

リツコ「あとは、こことここ…」

日向「!防壁突破!使徒、行動再開!メルキオール浸食完了まで、残り23!」

シンジ「まだできないの!?」

長門「もう少し…」カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ

マヤ「回線、使徒を目標にセット。いけます」カタカタカタカタカタ

長門「侵攻、開始」カタン




メルキオールに残っていたのはすでに猫のひたいほどの面積のみ。
しかし、ギリギリのところで、長門が押し勝った。

青葉「使徒……一時停止……」

キョン「あぶ……あっぶねぇー!」

長門「油断は禁物。あとは、赤木博士次第。この手段も、あまり持たない」

古泉「……赤木さんに託されましたね」



リツコ「あと、は…」カタカタカタカタカタ

リツコ「これ、だけ」カタカタカタ

リツコ「……」カタカタ

リツコ「できた!」カタン!


青葉「あ、ダメです!もう持ちません!」

日向「ダメだ!使徒、侵攻再開!メルキオール、完全制圧されました!」

ミサト「はやく……リツコ!」

リツコ「待たせたわね」

ミサト「リツコ!」

シンジ「リツコさん!」

キョン「おおおっ!」

青葉「急いで!カスパーが制圧されるまで、あと16!」

アスカ「は、はやく!」

ハルヒ「急いで!」


キョン「リツコさん!」

リツコ「はいはい」

日向「カスパーが!ああ!残り、5.4!」





長門「大丈夫」





青葉「3.2!」



リツコ「ええ、あと、1秒近く、余裕があるもの」



日向「1!!!」


カタンッ


ピッピッと最後の緑色の部分が赤になりかけるところで、赤と緑で点滅したまま、止まっていた。
時間が止まったかと思うような感じだったね。
その後、すぐ、緑色の部分がいっきにMAGIの画面に広がった。

MAGI「自律自爆が、否決されました。否決。否決。否決」

キョン「や…」

シンジ「…うわ…」

古泉「勝ったぁああああああ!」

キョン「よっしゃああああ!」

アスカ「は、はは…勝てた…の?」へた

ハルヒ「みたいね…」へたっ

リツコ「……ふぅ……」

ミサト「よくやったわよ。あんたは。お疲れ。有希もね」

長門「……ん」


その後---

静まり返る司令室で、誰かいるわけでもなく、MAGIの本体がせりでていた。
MAGIの中には、赤木リツコがいた。

リツコ「…母さん……」

リツコ「最後まで残ったのは、カスパーか」

リツコ「カスパーは母さんの女である自分」

リツコ「母さんは……最後まで女であることを守ったのね……」

そっと、赤木ナオコの脳がある場所に、リツコが手を当てる。

リツコ「…母さん…」


part5につづく

金がナッシング状態になってまいりました。



就職活動ってなんて言うか・・・

金かかりすぎorz


あれやこれやそれやで出費がかさんでいく・・・

幸いにも交通費がそれほどかからないので救われていますが。

どの程度費用をかけて就活ってするもんなんですかね?


こんな時に限って、光熱費の支払いがまだなことに気づき、

涼宮ハルヒの憂鬱の消失編を見たくなるし、

春休みだから遠くに行きたい衝動に駆られる。


とりあえず、バイト代が入るまであと少し辛抱するか・・・



今日は適正テストの勉強をしてました。

説明会に付属しているのに気づき、大急ぎで対策。

SPI2? CAB? GAB? SPI2亜流系? オリジナル系? Webテスト?

日本語でおk・・・


まぁ、やることも特にないことだし頑張りますよ。

やれば良いんでしょう、やれば。

とりあえず、無勉で行ったら撃沈しそうなんでね。



【SPI2の言語問題(熟語の意味)】


酷評→厳しい評判 おk

不評→評判が良くないこと おk

披瀝(ひれき)→気持ちをすべて打ち明けること 知るか
 私の気持ちを披瀝するとすれば長門が好きだの一言で表現できる。

誇示→得意げに見せびらかすこと おk?

披露→広く世間に見せること おk?

焦燥→あせり、いらだつこと おk

焦眉(しょうび)→非常に切迫していること 知るか
 志望企業からのお祈りメールを受けてしまい、これは焦眉の問題だと思われる。

狼狽→あわてふためくこと おk

毅然→意志が強くしっかりしていること

精悍(せいかん)→力強くたくましいこと 知るか
 精悍という言葉の意味を知らないばかりか、私にはふさわしくない言葉であった。

厳格→誤りや怠けを許さない厳しい様子 おk

饒舌→よくしゃべり、おしゃべりなこと おk

雄弁→話しぶりが力強く、たくみであること おk

放言(ほうげん)→思いのまま話す、無責任な発言 知るか
 2chには放言が溢れている。嘘を嘘であると(ry

糾明→犯罪を厳しく問いただし、真相をはっきりさせること おk?

糾弾→罪を厳しく問いただし、厳しくとがめること おk?

陳腐→ありふれていてつまらなく、古くさいこと おk

諦観(ていかん)→物事の本質をはっきりと見極めること 知るか
 諦観を諦めることに結びつけた俺は負け組wwwww

達観→細かいことにこだわらす、悟りの心境に達すること おk

比肩→同等であること おk

出色(しゅっしょく)→特に目立って優れていること 知るか
 出色したことなどありません。目立っていることならあるが・・・

横柄→威張って無礼な様子 おk

真摯→ひたむきに物事に取り組む様子 おk

機略(きりゃく)→その場に応じたはかりごと 知るか
 ネットを見てると機略に富んだ人がたまにいるよね。だれうまとか。

謀略→悪いたくらみやはかりごと おk



披瀝、焦眉、精悍、放言、諦観、出色、機略

このあたりが難しいね。

まぁ、これである程度は覚えたはず。


こういう言葉を適宜使えるとかっこいいんだけどなぁ。

情報の伝達に齟齬が(ry

で齟齬の意味を初めて知った俺がいる。

キョンも長門も凄すぎるwwwww

キョン「また使徒か」 part3



366 名前: ◆UqSHFgvvQ2 [] 投稿日:2009/10/20(火) 00:14:54.78 ID:fB/GNpeLi
次の日
学校

古泉「疲れましたね」

キョン「まったくだよ」

ハルヒ「ふん、あんくらいでへばってんじゃないわよ!」

キョン「俺のアシスト無しには勝てなかっただろうが」

アスカ「今回ばかりはキョンに同意するわ。役にたってなかったのよあんた!」

ハルヒ「ぬゎんですってえええ!?」

キョン「やれやれ」

シンジ「そういえば、カヲルくんおやすみ?」

キョン「らしいな」

そのころ、とある施設---


「どういうことですか?議長?」

「さて、なんのはなしか」

「彼を出すのは、シナリオと違いませんかね?」

「偶にはシナリオの書き換えも必要なのだよ」

「あなたたちの一番嫌いな展開ではないですか?」

「ネルフがイレギュラーを隠している以上、我々がこうせざるを得ないのだ」

「……」

「そろそろ、ネルフの鈴に動いてもらわねばなるまい」

「鈴ですか」

「ああ、イレギュラーの排除は彼に任せることにしよう」

「……」



カヲル「やぁ、遅れてしまった」

キョン「なんだ、渚か」

カヲル「なんだとはなんだい?心外だな」

キョン「やめろよせはなれろ顔が近い!」

カヲル「ふふっ。つれないなぁ」

シンジ「じーっ」

キョン ビクッ


アスカ「はい、もしもし」

アスカ「え…ええっ!?加持さんが!?」

アスカ「うん、うん。そう言わないの!パーティしなきゃ!うん!えー…いいじゃない!明日は土曜日だし!」

アスカ「うん…うん。おねがい!じゃねミサト!はーい」

シンジ「ミサトさん?」

アスカ「そっ。加持さんがくるのよ!」

キョン「加持!?」

佐々木「!!」


佐々木「加持さんがくるのかい!?」

アスカ「え?ええ、そうよ?」

佐々木「パーティひらくの?」

アスカ「え、ええ」

佐々木「僕もいいかい?!」

アスカ「え、あ、うん」

佐々木「ほんと!?リツコさんはくるの!?」

アスカ「くるんじゃないかしら?」

佐々木「うわあー!いつ!?」

アスカ「今日よ」

佐々木「!!いく!絶対いくよ!」

アスカ「え、ええ。どうぞ?」


その日の夜
ミサト宅

これは…総勢、11人。ここには狭すぎる。

ミサト「狭い家で悪かったわね」

キョン「あ、いえ、そういうわけじゃ…」

アスカ「あたしも興味あるのよね…」

ハルヒ「でしょ?じゃあ…」

アスカ、ハルヒ「シンジの部屋にとっつげーき!」

シンジ「ちょっ!?やめてよ!」

アスカ「問答無用!」

ハルヒ「有希!シンジ羽交い締めにして!」

長門「了解した」がしっ

シンジ「なっ、長門さんまで!?」

ハルヒ「キョン!男子中学生がベタでなく、かつ、確実に隠せるとおもって隠すエロ本の隠し場所は?」

キョン「クローゼットか押入れだな」

シンジ「!!!」


アスカ「ハルヒ。わかってるわね」

ハルヒ「わかってるわよ。最大戦速、62秒で見つけて見せるわ」

シンジ「ちょっ、キョン!助けてよ」

キョン「あー……茶がうまいですね。ミサトさん」

ミサト「みくるがいれてくれるお茶だからねぇー」

キョン「いやはや、わかってらっしゃいますね。はっはっ」

シンジ「ちょっと!?」

みくる「はーい、お茶ですよ」

古泉「どうも。頑張ってください。シンジくん」

シンジ「古泉くんまで!?」


佐々木「憧れのミサトさん…さ、サインください!!」バッ

ミサト「へっ?べつに、いいけど…ほいほいほい」さらさらさらっ

かつらぎミサト

佐々木「このサインらしくない感じ!ありがとうございます!」

ミサト「いやいや、いいのよ。なんでほしいのかわかんないけど、いくらでも書いちゃるわよー」

佐々木「!!ありがとうございます!リツコさんもいいですか!?」

リツコ「ええ?あたし?」

佐々木「はいっ!」

リツコ「……かまわないわよ……はい」

RITSUKO AKAGI

佐々木「感動した…」きらきら

キョン「佐々木は元気だなぁ」


シンジ「そんなことより!はやしてよ!長門さん!」

長門「不可能。命令は絶対。それに」

シンジ「それにっ!なに!」ぐぐぐ

長門「私も興味がある」

シンジ「!!!」

キョン「茶がうまいですなぁ」

佐々木「なんもかんもおいしいよ僕は…」きらきら

ミサト「そりゃよかったわー」

アスカ「あったわよ!!!」

ハルヒ「マジで!?」

シンジ「やめろおおおおおおおおおお!」

ミサト「シンちゃんうるさい!」


ハルヒ「……これは……」

アスカ「なっ…なっ…」

キョン「ほう……」

古泉「おやおや」

長門「うずうず」

みくる「ふわぁぁぁーー!ハレンチですっ!なにやってるとこかまったくわかりましぇん!」

佐々木「くっくっくっ」

ミサト「あらまっ」

リツコ「……最近の若いコは……!」

シンジ「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!」



ミサト「シンちゃん……これは……」

シンジ「ちちちちっ!違うんですよ!?これは、その!かを、カヲルくんが!読めって、最初はここからだからって!ぼ、僕は悪くない!僕は悪くない!」

アスカ「にゅう……はあふ……」

ハルヒ「……しい……めぇる」

キョン「しかも無修正」

古泉(個人的になかなか)

佐々木「やはり男の趣味は理解に苦しむね。くっくっくっ」

みくる「おんなのひとに、おちんちんがはえてますぅー!?」

リツコ「こら、女の子がおちんちんなんていわないの」

ミサト「あんたもでしょう」


ハルヒ「じーっ」

アスカ「じーっ」

古泉「ふむふむ」


キョン「あいつらも飽きないですねぇ」

ミサト「若いわねぇ」

長門「もう、いい?」

キョン「まぁハルヒがまだみてるから、まだ確保」

長門「……了解」

シンジ「うぅ……もういきてけない……」

キョン「あ、朝比奈さん!おちゃくださーい」

みくる「はーい」

シンジ「みんな大っ嫌いだからな!」

佐々木「くっくっくっ」


「いよぅ」

ミサト「ぶっ!?」

アスカ「あ!加持さん!?」

加持「よっ!って、うわ、なんだいこの祭りは」

キョン「うおお…加持さんだ」

佐々木「おおおお…」

長門「……!!」うずうず

古泉「おおっ!」

加持「ん?おお、パイロット全員…でもないか。レイちゃんがいないね」

シンジ「……助けてください…加持さん…」

加持「んー…助けてやりたいのはやまやまだが」

加持「空気的にそれはだめなんじゃあないかな」

シンジ「加持さん!?」

ミサト「あんたが読める空気が存在するとはね…」

加持「あれ?俺はいつだって空気を読んできたつもりだよ?心外だねぇ」


加持「お、君が、キョンくん?」

キョン「あ、はい!」

加持「そうかしこまらなくても。話は聞いてる。すごいパイロットらしいね」

キョン「え、あ、いや。それほどでも…」

長門「たしかにそれほどでもない」ニヤニヤ

古泉「よく照れられますよね」ニヤニヤ

キョン「やかましい!」

加持「まぁ、この前ので先の失敗は帳消しだろうよ。君には期待してる、なんせ、コア無しでの…---」

ミサト「ちょっと!」

加持「ん、お、おお。すまんな。んで、そこの可愛い子がハルヒちゃんかい?」

ハルヒ「あ、はい」



加持「君のことも聞いているよ。第4使徒撃退は君の功績が大きいよ」

ハルヒ「お、おそれおおいです…」

加持「あはは。そんなしゃべり方しないでいいよ。俺なんだから。もっとラフにラフに。きみはそんなキャラじゃあないんだろう?」

ハルヒ「ぴくっ……そう、そうね!ありがと!加持さん!」

アスカ「加持さんにため口!?なにかんがえてんの!?」

ハルヒ「加持さんがいいっていったんだもの!」

キョン「はぁ、やかましい」

佐々木「元気があってよろしいことじゃないか」

みくる「ふぇっ……なんか、へんなののんりゃいまひた」

キョン「!?朝比奈さん!?」


みくる「きゅぅー……」

ミサト「あちゃー」

キョン「なに飲ませたんですか!」

ミサト「いや、冷蔵庫に入ってるもん適当に飲んでいいわよっていったら……やっちまったわね」

シンジ「ミサトさんビールとおつまみしか冷蔵庫にいれないんですもん」

キョン「お、解放されたのか?」

シンジ「長門さんが許してくれたよ。その代わりあれは私も見るってみにいっちゃったけど」

キョン「そうか、そりゃ災難だ」

シンジ「半分くらいキョンのせいだろ!?」



キョン「しかし、朝比奈さんどうしよう」

みくる「えへへ……キョンくぅん……」

キョン「うおわっ!?ちょ、おち、おちついて!」

みくる「ほーら、おっぱいでーす」

佐々木「!!」

ハルヒ「!!」

キョン「ちょ、も!もごっ!」

佐々木「ぼ、僕は……僕はっ……なんて不甲斐ない…」

ハルヒ「ちょ、みくるちゃ、なにしてんのよ!」

ミサト「このまま飲み会でもしましょうかねぇ」

キョン「ぶはっ、朝比奈さ、落ち着いて!飲み会とかあんたも言ってないで、朝比奈さんはがすの手伝ってください!」

みくる「うふふ……」


みくる「ふにゃあ……」

キョン「なんで俺が膝枕……いや、嬉しいけども…」

ミサト「んじゃ潰れてるのいるけど、かんぱーい」

全員「かんぱーい」

キョン「結局飲むのか」

古泉「まぁ、僕は楽しいのでいいですよ」

キョン「……会議はいいのか?」

古泉「んなこと聞く方が野暮ってモンでしょう。楽しみましょ。少なくとも今くらい、ね」

キョン「それもそうか」

みくる「ひざまくら…きもちい…」

佐々木「……」わなわな


学校だからあんまりかけないけど…
みんなありがとう


佐々木「キョンー……僕も、膝枕してくれ……」

キョン「なっ、俺の足はそんなに空いてねぇ!」

佐々木「……しらん!」がばっ

キョン「うお!……あーもう」

ミサト「モテモテねぇ…」

シンジ「キョンだからねぇ…」

アスカ「……ふん!キョンなんかのどこがいいのかしら!」

ハルヒ「……ど、同意するわ」

古泉「おやおや」

長門「……」うずうず


ミサト「ふぅ…」

アスカ「かーじさん!」

加持「おいおい、そんな抱きつくなよ」

アスカ「だってだって、ひさしぶりだし!」

シンジ「それもそうですよね。どこにいってたんですか?」

加持「ん?ちょっとね。出張」

キョン「あれ?シンジたちは初対面じゃないのか?」

シンジ「ちがうよ?」

キョン「そうなのか…」

古泉「……」

みくる「ふぇっ……むにゃむにゃ…」

佐々木「あっ…むにゃ…ダメだぞ……こら…キョン……」


キョン「こいつらは…」

みくる「むにゃ……」

佐々木「くっくっ…キョン……むにゃ」

prrrrr

シンジ「電話?」タッタッタッ

シンジ「はい、もしもし。え、あ、はい。わかりました。ミサトさん、電話。日向さんから」

ミサト「ん?はいはーい、いまでるわー」


ミサト「はい。こちら葛城参佐。ん、日向くんね。どうしたの?……タンパク壁?……ええ。あ、なら処理しといてちょうだい。司令に見つからないうちにでいいわ。ええ、そんなに急がなくても。あはは。でしょうねぇ。わかったわ。よろしく。はいはーい。じゃねー」

シンジ「どうしたの?」

ミサト「んー、ちょーっちねぇ。まっ、たいしたこっちゃないわ」

シンジ「そうなんですか」

キョン「まぁ、たいしたことじゃないなら何よりですね。……そういや、長門は?」

シンジ「さっきっから涼宮さんと一緒にあれよんでるよ。さっきからなんかこっちをちらちら見ながらうずうずしてるけど…なんだろうね?」

キョン「構って欲しくてこっちにきたいけど、奇妙な文化にも興味があるんだろうよ」

リツコ「ジレンマね……」

佐々木「……き、キスかい!?……むにゃ」

キョン「どんな夢をみとるんだ」


その頃、ネルフ本部司令室

青葉「はぁーあ、夜勤は辛いよ。葛城さん、なんだって?」

日向「まぁ急がないで処理してくれって言われたから、僕もそのつもりでした。って言ったよ」

青葉「ハハッ。葛城さん笑ってたろ」

日向「笑ってたな」

青葉「さってと、仕事仕事」

日向「あーあー…早く帰りたいよ」


第68タンパク壁---

ボゥ……
コオオオオオオオオオォォォォ……


ミサト「うげえぇぇ…きもちわるい…」

キョン「飲み過ぎですよ」

ミサト「あんたなんでそんなに強いのよ…」

キョン「はっはっ」

リツコ「はしゃいでるのよね?」

ミサト「!!」

キョン「ん?どうした、長門」

長門「……」チョン

キョン「な、なんだよ。そで掴むなよ」

長門「……」ぐいぐい

キョン「お、おい、お前かお赤いぞ、酔ってんのか!?」

長門「膝枕……」

キョン「はぁ!?」


すっかり夜も更け、解散することにした。
朝比奈さんはいつものごとく走って逃げていき、長門はまだ寝ているので古泉がおぶっている。
佐々木はというと、こいつもまた全然起きないので、俺が送ることになった。
ハルヒは「一人で帰れるわよ!!」と、ふらふらの足で息巻いて帰っていった。
無茶しなきゃいいのに。


キョン「疲れた……」

古泉「羨ましい限りです」

キョン「どこがだよ」

古泉「もうすでにわざとにしか聞こえませんね」

キョン「まぁ、くっついてくれるのは頼られてる気がして嬉しいからいいんだけどな」

古泉「んっふ。まぁ、そういう考え方もいいでしょう」

キョン「ああ?」


古泉「……少し、怖いです」

急にきりっとした顔をして古泉が言った。

キョン「ん?なにがだ」

古泉「…この世界に、順応してしまいそうなことがです」

キョン「あ……あ?」

古泉「貴方は既に、半ば帰れなくても良いんじゃないかと思っていますよね。違いますか?」

キョン「んなことは……」

ない、と断言はできないのかもしれない。
少し、楽しく思えるところもあったのだしな。
今日もそうだ。
すごく楽しいものだった。

古泉「かくいう僕もそうなのです。少し、楽しい」

そういうと古泉は、くすっと悲しそうな笑いを浮かべた。
ただの、漫画の世界じゃ、もうない。
実際に、シンジも、アスカも、レイも、渚も、ミサトさんも、みんながいる。

キョン「たしかに…寂しいかもな」


古泉「ですが、ここが新世紀エヴァンゲリオンの世界である以上、A801は確実に発令されるはずです。ゼーレの手によって、確実に補完は行われると思われます」

古泉「僕達は、それが発令される前に元の世界に戻らねば。でなければ、死んでしまいます」

キョン「死とは少し違うけどな」

古泉「なにが違いましょうか。僕はまっぴらごめんですよ」

キョン「それに関しちゃたしかに俺もごめんだがね」

古泉「でしょう?」


古泉「とにかく、早く突破口を見つけなければなりませんね」

キョン「だな」

古泉「んっふ。では、僕は長門さんがいるので、こちらです」

キョン「おう、長門をよろしく」

そういうと、俺たちは分かれて、俺は佐々木の家に向かうことにした。

佐々木「ん……あれ、ここは?」

キョン「俺の背中だ」

佐々木「なっ…!/////」

キョン「ん?どうした?」

佐々木「い、い、いや、違う。なんでもないんだ」


佐々木「……なぁ、キョン」

キョン「んー?」

佐々木「……僕もきみのサポートをしてあげたいよ」

キョン「お前は司令室にきたいだけだろう」

佐々木「なっ、ちがうよ!それもあるにはあるが、根本はちがう!」

キョン「耳元で叫ぶなぃ。やかましい」

佐々木「う、ご、ごめん」

佐々木「きょ、キョンは……」

キョン「あ?」

佐々木「涼宮さんのこと、どう思ってるんだ?」

キョン「あー…くそやかましい団長だな。うん。なんでだ?」

佐々木「い、いや」


佐々木「恋愛感情とか……」

キョン「ないない。まぁ、可愛いとは思うけどな。第一、あいつは俺のこと眼中にないだろ」

佐々木「そうかな……じゃあ、長門さんは?」

キョン「長門か。んー…妹分みたいな感じかな」

佐々木「ほう……朝比奈さんは?」

キョン「なに、あのお方は俺なんかが手を伸ばすにゃあ高嶺の花過ぎる。それに手が届いたとしてもその煌びやかな眩しさで直視できる気がしないね」

佐々木「そうか…」しょぼん


佐々木「じゃ、じゃあ、エヴァ勢は?」

キョン「エヴァ勢て。あー、そういう感じじゃないよ。憧れのアイドルみたいなもんだな」

佐々木「そっか……じゃ、じゃあさ」

キョン「ん?」

佐々木「ぼ、……僕のことは、どうおもってる?」

キョン「?」

佐々木「どう思ってるかを聞いているんだ!」

キョン「え、え?え、あー…す、好きだが
?」

佐々木「ふぇ」


キョン「良い友達だしなうん。好きだな」

佐々木「なっ…ななな」

キョン「ん、どうした?」

佐々木「好きとか、そういうのは、恋愛対象として見てる人だけに言うべきであってだね…」

キョン「佐々木じゃだめなのか?」

佐々木「へっ……ふぇ!?」

キョン「なんてな。冗談だよ」

佐々木「……こんの!」げしっ

キョン「いでっ!!」

佐々木「ばかたれ!うんこ漏らせばいいんだ!」

たんっ

キョン「お、おい!」

佐々木「礼だけは言っておくよ。ここまでありがとう!ばーか!」たったったっ

キョン「……なんだってんだ……」


part4に続く

キョン「また使徒か」 part2



199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/19(月) 18:57:20.69 ID:fwYSDRaGi
放課後

ハルヒがシンクロテストらしく、今日はSOS団の活動は休みになった。
しかし、これがあるとないでは結構違う。
帰っても、なんとなく感じる違和感にいらいらするだけだし、俺はとりあえず部室にむかった。

キョン「……お、長門に古泉。朝比奈さんもいるのか」

古泉「なんだかんだ、みなさんここが好きなようですねぇ」

みくる「帰っても、不安になるだけですし…ここのほうが落ち着きます」

ああ、みんな同じ考えなのか。
すこし、うれしかった。


みくる「はい、お茶ですよ」

キョン「ああ、ありがとうございます」

古泉「んっふ。どうも」

古泉が茶をすする。
そして湯飲みをことんとテーブルにおき、話し始めた。

古泉「涼宮さんもいない事ですし、平和な今のうちに、この前の続きをしませんか」

キョン「この前の続き?」

古泉「疑問点の話し合いですよ」

キョン「ああ、なるほど」


そのころ教室

ケンスケ「なぁトウジー」

トウジ「なんや」

ケンスケ「なんかさ、しっくりこないんだよ」

トウジ「なにがやっちゅーねん。カメラにも納めたし、えーんとちゃうんかい」

ケンスケ「まぁ、無事だったしいいんだけど…」

ケンスケ「なんか違う」

トウジ「だからなにがやっちゅーねん」

ケンスケ「それはわかんないけどさ」

トウジ「なら気にせーへんのが1番や。帰ろ帰ろ」

ケンスケ「…おう」


古泉「今回の戦闘で問題点がありましたね」

長門「鈴原トウジと、相田ケンスケは、原作ではエヴァンゲリオン初号機に踏み潰されそうになるがかろうじて生き延び、初号機のエントリープラグに入るというシーンがある」

キョン「ああ、たしかに。なかったなそんなの」

古泉「ですが、これは漫画版にもあった設定のはず。もし、涼宮さんが漫画をベースに世界改変を行ったのであれば、あのイベントがないのは不自然ですよね」

長門「そう」

そんな話をしている矢先、ドアがきいと音を立てて開いた。
だれだ?


「くっくっく…ぼくを忘れるなんてひどくないかい?」

キョン「あ、なっ!?」

そこに居たのは、佐々木だった。

佐々木「なんだかよくわからないうちにこんな世界だし。どういうことなんだい?キョン。みたところ、その類いの話をしていたようだけど」

キョン「あ、ああ、そのだな」

古泉「おや、あなたは佐々木さん。橘さんたちはどうしたんです?」

古泉がこういうと、一瞬で空気がぴんと張りつめた気がした。
なんだ、この感じ。

佐々木「そう、殺気だたないでくれよ。彼女たちはいないよ。理由はしらないけどね。それと、ぼくにはもう能力がない」

キョン「なっ…!?」

古泉「ほう…」

長門「……」

みくる「くかー……キョンくぅん……」


佐々木「僕には君たちに対抗する力もなければ、対抗することによるメリットもないんだ。元の世界に帰るための対策会議。参加させてくれないかな?」

古泉「ですがあなたは」

キョン「まぁいいじゃねぇか。座れよ佐々木」

佐々木「くっくっくっ…ありがとう。キョン」

古泉「貴方、なにを考えているんですか?」

キョン「ああ?別にいいだろうに。力がないなら抵抗もしないだろうし、ってかする理由もないだろう。ここは共同戦線といこうぜ」

古泉「…く」

佐々木「くっくっ…」



佐々木「僕は今のところ完全に一般人だ。いいだろ?」

古泉「……わかりました」

キョン「長門もいいか?」

長門「わたしはどちらでも構わない」

佐々木「じゃあ、いいかな?くっくっく。ところで、なんの話をしていたんだい?」

キョン「この世界のことはわかってるのか?」

佐々木「第壱中学校冬なのに暑い。でぴんときたよ。エヴァンゲリオンだろう?」

キョン「なんと」

佐々木「くっくっ……アニメは何回もみているよ」



キョン「それは驚きだ。前回の戦闘の時はどうしていたんだ?」

佐々木「僕はこの世界でもどうやら一般人のようでね。普通にシェルターですごしていたよ」

キョン「そうか」

佐々木「で、今話していたのは、トウジとケンスケの話だね?」

古泉「その通りです。あの二人がエントリープラグに入るシーンはわかりますか?」

佐々木「ケンスケも、ということはおそらくシャムシエル戦だね」

古泉「その通りです。しかし、そのシーンは起こりませんでした」

佐々木「…どういうことだい?」

キョン「いちどシャムシエルに初号機が吹き飛ばされてそのシーンになるわけだが、シャムシエルに吹き飛ばされることなんかなく、あっけなく勝負はついたんだよ」

古泉「あっけなくですか」ニヤニヤ

長門「なかなか言う」ニヤニヤ

キョン「やめろ!いまはいいだろ!」

みくる「あん……だめですようキョンくぅん…」


佐々木「なるほど、シャムシエル戦ではシンジが苦戦するわけだけど、そんなこと無かったのか」

古泉「というよりも、彼が苦戦していましたね」ニヤニヤ

長門「かなり」ニヤニヤ

キョン「くっ…」

佐々木「ん?待ってくれよ?どういうことだ?キョン。君はパイロットなのか?」

キョン「あ、あーそうか。言ってなかったもんな。そうなんだよ」


佐々木「なんだって!?」ガタンッ!

キョン「うおっ!?なななっ、なんだよ!」

佐々木「キョン!乗せてくれ!」

キョン「は、はぁ?」

古泉「ダメですよ。悪酔いしますよ」ニヤニヤ

長門「彼の操縦はいろんな意味でかなりのもの」ニヤニヤ

キョン「うるさい黙れお前ら!」

佐々木「だめかい?」

キョン「あーもう、こんな話し合いじゃ無いだろうに!」

みくる「あんっ……もー……キョンくん、あかちゃんみたいですねぇ……ふふ」


佐々木「ダメなのかい?」うるっ

キョン「ぐっ……いや、そのだな……ミサトさんに怒られるし……たぶん……リツコさんにも大目玉だろうし」

佐々木「!!リツコ!?赤木リツコかい?!」

キョン「そ、そうだよ」

佐々木「み、みたい!あ、会えないのか!?」

キョン「た、たぶん、あの人引きこもりだからな。原作でも。ネルフにいかないとなぁ」

佐々木「そ、そうなのか……ということは君たちはジオフロントも見ているんだろうね……羨ましいよ」

キョン「な、なんかすまん」


古泉「こほん。まぁ落ち着いたところで」

古泉「再開しましょう」キリッ

佐々木「だめなのか……」

キョン「写メってくるから我慢しろ。な?」

佐々木「…うん」

長門「その件に関しては、私から意見がある」

古泉「ほう。どうぞ」

長門「新劇場版をみた?」

古泉「もちろん」

佐々木「当然だろう?」

キョン「俺は序しか…」

キョン「……なにこの視線」


長門「新劇場版では、まるでアニメの世界から、ループしているような描写がある。渚カヲルが、「また、三番目なのか」と言っていた。他にも、報告書の番数が増えていたり、ループを意識させるようなシーンは多々ある」

古泉「なるほど。そう言われればたしかにありましたね」

長門「真実は明らかにされてはいないが、ループしている可能性は拭えない。もし、何度も同じ世界を繰り返しているとして、幾許かの変化がありながらもループしつづけるという、設定であれば、私達はかなりのイレギュラー」

古泉「たしかに。僕達がこっちにくるというのはこっちからしたらありえない。ありえてはいけない展開ですからね」


----
部室前

「……なるほど。老人たちが慌てるのもわかるね。まぁ、まだ僕の出番じゃないかな。危険ではあるけど……ふふっ」


「……でもま、報告はしないでおこうかな。キョンくん面白いし。……さて、盗み聞きはやめて、帰るとしようかな」

「ふーんふーんふーんふーふーんふーんふーんふふーんふーんふーんふーんふーんふふー♪」


-----

長門「つまり、原作、及び新劇場版、等の、原作の設定の域を完全に超えてしまった。こうなると、本当に何がおきてもおかしくはない。使途の順番の変化、その他にも、何が起きるかわからない」

古泉「僕達は勘違いをしているのかもしれませんね」

キョン「なにがだ」

古泉「どこかなんとなく、ここは漫画の中なのだ、と思っていましたが、ここは並行世界といっても過言ではない。原作設定など、悠長に構えてられませんよ」

キョン「ちょっとまてよくわからん」

古泉「つまりですよ。サハクィエルに、潰されるかもしれないし、アルミサエルに貴方が浸食されるかもしれない。
もし涼宮さんたちがまにあわなければ、貴方が鈴原くんたちを乗せるハメになったかもしれない。アラエルに汚されるのは、涼宮さんかもしれない」

キョン「な……」

長門「完全に、予測不可能」

佐々木「事態は最悪のようだね…」

みくる「……あっ……はぅん……だめですよう……きちゃな……はうっ」


古泉「あらゆる事に対策を立てられるようにしないといけませんね」

長門「使徒に対する攻略法は熟知している。私が完全にサポートに徹する」

キョン「そいつは頼もしいな」

佐々木「……僕」

キョン「あ?」

佐々木「僕、ネルフに入りたい!僕も使徒に関してならまけない!」

キョン「無茶いうな」

佐々木「……そうか」しょぼん

長門「つまり、ゼルエルに対しての捕食活動も、貴方が行う羽目になるかもしれない」

キョン「なっ…」

古泉「さすがにそれはどうでしょう。仮設四号機にはコアインストールされていません。シンクロ率400%は起こりえないのでは」

長門「かもしれない。しかし、エヴァが彼を取り込もうとする可能性はないといえない」

佐々木「なんでもあり、原作のことが自分たちに降りかかるかもしれない。ということか」

古泉「そういうことですね」

みくる「ふぇっ!?……あっ……むにゃ……」


そんなこんなで話し合いは終わった。
疑問は尽きなかったが、さすがに遅かったしな。
長門は古泉にまかせて、俺は佐々木を家まで送ることにした。
朝比奈さんは、なにやら真っ赤な顔をして一人で帰れますぅ~!と逃げるように帰ってしまった。
寂しいもんだ。

キョン「まさかくるとはな。クラスメイトだと聞いてたから探したけど、いないしさ」

佐々木「くっくっ…しょうがないだろう?中学校の位置すらわからなかったんだから。今日初めて登校したよ」

キョン「そうなのか」

佐々木「しかし…本当に羨ましいな」

キョン「なにがだ」

佐々木「エヴァに乗れることもそうだが、登場人物と絡んでいる。羨ましいよ」

キョン「クラスにシンジたちがいるじゃないか。カヲルだっている」

佐々木「子供連中はあんまり好きじゃないんだ」

キョン「そ、そうか」


佐々木「ミサトさんに会ってみたいな…」

キョン「そのうち会えるだろ。ミサトさんは昇進するからな」

佐々木「!!その手があったね!」

キョン「おう。俺も呼ばれるだろうから、お前も呼べばいい。すごい狭そうだけどな」

佐々木「僕はミサトさんとリツコさんに会えればそれでいいよ!…くっくっ」

佐々木「あ、ここまででいいよ。ありがとう。キョン」

キョン「ああ。気をつけろよ」

佐々木「…ああ。気をつけるとするよ。…キョン」

キョン「ん?」

ちゅっ

キョン「!?」

佐々木「死なないようにね。じゃあね。キョン!」

キョン「……なんてことをするんだあいつは」



次の日
とくになんも起きず、普通に過ぎて行った。
ハルヒがむすっとしていたので、とりあえず話しかけて見ることにした。

ハルヒ「はぁ…シンクロ率がまた下がったのよ。0.9もね」

アスカ「はっはーん。情けないわね!あたしは自己記録更新中だっていうのに、落ちこぼれ二人は大変だわねぇ?」

ハルヒ「カチン……あんた、なんだってのよーーー!」

ガッ

アスカ「なにかしらねぇーー!なんか見てるとむかつくのよーー!」

ハルヒ「奇遇ね、あたしもよ!」

シンジ「なんか……にてますよね」

キョン「……にてるとかいうと…」

レイ「じーっ」

長門「じーっ」

キョン(おお、ニラんどるニラんどる)


古泉「たしかに、涼宮さんと惣流さんはにていますね」

カヲル「同属嫌悪、ってやつかな?」

古泉「ははっ、いえてますね」

一つ言わせてもらうと、お前らも大してかわらん。

アスカ「ぎぎぎぎ!」ぐぐぐぐ

ハルヒ「むぎーっ!」ぐぐぐぐ

キョン「やれやれ…」

そんなことをしていると、警報がなった。

シンジ「…シト!?」


佐々木「いまきたばかりなのに、なんだいこのうるさいのは」

キョン「お、おう、佐々木」

佐々木「なんだい?顔が赤いよ?」じっ

キョン「くっ、顔が近い!」

キョン「警報だよ!シトだ!」

ハルヒ「うずうずしてきたわ!」

シンジ「あはは…いい事じゃないよ…?」

アスカ「ふん!力の見せ所じゃない!(ここで…いいとこみせなきゃ…)」

長門「いいとこ……みせなきゃ」ニヤニヤ

古泉「名誉挽回できますやら…」ニヤニヤ

キョン「おまえら覚えてろよ」



カヲル「……おかしい。君はまだだろう…!」

---

とにもかくにも、俺たちは急いでネルフへ
向かった。
佐々木が羨望の眼差しで見ていたが、それは無視しておいた。
今回の使徒は……モニターをみて愕然とした。
今回は…

キョン「サハクィエんぶ?!」

古泉「なんともサイケデリックなすがたですねぇ…」

キョン「ぶはっ!?なにしやがる!」

長門「あなたがわるい」

キョン「!?」

ミサト「かなり遠い位置にいる使徒よ。そして、これがあいつの攻撃力」

カシャッ

キョン「う…」

アニメでみるのとはまた違う。
妙なリアリティがあった。


古泉「これは……凄まじいですねぇ」

リツコ「今度はここに突っ込んでくるとMAGIは予想しているわ」

ミサト「本体ごとね」

アスカ「ちょっと…それって!」

ハルヒ「かなーり危険よねぇ」

キョン「……」

ミサト「そっこっでぇー」

ミサト「あなたたち、全員で、使徒を受け止めてもらいます」

シンジ「なっ!?」

アスカ「え、」

ハルヒ「はぁ!?」



キョン「ふぅ……そんなこと、かなり危険だし、できるんですか?」

キョン(これでいいんだろ)

古泉(ええ)

ミサト「勝率は限りなく低いわ。けど、現状でもっとも高い数値よ」

キョン「なるほど…で?作戦内容は?」

ハルヒ「ちょっとキョン!?」

ミサト「いーい覚悟ね。今回の作戦は、全機体を使用し、落下予測地点に即座に移動。そのご使徒落下寸前にATフィールド全開でやつを受け止めます。ATフィールドを中和しつつ、超硬度のATフィールドをプログナイフで切開したのち、一機がコアを破壊。いいわね?」

ハルヒ「…無茶苦茶ねぇ」

アスカ「でも、やるしかないんでしょ?」

シンジ「…みたいだね」

レイ「了解」

キョン「…了解です」

ミサト「いよっし、全員プラグスーツに着替えなさい!」

パイロット全員「はい!」



ミサト「いーい?今回の作戦は、5機にてペンタゴンを形作り、その上で推進力を減らすこと。さらに、そののちにしっかりと抑え切れる4人を選び、うち一人がかなり重要よ。ここは、そうね。ハルヒ。おねがい」

ハルヒ「あたし!?…いいわよー…やったろうじゃない!」

アスカ「な、なんでハルヒなのよ!」

シンジ「まぁまぁ」

キョン「やれやれ…しっかりやれよな。ハルヒ」

ハルヒ「誰に向かっていってんのよ?まっかせときなさい!」

----

長門「……」カタカタカタカタカタカタ

マヤ「なにしてるの?有希ちゃん?」

長門「……内緒」カタン


ミサト「エヴァンゲリオン全機!出撃準備!」

古泉「はい!エントリープラグ、固定完了。注水、開始」

長門「第一次コンタクト。開始」

青葉「異常なし」

リツコ「了解。続いて、第二次コンタクト」

古泉「んっふ。双方向回線。開きます」

シュウンシュウンキラキラキラキラ

キョン「うおっまぶしっ」

みくる「ええっと、ハーモニクス、全てー正常値でっす!異常ありませぇん!」



古泉「主電源接続!全回路動力伝達!」

以下、略。

ガコンッ!

キョン「ぐおっ!」

古泉「最終安全装置、外します」

きゅるきゅるきゅる

ミサト「さぁ、いい?落下予測地点はレーダーに映してあるわ。落下予測地点はかなり大まかよ。最終的に、自分の目で確認してちょうだい」

ハルヒ「ほんっと、無茶苦茶よねぇ…」

アスカ「でもやんなきゃね。あたしたちの仕事だもの」

シンジ「いくよ」

キョン「おう」

レイ「零号機、いきます」

ハルヒ「参号機!いっくわよぉ!」

アスカ「弐号機もでるわ!」

キョン「へましないようにしなきゃな。四号機、いきます」



マヤ「あれ、有希ちゃん、どうしたの?」

長門「トイレ」

----

俺が落下予測地点に走っている時、前のモニターにSOUNDONLYの文字が浮かび上がった。


キョン「もしもし?」

「私」

キョン「あ?長門か」

長門「そう。システムに対して少しイレギュラーな接続をしてあなたに通信している」

キョン「ようは?」

長門「ハッキングして、貴方にしか聞こえない通信をしている」

ああ、そういってくれよな。


長門「今回、恐らく一番危険な使徒であることはわかるはず」

キョン「ああ」

長門「しかし、本来アスカがコアを攻撃するはずが、今回、涼宮ハルヒが攻撃を行う」

キョン「たしかに原作と違うよな」

長門「気をつけて。なにが起きるか検討がつかない。原作と違うのであれば、失敗もありえる」

キョン「…たしかにな。わかった。気をつけるよ」

長門「おねがい」

ピッ

長門がそう言うと、通信は切れた

長門「……死なないで」


キョン「もう少し…か」

落下地点へ急ぐ。
はやくしなければ。

ハルヒ「急ぎなさい!あたしとアスカとレイはもうついてるのよ!あんたとシンジだけよ!早く!」

アスカ「ほんとのろいわね!」

シンジ「ごめん!もうすぐつくよ!」

キョン「俺もだ、まってろ!」

そういっているうちに、すでにサハクィエルは見えていた。
轟音をたてながら落ちてくる。
わりとゆっくりに見えるのはでかすぎるからか。
くそ、急がなきゃな。


キョン「落下地点到着!指示を!」

シンジ「僕もです!」

ミサト「ATフィールド全開!絶対に抑えなさい!」

キョン「はい!恥ずかしいが……ATフィールド、全開!」

シンジ「ATフィールド全開!」

ハルヒ「……くる!」

ハルヒがそう言うと、なんとなく急に早くなったような気がした。
やはりでかいと違う。
いやそんな問題じゃない。集中しろ…!
轟音はさらに激しくなり、既に目の前にまでサハクィエルは近づいていた。
俺はすぐに四号機の腕を伸ばし、落下してくるサハクィエルを受け止める態勢に入った。


キョン(止まれっ…!!)

途端に、ぐっと操縦桿があがり、重くなる。
ぐいと押し込んでも、全然入らない。

キョン「くっ…重いっ!」

ハルヒ「こんのぉぉぉぉ!」

アスカ「こんっちくしょおおおおおお!」

シンジ「ぐっ……ううっ!」

レイ「……っ!」

パチバチとATフィールドとATフィールドのぶつかる音がし、どんどんとエヴァの足が地面に沈んでゆく。

キョン(5機でもこれかよっ!)

原作の彼等は、どれだけ辛かったのだろうと思う。
俺がこんなところでくじけて…

キョン「どうする!」

ぐいっとおもいきり操縦桿を押し込む。
ゆっくりとだが、軽く、少しずつとだが、入って行く。

キョン(いける!)


ハルヒ「!!これなら、行ける!」

キョン「おい、まだ…---」

ハルヒ「ATフィールド切開!いきます!頼んだわよ、キョン!」

そういうとハルヒは、すっと手を離した。途端にまた操縦桿が重くなり、ぐいっと上がる。

キョン「くっそ、ばかたれが!」

シンジ「うっ……!」

アスカ「ったく!これだから変人はぁー!」

レイ「みんな、集中して」

アスカ「ファーストなんかに!いわれなくったってええええええ!」

キョン「ふんんんぬらばっ!」

シンジ「うおおおおおお!」

ハルヒ「いっくわよおおおお!」

ハルヒが叫ぶと、参号機は肩からかしゅんとプログナイフを取り出し、すぐさま振動させる。そして、ATフィールドの位相空間めがけ、プログナイフを突き立てた。
ビイイと絹の破ける音と電子音が混ざったような音が、プログナイフの振動により弾ける火花と共に飛ぶ。

ハルヒ「くらいなさあああああい!!」



ハルヒの咆哮とともに、プログナイフがどすんとコアに突き刺さる。
突き刺さると同時にプログナイフの振動でコアが削れる音が聞こえ、その轟音とATフィールドの衝突の音とで耳が痛くなる。

ハルヒ「この!!はやく落ちなさいよ…!!」

キョン「ぐっ…はやく、もっとおしこめ!」

ハルヒ「やっ……てんのよ!これでも!」

古泉「予想以上にコアが硬い!?」

長門「やっぱり」


キョン「くっそ…!やっぱり違うのか!」

ギャリギャリと削れる音が鳴り響く。
ハルヒは叫んでいるのに、プログナイフは半分より先に進まない。

ハルヒ「なんっでなのよおおお!」

キョン「くっそ……!」

ハルヒがいなくなったことにより、どんどんと操縦桿は重く、ゆっくりとだが、上がってくる。
押し戻そうにも硬すぎる。

長門「聞こえる?」

キョン「……っ!なんっだよ長門!」

長門「勝率を増やす方法がひとつある」

キョン「なんだ!はやくいえ!」

長門「これは半ば賭けになる。それでも?」

キョン「かまわん!早くしろ!」

そうこうしているうちにも操縦桿は上がってるんだからな!


長門「あなたが、守勢ではなく、攻勢にまわる。即ち、一度使徒から手を離し、涼宮ハルヒのアシストにまわる」

キョン「くっ…んなことしたら、こいつが…!」

長門「理論上は可能。実際、コア破壊の瞬間は2機でもった」

キョン「くっでもそんな勝手は…!」

ミサト「あたしが許可するわ!」

キョン「ミサトさん!?」

ミサト「あんたたちがなんの話をしているのか、少しわからない部分もあったけど、それは今いいわ!有希の言った作戦をこちらから正式に許可します」

キョン「ですが!」

ミサト「早くなさい!全人類がかかってんのよ!!」

キョン「……!ええい!ままよ!」



キョン「聞いたなお前ら!任せていいか!」

アスカ「あたしに頼み事!?いいわよ、
倍にして返しなさいよね!」

シンジ「少しでも勝率が上がるなら、それにかけるしかないんじゃないかな…!」

レイ「まかせて」

キョン「よし…!おまえら、任せたぞ!」

アスカ「こういうのお茶の子再々ってのよおおお!」

シンジ「うおおおおおおお!」

レイ「……っ!」

俺はみんなにそう告げ、守勢から外れ、ハルヒのもとへ駆け寄る。


キョン「ハルヒイイイィィィ!」

ハルヒ「キョン!?あんた、なにして!んのよ!」

キョン「バカ!助けにきてやったんだろうが!」

ハルヒ「んなもん…!いらないっ、わよお!」

キョン「いいから!少しどけろバカたれ!」

ハルヒ「っ!わかったわよ!」

そういうと参号機はずずっとずれ、少し空きができる。
俺は参号機の手のある部分に四号機の手を重ね、ぐっとプログナイフをつかむ。

キョン「いくぞ。ハルヒ」

ハルヒ「言われなくったって、やったるっつーのよ!」

二人「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」


俺たち二人の咆哮。
刹那、くんと操縦桿が軽くなる。
振動音が消え、ズブッと生々しい感覚とともに、プログナイフが根元までコアに突き刺さる。
これと同時に、ばちばちというATフィールドの衝突音も掻き消え、ふあっと使徒がすこしうかんだあと、どずん、大きな音を立てて、機体にまとわりつきながら使徒が着地した。
一気に使徒特有の爆発が起こり、空には爆風の十字架がそびえた。


キョン「かっ…たのか」

ハルヒ「あははは…」


シンジ「や、やった…勝った!勝ったんだ!」

アスカ「はぁーーーあ……バカハルヒのせいで、一時はどうなることかとおもったわよ…」

古泉「よかった……本当に……」

みくる「ふぇえええ!キョンくーん!よかったああ!」

長門「……」ほっ

リツコ「……なんとか、勝てたわね…本当によかったわ」

ミサト「ああ…あーーー!心臓止まるかとおもったああああ」へたっ

リツコ「ふふっ。本当に、子供ってすごいわ…」


そのあとはというとだ、プラグスーツをとっとと着替えて、落ち着いた。
古泉はあのにやけ面とは少し違う笑顔を見せてくれて、朝比奈さんは俺に抱きついて泣いてて、長門はずっと袖をつかんでた。
ハルヒはハルヒでアスカとケンカしてて、シンジはへたり込んでで、レイは相変わらずだ。
やっぱり、平和がいい。

ネルフを出ると、直通通路すぐのところに、佐々木がいた。
どうやら危険を省みず観戦をしていたようで、少し、泣いていた。
よかった、ほんとによかった。とつぶやきながら俺に抱きつく姿は、それはもう可愛いもんだった。
そして途中、古泉たちと分かれ、泣く佐々木を家まで送り、俺は家についた。
はぁ、やれやれだ。


part3に続く

キョン「また使徒か」 part1



1 名前: ◆UqSHFgvvQ2 [] 投稿日:2009/10/19(月) 03:33:36.48 ID:Uc3Wis5Wi
キョン「あーあー…本当にありえん」

古泉「ですねぇ…」

長門「……」

ハルヒ「大体あんたはねぇ!」

アスカ「やっかましいわよ変人!あんなへんてこな団作って!へんなやつぅー!」

ハルヒ「んなっ!なんですってえええ!?」

キョン「なんで俺がまた中学生せにゃならんのだ…」

シンジ「なにかいった?キョンくん」

キョン「いいや」

カヲル「ふふっ、君たちはいつも不思議な話をしているよね。少し羨ましいな。秘密の共有」

キョン「よせ。はなれろ鬱陶しい」

さて、こうなったのはどういうことか。
これは数日前に遡らねばなるまい。


何日かまえ。何日前かは正確には覚えていない。
結構な重傷なのかもな。
とにかく、ことの始まりはやはり、傍若無人唯我独尊の我が団長様の言葉である。

ハルヒ「あんた、面白い漫画かしなさいよ」

キョン「ああ?なんでおれがお前に漫画を貸さにゃならんのだ。おまえにかしたら一生帰ってこなさそうだしな」

ハルヒ「失礼ね!!たまには漫画も読んでみたいのよ!いいからオススメの漫画かしなさい!」

キョン「はぁ…わかった。明日もってくるよ」

俺はここでしっかり断ればよかったと心底思うね。


キョン「ほれ」

俺が手渡したのは、

ハルヒ「新世紀、エヴァンゲリオン?」

キョン「そうだ。なかなか面白いぞ。まぁお気に召すかはわからんがな」

ハルヒ「ふーん?まぁあんたのチョイスだから期待はしてないけど、まぁ借りておくわ」

なんで人から物を借りておいてこんな口をたたけるのかね。

ハルヒ「じゃあ今日はこれ読むから集まらなくていいって、みんなにいっといてね」

キョン「へーへ」


キョン「というわけで、今日はおやすみだ」

古泉「おや、エヴァンゲリオンですか。なかなかのチョイスですねぇ」

みくる「あの、エヴァンゲリオンってなんですかぁ?」

ああ、朝比奈さんは未来人だからしらなくて当然か。

キョン「新世紀エヴァンゲリオンというのはですね、ひょんなことから人形ロボットに乗って怪獣と戦うハメになってしまった中学生の、成長物語、といったところですよ」

古泉「正確には、第一始祖民族が残した二つの種の生存競争、という裏設定も多々ありますが、まぁそんなのは抜きにしても込み込みでも、とても楽しめる作品であることは確かですね」

みくる「ほぇー」

長門「うずうず」

キョン「まぁ、なんのかんのロボット漫画ですよ。朝比奈さん」

長門「あれをロボットアニメというのはにわか」

キョン「えっ」

古泉「激しく同意しますね」


長門「あれは主人公碇シンジの心の成長を描く過程での、オマケにすぎない。特筆し、語るべきはやはり碇シンジの細かい心理描写と、小さいながらもしっかりとした進歩」

古泉「まぁ、一般のかたの印象はそんなものですよ。長門さん」

長門「……」

古泉「んっふ。」電話だよ!電話だよ!

古泉「おや、……緊急事態です」

キョン「ああ?」


古泉「バイトですよ。やれやれです」電話だよ!電話だよ!

キョン「そうか、頑張れよ」

古泉「もしもし。はい、古泉です。……はい。……はい。え……そんなに……はい。わかりました」

キョン「なにがあったんだ?」

古泉「超超規模の巨大閉鎖空間発生です。またキョンぬんなにかやらかしました?」

キョン「いや……今日は一切思い当たるふしはないが」

古泉「そう……ですか」

みくる「ふぇえ!?あれ、あれ!?未来と禁則事項できない!?あれ!?禁則事項が禁則事項じゃないかぎり禁則事項がつな…禁則事項くなるなんてことありえないのに」

キョン「なっ……長門は!?」

長門「……私も、情報統合思念体にアクセスできない」

キョン「どうやってもか!?」

長門「不可能。プロテクトでも、情報統合思念体からのアクセス拒否でもない。おそらく、情報統合思念体が既にない」

キョン「な……そんな……」

古泉「随分な緊急事態のようですね…」

古泉がこんな顔するなんて……そんなに、事態は大変なのか。長門ですらお手上げ…どういうことだ。


古泉「とにかく、僕は急いで機関と合流します」

長門「私はできることはやりつくした」

みくる「ふぇえええええん」

キョン「……どうなってんだ……」

古泉「今日、あなたに思い当たるふしがないのであれば、あなたにできることはありません。とりあえずはご帰宅なされたらいかがですか?」

キョン「邪魔ってことか?」

古泉「そうではありませんが…あなたは一般人です。いまはできることがないでしょう。あなたになにか手助けしていただく時は連絡します」

キョン「…そうか」



なんだ、古泉のやつ。
俺を邪魔者みたいにいいやがって。
失礼な野郎だ。
まぁ、とはいえ古泉や機関とやらの連中がなんとかするだろう。
俺は確かに一般人。
飯食ってクソして寝りゃあ、明日になりゃなんもかんも解決してるさ。
古泉もいるしな。

しかし、やけに空が灰色だな。
気味が悪い。
あの時の閉鎖空間のような……
いや、やめやめ。
無駄なことは考えず、ふつーにしてよう。
とにかく寝ればなんとかなる。
そうに決まってる


キョン「ふぅ……」

おれはというと、帰ってきたら風呂に入り、飯食って、クソして寝ることにした。
早めに寝るに限るからな。
古泉からの連絡もない。
きっともうすんだんだろう。
さて、もう寝るか。
少し早いけどな。

PRRRRRR

ん?

着信:古泉一樹

おいおい……

キョン「もしもし」

古泉「大変です。いますぐ出れますか?」

キョン「なにがあったんだ?」

古泉「説明はあとです!とにかくはやく!」


俺が家を出ると、そこには黒塗りのベンツがあった。

新川「古泉は中です。急いで!」

ベンツの中に入ると、古泉が目も細めず、きりっとした顔立ちでそこにいた。

古泉「お待ちしていました。とにかく話を」

キョン「おう」



キョン「なにが起こってんだ?」

古泉「新川さん。長門さんと、朝比奈さんには連絡をしましたか?」

新川「ええ。長門さんは了解した。朝比奈さんはわ、わ、わかりましたぁと」

どうでもいいがその顔でそんなセリフをはかんでほしいね。

古泉「わかりました」

キョン「おい古泉。俺にもわかるように話してくれないか?俺だけ置いてけぼりだ」

古泉「……閉鎖空間拡大が、神人を倒してもとまらないのです」



キョン「なんだって?」

古泉「僕達で、総勢4人の神を倒しましたが、それでとどまる事を知らず閉鎖空間は
拡大を続け、神人はさらに増えたのです」

キョン「……それって最悪じゃないのか?」

古泉「ええ。最悪中の最悪ですよ。本当に。神人が増えるなんていままでありませんでしたから」

古泉「いまも拡大はつづいています。このままでは…世界が……」

キョン「どうにかならんのか?」

古泉「わかりません。故に皆さんをお呼びしました」

新川「つきました」


みくる「ふええええん。キョンくううん」

キョン「うおっ!?」

おう、朝比奈さん!
その豊満なバストが俺のバストにジャストミィトしています!
おねがいやめて!俺のはしたないバットで朝比奈さんをジャストミィトしたくはありませんっ!!

キョン「とと、とにかく落ち着いてください」

朝比奈「ひくっ……だって…禁則事項があああ!禁則事項でえええ……禁則事項なんですよぉー…」

さっぱりです朝比奈さん

長門「……」

キョン「お前はどうなんだ?長門」

長門「あのあと、再度アクセスを試みたが、やはり失敗した。あらゆるアクセス手段を用いたがやはり無理。結論は、既に統合情報思念体は存在しない」

キョン「あ、ありえるのか?神みたいなもんだろ?」

長門「ありえる」

キョン「そんな……」


古泉「とにかく、いまのところ一番の頼りは長門さんです」

長門「なにをすればいいの?」

古泉「閉鎖空間の拡大をどうにか止められませんか」

長門「不可能。閉鎖空間への物理的、及び次元的な攻的接触は一切不可能。その能力を行使可能なのは、涼宮ハルヒの理性たるあなたのみ」

キョン「八方詰まり……なのか?」

古泉「……認めたくはないですがね」

みくる「ふえ、なんにもできないんですかぁー?」

古泉「残念ながら。神人は現在も破壊活動と増殖をしています。どうしたものですかね」


古泉「……世界が、再構成されるまで、もう、時間はあまりありませんね」

キョン「……くそっ!本当になにもできないのか!?」

古泉「……残念ながら」

キョン「ちくしょう……」

なにが悔しいかって、こいつらと出会った事が帳消しになることだった。
なんだかんだで、俺は長門や、朝比奈さんといるのが好きだった。
ハルヒのこともそうだ。
なんで、なんでお前はこんな事を望んでいるんだ……

古泉「そろそろですね。閉鎖空間がこの世界を覆うまで…」

長門「残り28秒62」

……くそっ……


キョン「長門、古泉、朝比奈さん」

古泉「はい?」

長門「なに」

みくる「ふえ…?」

キョン「……諦めちまったようないい口しかできなくてすまんのだが」

キョン「いままでほんとにありがとう?おまえらと出会えて嬉しかった」

古泉「……あなたから……そんな言葉が聞けるなんて……」

長門「……」

みくる「ふ、ふぇえ…キョンくぅん……」

長門は、少しうつむき気味で顔はみえない。
どんな顔をしているかな。
朝比奈さんはふぇええんと泣いている。
こんなときですらあなたはとても愛らしい。
古泉ですら、その目に涙を浮かべていた。
あのクソむかつく笑顔そのままにだ。
おれはというと、言うまでもあるまい。



俺がそう言って、みんなの顔を確認したあと、それはすぐに来た。
この感じはなんだろう。
あーあれだな。ジェットコースター。
あの落ちる感じだ。
段々と目の前が真っ白になり、どんどん落ちる。
ああ、死ぬ高さな気がする……


キョン「ぜっ!?」

ppppppp

キョン「え……」

おれが目をゆっくりと開けると、そこは見なれた我が家の俺の寝室で、いつも使って居る目覚ましがけたたましくなっていた。

キョン「どう……なってんだ?」


キョン「夢……?」

それにしちゃあリアルすぎる。

キョン母「ほら!中学校に遅刻するわよ!」

キョン「ああー!……はぁ?」

いま、なんていった?
中学校?

キョン「ちょ、おい、お袋!?なんつった?」

キョン母「だからぁ、中学校!遅刻するわよ!」

キョン母「古泉くんと、シンジ君もう迎えに来てるわよ!」

キョン「……は?」


キョン「まてまてまてお袋!シンジってのは、誰だよ?」

キョン母「はぁ?ふざけるのも大概になさいよ!はやく支度しなさい!」

キョン「……はぁあ!?」

なにがなんだかわからなかった。
とにかくおれは制服を着ようとクローゼットを漁る。

キョン「……おいお袋!ブレザーがないぞ!」

キョン母「は?ほんとにどうしたの?ブレザーなんかないわよ?年中クソ暑いのにいらないでしょうが」

キョン「……え」

そう言われれば暑い。
真夏のようなむわっとこびりつく暑さだ。
なんでだ?いまは、冬だろ?

キョン母「冬!?んなもん10年以上ないわよ!セカンドインパクトのせいでね!」

キョン「?????」


なにかがおかしい。
なにかというほどでもないな。
明らかにおかしい。
セカンドインパクト?シンジ?
まんまエヴァンゲリオンだ。
……まさか……

おれは頭の中の考えを考えないように考えないようにととっとと着替えをすませ、外へ出た。

古泉「……おはようございます。キョンくん」

シンジ「おはよう。キョンくん」

キョン「……」

まんま碇シンジだ。


キョン「おい、古泉」

おれがそうよびかけると、古泉はこちらをみてウィンクした。
あとで、ということか?

シンジ「え、キョンくんどうかしたの?」

キョン「ん?え、あ、いや、なんでもない……よ」

話しかけられてしまった。
アニメキャラにだ。
なんだか…感動してしまった。
いやいやいやいや、まてまて。これはそもそもどういうことなのかをまず考えねばならんのじゃないか?
感動なんてしとるヒマはない!


そもそも、なんでこんな世界なんだ?
たしかに見渡すと全然みなれない風景だ。
遠くをぼーっとみると山が見えるし、なんかすげー高いビルもみえる。
山とビルとは。不協和音極まりない。

古泉「シンジくん。僕らはこれからどこに向かうのですか?」

シンジ「ん?学校だよ?」

古泉「ふむ……失礼ですが、涼宮ハルヒをご存知ですか?」

シンジ「え…うん。クラスメイトじゃないか。先に学校いるんじゃない?」

キョン「あいつも来てるのか…」

シンジ「へ?なに?なんかいった?」

キョン「い、いや、なんでもないぞ」

シンジ「ふぅん……へんなキョンくん。まぁいいや、この先でトウジとケンスケが待ってるから、急ごう!」

キョン「なんと、トウジとな!」


トウジといえば、あの不運な少年Aじゃないか!
っと、不謹慎か。

古泉「じゃあ、長門有希は知ってますか?」

シンジ「なんなの、古泉くん。さっきから。もう新しいクラスになって1週間だよ?なんか校長先生が全学年で緊急にクラスがえをしまーすなんていうから、こんがらがっちゃったんだな、たぶん」

古泉「……いやいや、お恥ずかしい限りです」

古泉「他にはどんな方がいらっしゃいましたかね…教えてもらえますか?どうにも人の顔と名前が一致しないのです」

シンジ「うん、いいけど…(どうしたんだろ?なんか変だな)」


シンジ「えっとー…まずは僕でしょ?キョンくん、古泉くん、トウジ」

シンジ「あとは…アスカでしょ?あとは、涼宮さん。他には、長門さん、カヲルくん」

シンジ「あとは、んーと、あと佐々木さんとかかな?あとはあんまりおぼえてないなぁ」

なんと。

古泉「佐々木さん……とおっしゃいましたか?」

シンジ「うん」

キョン「橘ってやつもいるんじゃないか!?」

シンジ「えっ……いない……とおもうよ?」

キョン「どうなってやがる…」


シンジ「あ、大事なの忘れてた。キョンくんの好きな綾波」

キョン「んなっ!?」

古泉(綾波派か……残念です)

シンジ「なにそんな驚いてんの?俺は綾波派だーー!ってさけんでたじゃない」

キョン「なんの……はなしなんだ……」


シンジ「お、トウジーー!」

トウジ「お、なんや、せんせやないか!やっときよったで!」

そこにいたのは紛れもない。
鈴原トウジ。
エヴァンゲリオン参号機に搭乗するも、使徒にとりつかれてしまうという不憫な役回り。

キョン「こん……ちわ?」

トウジ「なんや、キョン!改まりよってからに!おはよーさんでええねん!がっはは!」

ケンスケ「ふぅ……やれやれだね」

お、なんだかケンスケとはうまくやっていけそうなきがする。
なんでだろう。自分とにた匂いが

ケンスケ「うぉあっ!?なんてこった、A-65がとんでる!?か、か、かめ、かめら!うおあああああああ!!!いっちゃったああああ!!!」

前言撤回。
微塵もそんな匂いは感じない。


シンジ「ついたよ。二人とも」

キョン「ここは……」

すごい。といわざるを得なかった。
一見、どこにでもありそうな中学校だが、作り、中庭、全てがそのまんまだった。

キョン「すげえ……」

シンジ「へ?なにが?」

古泉「お気持ちお察ししますよ。僕ですら感動します」

トウジ「なんやーあんたら。変な話ばっかしよって!きしょく悪う!ワイらにも教えーや!」

古泉「ふふっ…秘密です」

トウジ「ちぇー」


教室にはいると、やかましい声が聞こえてきた。
毎日聞いていた、いまや懐かしい、あの団長様の声と、これは……

キョン「ハルヒ……!?」

ハルヒ「ん?なにやってんのあんた!遅いわよ!」

キョン「ハルヒ!!」

俺はすぐにハルヒにかけより、思い切り抱きついた。なんでこんなことをしたのか自分でもわからん。
見事に平手うちを食らい、いま俺の頬は腫れている。

ハルヒ「い、い、い、いきなりなにすんのよ!」

アスカ「きゃーーーー!!!ハレンチ!!」

両頬である。

俺がひっぱたかれて、ひっぱたかれた衝撃よりも衝撃的だったのは、そこにアスカがいたこと。隅の席に包帯だらけの綾波レイがいたことだ。

キョン「夢のようだ……」


キョン「そして俺は、というとだ」

ハルヒとアスカが喧嘩しているのを眺めていた。
どうやらどうにもソリが合わないらしく、二人でぎゃあぎゃあと騒いでいた。
ほらな。アスカよりレイだろう。はしたない。

アスカ「なんなのさっきの!学校でハーレンチーー!」

ハルヒ「やっかましいわよアホ娘!あれはキョンが悪いんじゃない!あたしは関係ないわよ!」

アスカ「ふーん!どうでしょうかねぇ?学校おわってからいちゃいちゃしてんじゃないのぉ!?」

ハルヒ「なっ!!ちょ、キョン!!あんたもなんか言いなさいよ!!」

アスカ「無茶苦茶いうな」


アスカ「無茶苦茶いうな」じゃなくて
キョン「無茶苦茶いうな」ですすいません


キョン「やれやれ…」

いまだにアスカとハルヒは喧嘩している。
俺は、長門の机のところに顔をぐでっと乗せ、長門と、突っ立ってる古泉と会話していた。

キョン「おい、長門。どういうことなんだ?」

長門「詳細は不明。ただ世界改変後のこの世界を観測する限り、涼宮ハルヒがなんらかの影響で新世紀エヴァンゲリオンの世界に行きたい、もしくは新世紀エヴァンゲリオンの世界に羨望を持った。故のこの世界」

キョン「……また、俺か」

古泉「でしょうねぇ……んっふ」

長門「元の世界への回帰は現状ほぼ不可能と言っていい。数%の可能性がなくもないが、私の知覚外」

古泉「脱出方法はあるにはありそうだが、どうすればそれができるか、また、それがなんなのか、はわからない。ということですね?」

長門は黙ってこくりと頷いた。

キョン「困ったもんだ……」


カヲル「やっ。キョンくん」

キョン「!!」

これは驚いた。渚カヲルじゃないか。

カヲル「なにを驚いているんだい?なんだか、面白そうな話をしていたから、混ぜてもらおうと思ってね」

古泉「す、すいません。企業秘密です」

カヲル「ふふっ。そうなのかい?やたら難しそうな会話だったから気になってしまったんだ。僕は、ダメかい?」

長門「サインを」

キョン「えっ」

古泉「これはこれは」


カヲル「さ、サイン?」

長門はこくりと頷き、自分のノートを差し出した。

カヲル「構わないけど……急にどうしたんだい?」

長門「私は、あなたのファン」

カヲル「そ、そうなのか」

おいおい。あのカヲルくんを困惑させるなんてさすが長門だな。


先生「はい……授業を始めますよ……席に座りなさい…こら……静かに」

かわいそうな先生だ…


先生「えー…15年前に発生したセカンドインパクトですが、これは北極に隕石が衝突した、というものであります。えー…。この衝突のせいで、地球の自転軸は大幅にずれ、日本には、冬、秋、がなくなり、春はほぼ無く、常夏の島国となったわけです」

先生「このセカンドインパクトの際、溶けた氷で世界はとてつもない、被害を被りました……えー」

アスカ「退屈。どうして日本の授業ってこうも退屈なのかしら…!ね?キョン」

キョン「お、お、おう」

アスカ「?なによ?」

いや、アスカに呼び捨てにされるとは。
なんとなく気恥ずかしい。


アスカ「第一、セカンドインパクトの情報が間違ってるってのよ…」

キョン「お、それはわかるぞ。第一使徒アダムの実験事故だろ」

アスカ「……え?」

カヲル「!?」

古泉(あのバカ)

アスカ「ま、まぁ、パイロットだもの。知ってて当然だわね」

キョン「えっ?ぱ、パイロット?」


くっそ消えた。


キョン「いやいや、まてまてまて。現損する機体はアスカとシンジと綾波のと3人分しかないはずだろう?」

アスカ「はぁ?なにわけのわかんないこといってんの?あんたは仮設4号機。ハルヒのぶゎかは3号機で第3使徒とこの前戦ったばかりじゃない」

アスカ「あんたのいうとおり、あたしたちもパイロットだけど……っていうか、良くこの前の戦闘にファーストが出てなかったのにパイロットだってしってたわね」

そりゃそうだ。
有名だからな。

アスカ「まぁ、この前の戦闘に関してはあたしたち、なーんも活躍できなかったしね。最初に出撃したバカシンジが攻撃食らってぶったおれて、その上暴走。ほんと、あり得ないわ。戦いというよりはみんなで初号機の後始末しか記憶にないわよ」

ど、どういう、ことなんだ。


ん?
とゆうか……待てよ。
3号機のパイロットが…ハルヒ…だと!?

キョン「おい、アス----」

古泉「失礼、先生。キョンくんが具合悪いそうなので、保健室に連れて行きます」

長門「私も行く」

古泉「よろしくおねがいします。さぁ、キョンくん。いきますよ」

キョン「は、はぁ?」

カヲル「……なんで、ネルフ内部の人間に公表開示されている情報は、実験事故ということのみ。それを知るのは上層部だけのはず。なぜ、彼がアダムの名を知っているんだ?」


キョン「くっ、はなせよ!」

キョン「なんだってんだ急に」

長門「それは私のセリフ。さすがにここまでバカだとは思わなかった」

古泉「ですね」

キョン「な、なんだと?」

長門「この世界の、パイロットたる人間が知り得ないはずの情報を二度も露見しかけた。この損失はかなり大きい。特に、それを同クラスメイトである渚カヲルに聞かれたのはとても危険」

古泉「原作通りであるなら委員会、及びゼーレの使者ですからね。気づかれていればけされかねませんよ。カヲルくんは使徒としての登場時期はかなり遅い。それが早まってしまった場合、あなたは今日パイロットであることを知った身。彼を無力化できるのですか?」

キョン「ぐ…」

長門「非を認めるべき」

キョン「…すまん」


古泉「今後気をつけてください。本当に」

キョン「ああ、気をつける。すまんかった」

長門「……そう」

迷惑をかけちまった。
くそ……なんでこんなことに……


その後というもの、特になにかあったわけではなく、授業も普通に終わり、俺はどうしたらいいかもわからず、とりあえずSOS団…と思ったのだが、部室がわからん。


ハルヒ「ほら、急ぎなさい!いくわよ!」

キョン「ま、待てよおい!」

古泉「僕達も行きましょうか」

長門「……」こく


とにかく、なんとかハルヒについていき、部室につくことができた。

キョン「王手!」

古泉「なんと」

長門「……」

ハルヒ「ふんふふーんふんふふーん」

いつもの風景だ……が、
なにかを、なにか大切ななにかを忘れている気がする。
なんだろう。
……あ!

みくる「遅れてしまって、すいませぇーん!」

キョン「朝比奈さんだ!」

古泉「忘れてましたねぇ」


みくる「ふぇ……あの……きょ……キョンくうううううううん!」

キョン「うおわっ!」

あ、朝比奈さん!
その、その、泣きながらそんな俺のお腹をもふもふしないでください!ああっ!
俺、ビームソードのスイッチいれちゃいそうです!ああっ、まって!ビームソード伸びちゃいます!

古泉「鼻の下も伸びてますよ」

長門「破廉恥」


みくる「こ、こわかったですうう!」

キョン「ま、まぁ、落ち着いてください!


みくる「部室はなかなか見つからないし、ここがどこだかわかんないし、鶴屋さんはいないし、なんだかこわかったですううー!」

キョン「うおわっ!」

ハルヒ「なに騒いでんの!うるさいわよ!」

朝比奈「ふぇっ!」

そんな会話をしている時。
すでに皆が揃い、あくはずのない部室のドアが開いた。


キョン「あ、綾波?」

レイ「みんな、揃ってる?集合がかかったわよ」

キョン「集合?」

レイ「出撃命令」

なんですとっ!?

ハルヒ「出撃!?待ってました!」

レイ「じゃ、本部でね。なるべく、急いで」

な、なんだと…
そんな、いきなりなのか。



ハルヒ「ほら、急ぐわよ!」

キョン「ちょ、ちょ、ま!」

急いで後を追う。

キョン「どこに本部があるかわかってんのかよ?」

ハルヒ「はぁ!?当然でしょ!」

キョン(おい、古泉)

古泉(ええ、どうやら涼宮さんはまえの世界をすっかり忘れているようですね)

ハルヒ「ほら、はやく直通通路までいくわよ!」

古泉(自分に都合の良いように改変も行っているようですね)

キョン(くそ……マジで戦うのかよ)

古泉(そのようですね)



古泉「と、いうよりも、僕達はいかなくて良いのでは?」

ハルヒ「はぁ?なんでよ。古泉くんたちは頭が良いから本部でのバックアップを頼まれていたじゃない」

古泉「そうでしたね。失礼。通行証は?」

ハルヒ「財布ん中じゃないの?」

古泉「がさがさ…おや、そのようです。失礼。無くしたかと思いまして」

ハルヒ「気をつけなさいよ!なくしたら困るわ!」

みくる「わ、わ、わたし、頭良くないですー!」

ハルヒ「はぁ?このまえのサポートすごかったじゃないー」

みくる「ふぇー!?」


キョン(第4ってと……シャムシエルか?)

古泉(ですね。光る触手と虫のような甲殻が特徴の)

キョン(勝てる……のか?)

ハルヒ「ついたわよ!ほら、ジオフロント!」

キョン「お、おおおお!」

すぐそこ、眼前に広がるのは、ジオフロント。
ネルフ本部がそびえる巨大な空間だ。

キョン「すげぇ……!」

古泉「感動ですね……」

長門「キラキラ」


ハルヒ「まだもうちょっとかかるかしらね。あたし寝るわ。起こしてねキョン」

キョン「呑気なもんだ」

ハルヒ「くかー…」

古泉「……ここまでくると、疑問が浮かびますね」

キョン「…例えば?」

古泉「まず、第一に、コアインストール」

キョン「はぁ?」


にわかで間違いだらけかもだけど許してくださいね

長門「私が説明する。コアとは、その名の通り、エヴァンゲリオン操縦の必須条件。あのクラスには恐らく、母がいる家庭はない」

キョン「まてまて、俺のお袋はいたぞ!?」

長門「基本的に起動、操縦はコアなしでも可能。しかし、渚カヲルのようにシンクロ率操作などができないと不便」

古泉「ですが、アスカさんの話を聞く限りではあなたは操縦を行えていた。つまり、コア無しでの操縦は可能であるといえるでしょう」

長門「本来エントリープラグ内部は子宮を模したもの。故に母のコアがインストールされていないとうまく操縦できない。しかし、その点はアスカ・ラングレーの言葉により問題解決」

古泉「そういう世界、ということでしょうね」

みくる「くかー」


古泉「第2に、3号機についてですかねぇ」

長門「本来3号機には鈴原トウジが搭乗する。しかし、この世界では涼宮ハルヒ」

長門「第13使徒であるバルディエル襲来は、上空の積乱雲内部に潜んでいたバルディエルが、3号機に寄生後の発生。しかし、既にネルフに3号機があり、尚且つ起動、操縦が可能であった事を考えると、バルディエル発生は考えにくい」

長門「ゲームにおいては、バルディエル発生は鈴原トウジのATポイントに依存する。その点を考慮しても、涼宮ハルヒにたいしてバルディエルの発生は考えられない」

キョン「???ATポイント-?」

長門「ゲーム内の、登場人物のテンションゲージのようなもの。これが一定値を下回り、鈴原トウジのバルディエル搭乗イベント後であると、バルディエルが起動実験中に覚醒する」

キョン「なるほど」


古泉「他にも疑問はいくつかありますが、いいでしょう。そろそろ着きますよ」

ハルヒ「んあっ…ん…ありがと、古泉くん」

みくる「ああん……キョンくん……それはきんしょく…むにゃ…」

ハルヒ「こら!起きなさいみくるちゃん!」

その後は直通だった。俺が画面を見た時にうつる、光景だった。
カードを認証して入る、ネルフ本部入り口である。

キョン「少しワクワクしてきた」

古泉「はずかしながら、僕もですよ」

長門「私も」

ハルヒ「さぁっ!いくわよ!」


ゴウンと機械が動き、ドアが開く。
少し進み、直通のエレベータにのると、そこは、夢にまでみた、司令室だった。

キョン「ほんとに……きちまったよ……」

古泉「すげぇ……」

長門「……」きらきら

ミサト「あんたたち!遅いわよ!」

キョン「!?」

そこにいたのは、眉間にシワをよせた、葛城ミサトその人だった。
あいや実物はこんなにも美しいのか。

ミサト「もう使徒がくるわ。急いで!」

ああ、ちゃんと話したい!


ミサト「キョンくんとハルヒは急いでプラグスーツに」

キョン「はっ!!」

ハルヒ「急ぐわよ!」

ミサト「古泉くん、有希ちゃん、みくるは席について。バックアップしっかりね」

古泉「はいっ!!」

長門「勿論。了解した」

みくる「なんでみんなそんなやる気なんですかぁー!?」


古泉「よろしくお願いします」

マコト「いやいや、期待してるよ。君はこのまえすごかったからね」

長門「よろしく」

マヤ「こちらこそ。あなたの演算能力に期待してるわ。MAGIもびっくりだもの」

長門「……照れる」

みくる「よよよ、よろしくおねがひましゅ!」

青葉「いやいや、こちらこそ。この前みたいにたのむよ」

みくる(キョンくんに声が似てるなぁー)


ハルヒ「あー!腕がなるわ!」

キョン「調子付くのも程々にしろよ。俺に迷惑はかけんでくれ」

ハルヒ「はぁ?!あんたこそしっかりやんなさいよね!」プシューッ

キョン「ああ、もちろんだとも。俺だって男だ。さすがに燃える」プシューッ

ハルヒ「あいかわらず似合わないわね」

キョン「うるさいな」

ハルヒ「……いくわよ」

キョン「……おう」


トリわすれてた

ミサト「準備はいいかしら?」

キョン「良好ですよ」

ミサト「上等上等!2戦目でその余裕は素晴らしいわ。さぁ、みんな、いいかしら?」

シンジ・アスカ・ハルヒ・キョン「はい!」

ミサト「レイは現状維持。待機よ」

レイ「ええ」

ミサト「よし…発進準備!」

キョン「ドキドキしてきた」


ミサト「LCL注入開始!」

青葉「LCL、注入開始!」

古泉「大丈夫ですか、キョンく…」

キョン「うわっぷ!おぼ、ぼ!おぼれる!」

ハルヒ「なにやってんのかしら」

アスカ「バカキョンの考えることなんかぜんっぜんわかんないわ」

シンジ「あはは…僕も慣れないけどね、これ」

キョン「ごぼぼぼっ!!」

ミサト「はぁーあ…」


古泉「主電源、接続。全回路動力伝達」(いがいとわかるもんだな)

リツコ「了解」

おおっ!?リツコさんじゃないか!?
ちょ、ま!みせてくれ!

長門「第二次コンタクト突入。A10神経、異常なし」

リツコ「思考形態は前回と同じく、日本語をベースにフィックス。初期コンタクト、異常なし」

みくる「え、えと、そう、双方向回線!
ひらきます!初号機、シンクロ率42.35、弐号機、シンクロ率43.68、参号機、シンクロ率32.23、仮設四号機、シンクロ率31.68、です!」

マコト「ハーモニクス。全て正常値。暴走、ありません」

リツコ「相変わらず、キョンくんとハルヒちゃんには感心するわ。オーナインシステムをものともしない」

ミサト「才能かしらねぇ……」


古泉はキョンのことなんて呼ぶんだっけ?
すまんあんまり聞かないからさ名前呼んでるの


古泉「第一ロックボルト、はずせ!」(しびれる!)

シュウゥン

長門「アンビリカルブリッジ、移動開始」(……すごい)

ビーッビーッ
ゴウンッ

古泉「第二ロックボルト、はずせ」

シュウゥン

古泉「第一拘束具、除去。同じく、第二拘束具を除去!」

長門「1番から15番までの安全装置を解除」


まぁ古泉が、キョンよぶのはこれでいいだろ?
あの状況であなたは変だし…ごめんね適当で


古泉「内部電源、充電完了。内部コンセント、異常なし」

ミサト「了解。エヴァ全機!射出口へ!」

おおお、すげえええ!動いたよ!
しかも総司令と副司令がこっちみてる!
うわああああ!!

ガコンッ
カシュッカシュッカシュッカシュツカシュッ

古泉「進路、クリア。オールグリーンです」

リツコ「了解」

ミサト「いくわよ。気張んなさい!エヴァ全機!発進!!」

ガコッバチバチッ
ドシュンッ

キョン「うっ……ぐお……」


ギュウウウウンガコンッ!!

キョン「うわっつ!」

くぅ…いてぇ…

ミサト「全機、問題ないわね」

全員「はい」

ミサト「では、この先、にいる使徒を撃退してください。キョンくん。あなたが最前線よ」

キョン「いっ!?」

ミサト「このまえの操縦の腕前をみたら当然ね。頼んだわよ。横のビルにアサルトライフルがはいってるわ。他の3機は、スナイパーライフルで後方支援。いいわね」

ハルヒ「気にいらないわ」

アスカ「あたしも」

シンジ「あはは……」


ミサト「文句言わないの。さぁ、配置について!」

ハルヒ「はいはいっと。ここよね。スナイパーは」ガシュッ

アスカ「支援かぁーつまーんないのー」ガシュッ

シンジ「まぁまぁ、いいじゃない。前の方は怖いし……(ぼくは、いまだに、あの恐怖が目の裏から離れないし……)」

アスカ「なっさけないわね!」

ハルヒ「ほんとよね!」

キョン「こういうときは仲いいのな」

ミサト「ほら、はやくなさい!…くるわよ」

キョン「マジかよ」


キョン「ここ、か」ガシュッ

キョン(俺に……できるのか……?)

ミサト「仮設4号はダッシュで接近!その後はアサルトライフル、及びスナイパーライフルにて一斉掃射!」

ハルヒ「はいはい」

アスカ「わかってるわよ」

シンジ「はいっ」

キョン「……はい」

正直な話。燃えていた。
だが、怖さもあった。
怖くて仕方がない。


そのころ、シェルター。


トウジ「あー…退屈やなぁ…」

ケンスケ「……」チラッ

トウジ「ん?……はぁ、いいんちょ!」

ヒカリ「なぁに?鈴原」

トウジ「ワイら、便所や」

ヒカリ「はぁ?くる前にしときなさいよね全く」

トウジ「へーへー」


トウジ「なんや、いきなり」

ケンスケ「ひまなんだろ?」

トウジ「まぁなー」

ケンスケ「ならさ、外、いかないか」

トウジ「はぁ?」

ケンスケ「だって、みたいじゃないか!エヴァンゲリオン!テレビでだってやってないし!一世一代のチャンスなんだよぉ!」

トウジ「はぁ……しゃーないな。俺も男や。やったるわい」

ケンスケ「うっは!さすがトウジ!」


ケンスケ「うおー!!みろよあれ!四号機だ!すげええええ!」

トウジ「なんやごっつーでかいのー」

ケンスケ「わわっ!カメラキャメラー!」


---

だが、俺は腹を括ることにした。
なに、なんとかなる。
なんとかならんわけがない。
ハルヒたちのアシストもある。
……負けてたまるか。

キョン「……仮設四号機。行きます」

ミサト「他の機も、四号機が走り出したらポイントまでダッシュ。いいわね」

ハルヒ「はい」

アスカ「まっかせときなさいよ!」

シンジ「……はい!」

キョン「いくぞおおおおおおらああああ!!」



キョン「うううおおおおおおお!」

俺はとにかく走ることをイメージした。
走り出して、まもなく。
やつが現れた。
シャムシエルだ。

キョン「!見つけたぁ!」

ギャギャッ

キョン「目標はセンターに入れて…スイッチ!!」

ドガガガガガガガガガ!


ハルヒ「ちょっ……とあのバカ!キョン!止めなさい!こら!」

シンジ「まずいね…」

アスカ「あのバカキョン!煙幕でなにも見えなくなるわよ!バカみたいに速く走って行くしなんなのよ!ほんとバカね!」

キョン「うううううおおおおおお!」

ドガガガガガガガガガ!

少し熱くなり過ぎていたんだろう。
俺はこのシーンを見たことがある。
そう、このあと、光る触手が

ヒュンヒュヒュン!!


キョン「うおっ!!」

ヒュカッ!

ミサト「あっちゃー…あのバカ…!」

一瞬だった。アサルトライフルを真っ二つにぶった切られ、俺は攻撃手段を失った。


キョン「まずっ……」

一瞬でわかった。
俺はアニメのシンジと同じ過ちをおかしちまったんだと。

シャムシエルが煙幕から見えるようになると同時に、やつは触手を、くねらせ俺の方へ伸ばしてきた。

キョン「くっそ!」

すぐさま機体をしゃがませ、頭上を通る触手をやりすごす。

キョン「こんっちくしょうが!」

肩にあるプログナイフを取り出した。
しかし、すでに触手の大二波は目の前に迫っていた。



ダメだアクション苦手だわ



キョン「くっ!」

次はしゃがめないようにか、少し下向きの攻撃だった。
俺は横転し、その攻撃をかわす。
そしてプログナイフの電源をいれ、フイイと振動させる。
シンジたちはまだ来ない。
レーダーだとあと少しか。
そう言ってるうちにも大三波が俺を襲おうとしていた。
次は最初とは全然違う軌道。
まるでよめない。
ひゅんひゅんとくねりながらビルを切っていき、俺を襲う。

キョン「負けるか!」



キョン「くっ、ハルヒ!頼んだぞ」


やべ、ハルヒ頼んだぞっての間違えた。


もう少し、もう少しなんだ!
ハルヒたちがくればなんとかなる!
とりあえず横転を繰り返し、
少しづつ詰め寄る。
もう、くるな。

キョン「頼んだぞ、ハルヒ!」

ハルヒ「まかせなさい!」

アスカ「あたしだっているのよ!」

シンジ「先走りすぎだよキョンくん」



---

そのあとはわりとあっさりしたものだった。
ハルヒの第一射が着弾すると、シャムシエルはがくんと怯んだ。
その後はみんなで畳み掛けるように掃射。
俺はただ突っ立っていた。
情けない。
そしてシャムシエルは停止した。が、コアが死んでいるかわからなかったので、俺がシャムシエルの頭を抱えて、恐る恐るプログナイフをコアに刺した。
最初、ビクンと跳ね上がり、触手をがくがくと気持ち悪く動かしていたが、数秒でそれは収まった。
なんとか、勝利できたわけだ。
俺はなにもできなかったわけだが。



その後、俺はミサトさんと副司令にこってりしぼられた。

ミサト「進攻するのはよかったわ…でも、みんなの歩幅に合わせなさい!なんなのあの走り方は!作戦の一番大事なところは---」

---

冬月「……恥晒しめ…」

はぁ……落ち込むよ……


ハルヒ「あんたなに考えてんの!?あんなスピードだすなんてばかじゃないの!?」ぬぎぬぎ

アスカ「今回ばかりはハルヒに同意するわ。なに考えてるのよ」ぬぎぬぎ

キョン「うっ……」

シンジ「まぁ、きっとキョンくんにも考えがあったんだよ……ね?」

キョン「……ない」

ハルヒ「はぁ……ほんっとありえないわ」

アスカ「私たちがいたからいいけど、いなかったらどうすんのよ!」

キョン「ほんと、その通りですとも」

シンジ「まぁ、勝てたんだし、いいじゃない」

アスカ・ハルヒ「あんたは黙ってなさい!!」

シンジ「ひっ」


その後、シンジたちは方向が違うので別れ、懐かしいSOS団の面々だけとなった。

古泉「いやぁー……善戦でしたねぇ?」ニヤニヤ

キョン「バカにしてんのか」

長門「あれは、ない。いろいろとない」

キョン「長門まで!?」

みくる「ちょっとかっこわるかったです…」

キョン「あ、朝比奈さん!?」

ハルヒ「SOS団の恥晒しだわほんとに」

キョン「ぐっ…」

ハルヒ「みくるちゃんのサポートもばっちりだったし、古泉くんだってすごく頑張ってくれてた見たいだし、有希はいうまでもないわ!それにくらべてあんたはなんなの!?」

キョン「……すまん」



2日後
学校

キョン「はぁ……終わってみてなんだがやっぱり……」

キョン「あーあー……ほんっとありえねぇ」

古泉「ですねぇ……」

長門「……」ペラ

ハルヒ「なんであんたはいっつもそうなわけ!?だいたい、あんたはねぇ!」

アスカ「やっかましいわよ!変人!あんな変な団作って!へんなやつぅー!そんなやつにそんなこといわれても、なーんにも感じないわねー!」

ハルヒ「な、なんですってえええ!?」

キョン「はぁ……相変わらず奴らはやかましいし、なんで俺がまた中学生せにゃあならんのだ」

シンジ「ん?なんかいった?キョンくん」

キョン「いやなにも」

カヲル「ふふっ。君と一樹くんはいつも秘密を共有しているね。少し羨ましいな?」

キョン「やめろ離れろ鬱陶しい」

と、こうなったわけだ。


part2に続く

両手に花状態でしたwwww



逝ってきましたよ、グループディスカッションに。

6人1チームになって、一つの意見にまとめるプロセスをみる選考ですた。

そこでなんと、自分の両隣に女の子が座るという何とも嬉しい、いや危険な状態になってしまいまいたwwwww

座る瞬間に、まずいと思って席に座るのを躊躇ってしまったほどですwwwww



普段両隣に女の子が座る事なんて地球に隕石が降ってくるくらいの確率でないガーネットとしては、動揺しまくりでしたwwww

なんたって、意外とかわいかったwwww



そんな中で、自分の意見を始めの時間でまとめて、ディスカッションが始まりました。

右の子が積極的で全体を引っ張る形になり、自分は全体を見ながらタイムキーピングとか意見を言っていました。

ディスカッションが進むうちに、緊張がほぐれてきて、女の子と会話することにちょっと有頂天!!

楽しくなって来たところでディスカッションは終わりました。

しかし、チーム全体としてはそれほど良い意見に集約できなかった\(^o^)/



それにしても、前夜は緊張でなかなか寝付けず小心者ぶりを発揮していたし・・・

当日は、女の子で舞い上がってしまったなんて・・・

何というダメ人間・・・

通過していてくれ・・・



後、涼宮ハルヒの憂鬱の消失編の映画が上映し始めましたね。

映画を見に行くぞ!!

映画館に見に行くぞ!!



俺、このGDの選考通ったら長門とけっ(ry



長門!!

たのむ!!

おまえの力を貸してくれwwwww



               _. --- ._
.         ,..イ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:´ ̄`丶、
       /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
      /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
.    /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヘ
  ∠:ィ:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.',:.:.:.:.:ハ:.:.:.:.:.:\
    /:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.ハ:.:.:|:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:トゝ
.   |:.:':.:.:.:.:.:.:.:|:.:∧:.:.:.:.:!、:.:.!.、:._」',...L:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.N
.   l:.:l:.:.:.:|:.:.:下'ト ヽ:.:.:| x|'´\! ',:l:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.|
    V||:.:.:.V:.:.|,ィ=ミ、\!  ィイ¨'トヽ:.:.:.:.:ハ:.:トソ
      リ、:.:.:.\|:{ ヒ,ハ::::::::::::::::ら、j.| |:.:.:.:.,'ノ〉:|′
        ヽN:.:.:.:| ー‐'::::::::::::::::::ー-' ,!:.:.:./イ/ヾ
        l∧:.:.ヽ   '_     /:.:.// '′
           \:.|`  _,..__ .ィ ./:.:./ー、
          `rァ ´ /  l  ,./:.:/  ∧
            /′ /三ミ 、///     ヽ
         / .′ /   `y ´      ヘ.
        ,′|  |   /     .ィ´ ̄ヽ.〉
          /  .|  |  /      ,.'´    |

履歴書を書くプレッシャーときたら・・・



履歴書を書き終わったぜ・・・

何というプレッシャー・・・

一字でもミスしたら、そこで終了。

修正液なんて使えやしない・・・

書き終わって、力尽きた感がある・・・


そういえば、このプレッシャー、圧迫感どこかで感じたことがある。

あれだ。東方紅魔郷でボムなしでレミリア・スカーレットに挑んだ時だ・・・

迫り来る弾幕にピチューンしないように必死に避けていた。

そんな感覚を思い出した。



話は変わるけど、自己PRが鬼畜過ぎwwwww

普段、リア充乙!!

リア充氏ね、リア充氏ね、爆h(ry





とか考えていた俺涙目wwwww

コレと言って口に出して自慢できることがないwwwww

まぁ、きっと色々能力とかあるかも知れないが、うまく言語化できない。

情報の伝達に齟齬が発生すること必須!!

俺の最後の砦は学歴か・・・


そんなわけで明日はグループディスカッションに逝ってきます。




       見えませ~ん
∥    |     ∨
∥現実 ∧_∧   .ヘ∧
∥ \ ( ・∀・) (゚A●)
|| ̄ ̄⊂   )  (   と)
凵    し`J   U U

 ___  読めませ~ん
∥    |     ∨
∥空気 ∧_∧   .ヘ∧
∥ \ ( ・∀・) (゚A●)
|| ̄ ̄⊂   )  (   と)
凵    し`J   U U

 ___  知りませ~ん
∥    |     ∨
∥常識 ∧_∧   .ヘ∧
∥ \ ( ・∀・) (゚A●)
|| ̄ ̄⊂   )  (   と)
凵    し`J   U U

 ___  ありませ~ん
∥    |     ∨
∥未来 ∧_∧   .ヘ∧
∥ \ ( ・∀・) (゚A●)
|| ̄ ̄⊂   )   (  と)
凵    し`J   U U

就職活動も本格化…



とりあえず、エントリーシートや筆記試験をパスしてグループディスカッションなどの1次審査に進める企業がちらほら出てきました。

でも、改めて内定までの道を考えてみると、

説明会参加
  ↓
エントリーシートor筆記試験
  ↓
第一次面接(GD)
  ↓
第二次面接
  ↓
第三次面接
  ↓
第四次面接
  ↓
 内 定

こんな事を繰り返す必要があるなんて・・・

5社の企業をターゲットにするだけでも20回位会社に訪問しないといけないのか。

白黒はっきりとつけてくれた方がむしろ楽だったりして・・・

この2ヶ月は大変そうだな。

まぁ、めんどくさいとも言ってられないんで頑張るしかないが。



あれもこれもリ○ルートのせいじゃないか?

というよりも、ネットのせいで就職活動がよけいにめんどくさくなっている気がする。

安易にエントリーすることができるから、採用人数100人程度に何千、何万の人が志望なんてことになってしまう。

インターネットのせいで、逆に自分にあった仕事を見つけることができなくなってしまったら下も子もないよね。

とりあえず、面接童貞を越えなければ。

祈られすぎて仏になる前に、内定をいただきたい。




          ____
       / \  /\  キリッ
.     / (ー)  (ー)\
    /   ⌒(__人__)⌒ \   御社に必要な人材だお
    |      |r┬-|    |   
     \     `ー'´   /   
    ノ            \
  /´               ヽ

            ___
       /      \
      /ノ  \   u. \ !?
    / (●)  (●)    \ 
    |   (__人__)    u.   | クスクス>
     \ u.` ⌒´      /
    ノ           \
  /´               ヽ

         ____
<クスクス   /       \!??
      /  u   ノ  \
    /      u (●)  \
    |         (__人__)|
     \    u   .` ⌒/
    ノ           \
  /´               ヽ

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